2018年築の注文住宅の我が家ですが、「リビングの一角に、子どもが2、3人同時に使える勉強用カウンター(スタディカウンター)を作る」ことを重視していました。
リビングでの勉強なんて…本当に使うの?と思うかもしれませんが、我が家は建ててから5年以上たった今も、大活躍中です!
でも、子どもに気に入ってもらえてしっかりと使われるためには、カウンターの作り方にも注意が必要かも…!と思います。

「リビングにスタディカウンターが欲しい」と思った理由
私も夫も、大学受験の時の自宅学習は主に「リビング」だった、という経験があり、
リビングに勉強用のカウンターを作りたい、という強い希望がありました。
個室にこもって勉強をしていた時期ももちろんあるのですが、どうしても途中で息がつまってしまったり、一人だからこそ誰の目もないので気が散ってしまい、漫画を読みだして止まらなくなることも…。
でも、図書館やカフェなど、人目が適度にある場所の方が勉強しやすいのと同じように、
リビングで、家族の存在がある方が、息もつまらないし、意外と集中できるのです。
また、リビング学習のメリットとして、「うるさい場所でも集中する力が付く」というものもあるそうです!
【我が家の約2畳のスタディカウンターの現状】

長女はすっかりカウンターの主(ヌシ)に
長女は、ごはんを食べるとき以外は、だいたい、リビングのスタディカウンターにいます。
宿題が多いので、部活が終わって帰ってきたら常にそこが彼女の定位置!
本当にこのカウンターがあって良かった…と思います。
下の子たちがうるさい時は時々、個室に行くこともあるのですが、リビングの勉強カウンターの方が圧倒的に使われています。
小学校高学年から使い始めて今は高校生になりましたが、かなり長い間ずっと彼女の居場所になっています。
勉強以外にも様々な用途で使われている
他にも、私のアイロンがけや、お裁縫、コーヒータイムにちょっと腰掛ける、末っ子のお絵かき、色紙、工作、アクアビーズアート、ドリル、ちゃれんじ…などでもカウンターは大活躍。

でもなぜか我が家の男子は床に寝そべって宿題をするので困っていますが…。
【スタディカウンターの作り方のコツ・おすすめ】
1、スタディカウンターは壁に向かわない(もしくは窓がある)
雑誌やネットなどで間取りを見ていると、スタディカウンターが壁に向かって設けられている間取りをよく見ます。

我が家も、最初はこんな感じの壁に向かった勉強用カウンターをイメージしていたのですが…、
間取りの関係もあり、壁に向かわないカウンターになりました。


こうなった結果、とてもよい!ということが分かってきました。
なぜなら、勉強をするときに、ずっと壁に向かうのと、目の前が抜けているのとでは、気分が違うからです。
カウンターに座ると、目の前は畳スペース、そして大きな掃き出し窓があり、視線はバッチリ抜けていて、息がつまらないのです。
もし目の前が壁でも、大きめの窓とかがあって、かつ外からの視線が気にならなければGOODだと思うのですが、なかなか難しいかもしれません。
長女も、目の前が壁ではないし、むしろテレビも見れてしまうこのカウンターの位置と向きが、長く居ても心地よいポイントだと言っています。

また、壁に向かわないのでとても明るくて、手元用の照明もいらないです。(夜はさすがにダウンライトを付けますが)
2、カウンターに座ったとき、後ろが壁で人が通らない
また、後ろは誰も通らない(壁など)で、落ち着くというのも大切なポイント。
カフェで一人で座る時も、後ろが壁の方が落ち着きますよね。
3、カウンターの幅、奥行きが十分なサイズ
カウンターがあっても、幅や奥行きが小さすぎるとテキストとノートと筆箱と…と広げる時に不便です。
勉強を想定して、長女が座る側は奥行きが深めになっています。(約52㎝)

また、カウンターの幅も、そこそこの長さを意識して作ってあります。子どもが3人は座れるサイズですが、テキストやらなにやらを置くと考えると2人が限界な感じで使っています。

4、近くに収納スペースがある
勉強をするには、テキストやノートや文房具や、いろいろと物が必要ですよね。
そのため、カウンターのそばに、しっかり勉強道具が入れられる収納スペースがあった方が絶対に使い勝手がいいです。
我が家はカウンターの後ろに、階段上スペースを利用した収納があります。

この中に、子どもたちの学校の教科書やノート、塾のテキスト、私のアイロン(笑)、などがぎっしりと収納されています。
そのため、毎朝のランドセルの中身・持ち物の出し入れも、ほぼこの棚で済んでしまいます。
もちろん体操着や習字セット・絵具セットなどは、各個人の部屋や2階のWICなどに収納されているのですが、勉強関連はほぼここです。
この収納のおかげで、すぐに勉強が始められるため、やる気が出ればすぐに始められるし、周囲もゴチャゴチャしないので集中しやすいと思います。
もちろんカウンターの上に置きっぱなしにされているテキストなんかもよくあるのですが(笑)。
また、足元にも一応ものが置けるので、ダイソーのランドリーバケツなどを使って、塗り絵やらテキストやらプリントやらを収納しています。(少し取り出しづらさはあるしゴミもたまりますが笑)

【少し失敗?】パソコンスペースはダイニング後ろのカウンター

当初は、スタディカウンターをパソコンスペースとしても使おうと思っていましたが、
間取りを考えているうちに、スタディカウンターはおそらく子ども用のスペースになるだろうと想像。
そこで、パソコン(ノート型)用のカウンターは、ダイニングテーブルのうしろに設けたのですが、そこはプリンターと、使っていないときのパソコンの置き場+充電スペースになっていて、
主にパソコン作業はダイニングテーブルで行われています笑。


やっぱり、壁に向かってパソコン作業は落ち着かないというかちょっと気分が上がらないというか…、
「うしろからのぞき込まれるかもしれないという落ち着かなさ」もあり、夫婦ともに、結局ダイニングテーブルでパソコン作業をしています。
また、カウンターの奥行きがちょっと浅く(30㎝)、大きめのノートパソコンだとちょっと不安な感じもしてしまいます。
ダイニングテーブルでのパソコン作業が終わった後、すぐにこのカウンターの上にしまえるので、
食事前後の片づけもとてもラクで助かっていますが。
【まとめ:リビングのカウンターも奥が深い!】
リビングにカウンターを付けても本当に使うの?と思うかもしれませんが、我が家ではカウンターは本当に大活躍しています!
注文住宅にカウンターを付けてみようかな?と考えている方がいたら、2種類くらいのカウンターをリビングに付けてみることをおすすめしたいです。