実家は築30年近くになる、ダイワハウスで建てた家。
外壁や屋根、キッチンなど、何度かリフォームをしていますが、
先日、よく使う1階のトイレをリフォームしたという話を母から聞きました。
そこで、「便座だけ変えればよかったので安くついてよかった!」と言っていました。
どういうこと?トイレのリフォームって全部そうじゃないの?と思ったのですが、最近そのわけが判明。
実は、家を建てる際にわりと安くついた「分離型のトイレ」だと、リフォームがしやすいということがわかりました。
分離型のトイレ(わが家の1階のトイレ)のメリット

わが家の1階のトイレは、タンクのある、ふつうのトイレです。(2018年築の注文住宅)
2階リビングの家なので、メインのトイレは2階。そちらのトイレは、費用をかけてもう少しかっこいい「一体型」のトイレにアップグレードしました。

分離型トイレの大きなメリット「リフォームがしやすい」
正直、家を建てる際は、デザイン性だけで決めました。一体型、分離型というトイレの違いをよく分かっていませんでした。
母の言っていた、トイレのリフォームの際に、「便座とフタ部分だけ変えればよかったので安く済んだ」というのは、分離型のトイレだけができることだったのです。

座る部分の下には、便器がありますが、リフォームの際、分離型の場合は、便器はそのままで、「フタ・便座」の部分だけを新しいものに取り換えればいいので、安く済むというわけです。
一方で、「一体型」のトイレの場合は、便器の部分も変えないといけないので、工事も大がかりだし、費用もかかります。確かに、十何年使って汚れが気になる部分は、便座とフタの部分だろうなと想像できます。
実際、実家のトイレは、母はマメで掃除が得意なのですが、白い便座がどうしても少しずつ変色していたのが気になっていました。
そして、念願だった自動開閉のフタにできた、と母が喜んでいました。
また、ウォシュレットも故障ぎみだったので、新しくできてよかったと。
でも、下の「便器」の部分は、汚れなどは特に気にならなかったし、フタと便座が新しくなったおかげで、とてもきれいになった!と思いました。
わが家も、この1階の分離型のトイレをリフォームする際は、フタと便座だけを新しくすれば満足できるだろうなと思っています。
分離型のトイレのデメリット
ただし、リフォームがしやすい分離型のトイレにもやっぱりデメリットがあります。
掃除がしにくい(すきまがある)

便座フタと、タンクの間に、微妙な隙間があり、ここが掃除しづらいです。

いちおう、ずらすことはできますが、ずらすのも、戻すのも、ちょっと面倒。
たまにしか掃除ができません…。
一方で、一体型のトイレは、タンクとの間にあまり隙間がありません。

タンクとふたの間がなめらかな曲線でつながっているので、変な溝が生まれないデザインになっています。
(でも実際は、この形のトイレも、微妙にずらして掃除しないといけない場所があるのですが)
デザイン性がいまいち

もうひとつの分離型のトイレのデメリットは、デザイン性です。
やはり、見た目としてはかっこよくはないし、ふつうのシンプルなトイレ…という感じです。
かっこいい注文住宅にしたい方なら、おそらくあまり選ばないデザインですよね…最近はタンクレストイレも大人気ですし。確かにかっこいいですよね。
しかもわが家の1階トイレは、階段下に作ったので上のほうに階段のでこぼこが見えているし、
壁紙もアクセントクロスがなくふつうの白いクロス。
もう少し、アクセントクロスでおしゃれにすればよかったかな…という後悔はあります。
でも、リフォームの際は安く簡単にすみそうだし、その点においては、1階のトイレは分離型にしておいてよかったな…と思っています。