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間取り

リビング学習用の「スタディカウンター」のメリット・デメリット。奥行きなどの工夫や、後付けの簡単な方法も

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2018年に注文住宅を建てる際、「リビングの一角に、子どもが使える勉強用カウンター(スタディカウンター)を作る」ことを重視していました。

実際に、リビングに作ったL字のスタディカウンターは、かなり活躍しています。

でも、結局使わなかった、いらなかった…とならないように、子どもに気に入って活用してもらうためには、カウンターの作り方にコツが必要かも…!と思います。

例えば、わが家がパソコン用に作ったカウンターや寝室のカウンターには、ちょっと失敗・後悔した点がありました。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSE online (住まい)でも記事を書いています(ペンネーム:東島由樹)

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実際に作ってみて、失敗したスタディ・パソコンカウンター2つ

実際に我が家が作ってみたけれどいまいち使いづらい…というカウンターが2か所もあります!

使いづらいパソコンカウンター(壁に向かう・奥行が浅い)

ダイニング後ろの壁に、「パソコン用のカウンター」を作ったのですが、結局、パソコンカウンターとしては使わず…。私も夫も、パソコン作業はダイニングテーブルでしています。

理由は、壁に向かってパソコン作業は落ち着かない、「うしろからのぞき込まれるかもしれないという落ち着かなさ」があるから。

また、カウンターの奥行きがちょっと浅く(30㎝)、大きめのノートパソコンだとちょっと不安定になるためです。

ダイニングテーブルでのパソコン作業が終わった後、すぐにこのカウンターの上にしまえるので、食事前後の片づけもとてもラクで助かってはいますが…パソコンカウンターとしては失敗でした。

使いづらい寝室のカウンター(暗くて閉塞感がある)

こちらは、寝室の一角に作った書斎風のスペース(カウンター+吊り本棚)。夫の希望で作ったスペースで、テレワークに使った時期もありましたが…ほんの少しだけでした。

このカウンターの奥行きは40㎝ほど。パソコンは置ける奥行きですが、パソコンの手前に何かを置く…というのには少し余裕がありません。

何よりも、寝室としての想定しかしていなかったため照明が暗く、日当たりもよくない部屋。ライトを置いても、どうにも暗い。その上、座ると、窓もなく暗い壁に向かう形になるので、閉塞感があります。

そのため、正直、ワークスペースとしては使いにくいです…。

失敗するくらいなら、後付け(デスクを置く)ほうがいい

結局、夫がテレワークをする際は、寝室の書斎風カウンターではなく、子供部屋の、窓に向かっている学習デスクのほうが、明るくて使いやすいと言ってました。

実際、テレワークやオンライン会議を子供部屋でやっていることのほうが多かったです。

「リビングに学習机」が便利だった経験あり

以前、しばらくの間だけ仮住まいで住んでいた家で、子供部屋が狭かったので、リビングに学習机を2個置いたことがありました。

少しごちゃっとするし、リビングに生活感は出てしまいます。

でも、子供は帰ってきたらすぐにランドセルを置けて、すぐに宿題にとりかかれる。親も連絡帳や宿題のチェックがしやすい。

机は、窓の前に置いていたので、座った時も目の前が暗くない。居心地が良いようで、子供たちは勉強以外の目的でもよく机に座っていました。

スタディカウンターがない場合は、学習机をリビングに置く、というのもありだなと感じました。

机

ただし、今の家のリビング横の、「畳コーナー」に置いた真ん中の子用のデスクは、物置と化しています…。やはり壁に向かうのはいまいちかも。それに、鉛筆やけしカスなどで畳が汚れやすくてちょっと後悔…。

リビング学習用として活躍!リビングのL字スタディカウンターの奥行き・間取りなどの工夫

リビングに作ったL字型の大きめのスタディカウンターは、使いやすく、とても活躍しています。

それは作るにあたって工夫した、以下のようなコツのおかげかな…と自負しています。

  • コツ1:スタディカウンターは壁に向かわない(もしくは窓がある)といい
  • コツ2:後ろが壁などで、人が通らないと落ち着く
  • コツ3:カウンターの幅、奥行きに、十分なサイズがあるといい
  • コツ4:近くに収納スペースがあると便利(時間割もここでOK)

コツ1:スタディカウンターは壁に向かわない(もしくは窓がある)といい

雑誌やネットなどで間取りを見ていると、スタディカウンターが壁に向かって設けられている間取りをよく見ます。

我が家も、最初はこんな感じの壁に向かった勉強用カウンターをイメージしていたのですが、間取りの関係もあり、壁に向かわないカウンターになりました。

こうなった結果、とてもよい!ということが分かってきました。

なぜなら、勉強をするときに、ずっと壁に向かうのと、目の前が抜けているのとでは、気分が違うからです。

カウンターに座ると、目の前は畳スペース、そして大きな掃き出し窓があり、視線はバッチリ抜けていて、息がつまりにくいです。

(もし目の前が壁でも、大きめの窓とかがあって、かつ外からの視線が気にならなければOKだと思います)

長女も、目の前が壁ではないし、むしろテレビも見れてしまうこのカウンターの位置と向きが、長く居ても心地よいポイントだと言っています。

また、壁に向かわないのでとても明るくて、手元用の照明もいらないです。(夜はさすがにダウンライトを付けますが)

コツ2:後ろが壁などで、人が通らないと落ち着く

また、後ろは誰も通らない(壁など)で、落ち着くというのも大切なポイント。

カフェで一人で座る時も、後ろが壁の方が落ち着きますよね。

コツ3:カウンターの幅、奥行きが十分なサイズがあるといい

カウンターがあっても、ある程度の幅はもちろんですが、奥行きが小さすぎるとテキストとノートと筆箱と、さらにはタブレットも…と広げる時に不便です。

勉強を想定して、主に勉強スペースとして使うことを想定した壁側の机は、奥行きが深めになっています。(約52㎝)(奥行が浅いほうも約45㎝あります)

また、カウンターの幅も、そこそこの長さを意識して作ってあります。子どもが3人は座れるサイズですが、テキストやらなにやらを置くと考えると2人が限界な感じで使っています。

コツ4:近くに収納スペースがあると便利(時間割もここでOK)

勉強をするには、テキストやノートや文房具や、いろいろと物が必要なので、わが家はカウンターの後ろに、階段上スペースを利用した収納を造り付けにしました。(階段上の収納なので、腰高上のみの収納)

この中に、学校の教科書やノート、塾のテキストなどが収納されていて、毎朝のランドセルの中身・持ち物の出し入れも、ほぼこの棚で済んでしまいます。

ちなみに、お絵かきグッズなどは、カウンターの足元で、ダイソーのソフトバスケットを使って収納しています。

掘りごたつは、ごみがたまりやすく掃除もちょっと大変というデメリットはありますが、総合的には作ってよかったと思っています。

リビングのスタディカウンターの「メリット」と「デメリット」

マガジンラック

リビングに、スタディカウンターを造作すると、メリットがたくさんあります。でも、デメリットもあるのもやはり事実…。

リビングにスタディカウンターを作る「メリット」

上記の通り、我が家が作ってみて失敗したカウンターもありますが、リビングに作った勉強用のカウンターはメリットがたくさんある…と感じています。

  • ダイニングテーブルが散らからない
  • 子供たちが勉強に取り掛かりやすい・空調もきいている
  • 勉強以外にも様々な用途で使える
  • 机を別で買って置くよりもスッキリとして見える
  • 明るいカウンターが作りやすい

リビングにカウンターがないと、リビング学習をする場所になるのはやっぱりダイニングテーブル。

そこで勉強道具を広げると、ご飯の準備をする際に、道具を片付ける必要があってとても面倒です。(前の家でこの面倒さをかなり味わいました…。)

リビングにカウンターがあれば、ダイニングテーブルが散らかったり消しカスで汚れたり、というのを防げます!

また、子供たちも、リビングにカウンターがあれば、すぐに道具を取り出して宿題ができる。ご飯の前後も移動が楽で、テレビも見れていい、と言っています。

リビングにあるのでエアコンでの空調もバッチリ利いているし、とても快適です。

他にも、私のアイロンがけや、お裁縫、コーヒータイムにちょっと腰掛ける、末っ子のお絵かき、色紙、工作、アクアビーズアート、ドリル、ちゃれんじ…などでもカウンターは大活躍。

もし勉強ではあまり使わなかった場合も、大人も子供もとにかくいろいろな用途で使えるので、わが家はあってよかったと思っています。

机を買ってきてリビングに置く、というのでも用途としては十分なのですが、やっぱり造り付けの方が見た目はすっきりとします。

他の「遊ぶ場所」「くつろぐ場所」などと違って、座って勉強などをする場所として、しっかり空間的に役割を分ける、「ゾーニング」ができるというメリットもあります。

そして、リビング内なら、カウンターに座ったら、目の前は開けた明るいスペース、というカウンターを作りやすいです。

窓もたくさんあって明るいリビングの一画なので、勉強をしているときも閉塞感がありません。

私も夫も大学受験の時の自宅学習は主に「リビング」だった、という経験があります。個室にこもって勉強をしていた時期ももちろんあるのですが、どうしても途中で息がつまってしまったり、寂しくなったり。リビングやカフェなど、ある程度人の目や音がある場所のほうが、私は勉強に集中できました。

リビングのスタディカウンターの「デメリット」

  • テレビや家族の声で気が散るかもしれない
  • リビングが勉強道具でごちゃつく可能性がある
  • カウンターや側面、足元が、消しカスなどで汚れることがある
  • 使いづらい場合は邪魔・無駄になるかもしれないし、撤去するのは大変
  • 設置するにもお金がかかる

カウンターの作り方次第では、あまり使われず、物置になってしまったり、もったいない場所になってしまうかもしれません…。

しかも設置にもお金がかかるうえに、撤去するにもお金がかかって手間だったりします。

また、子供の性格や時期によっては、個室で勉強したほうが集中できる、親や兄弟がいる場所だと落ち着かない、という場合もあると思います。

小中学生のころはリビングがちょうどよかったけれど高校生になったら個室がよくなるとか、またその逆のこともあり得ます。

まとめ。「リビングにL字のスタディカウンター」作ってよかった

リビングに気軽に勉強にとりかかれる場所があると勉強がしやすいです。

親も見守れるし、ダイニングテーブルで勉強をするよりも、食事前後の片づけもらくちんです。

とにかく、わが家ではリビングのL字型のスタディカウンターは本当に大活躍しています!

今後、子どもたちが勉強に使わなくなったら、そして老後を迎えたら、段差もあるスペースなのでもしかしたら今ほどは使わなくなる可能性もあります。

でも、私や夫のパソコンスペースや読書、お茶を飲む場所や、引き続きアイロンやお裁縫など家事のスペースとして、使う気は満々です。

末っ子がおもちゃで遊ぶ場所や、テレビを見てくつろぐ場所とをゆるやかに分けるという意味で、スタディカウンターのおかげで「ゾーニング」ができた、というメリットも感じています。

ただ、ちょっと失敗した、「パソコンカウンター」と「寝室のカウンター」は少しもったいないかも。でも、プリンターや書類置き、使っていない時のノートパソコン置き場、テレビ台としてなど、物置きとして使われてはいるし、作ってよかったとは思っています。

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