2018年築の注文住宅の我が家、シンボルツリーは、オリーブ。
いただきもののオリーブの苗を、小さな花壇に自分で植えて育てています。
引き渡しの頃は、オリーブを植えるのに向かない季節だったので、ちょっとお庭はさみしいままで残念だったのですが、引っ越して落ち着いてから、季節が変わってから植えるのがいいね…ということで、しばらく待ってから植えました。

小さな花壇ですが、なんとなく、シンボルツリーだけでは、さみしい…?
オリーブの成長や、虫害のことを考えると、株元にあまり植えない方がよいらしいのですが、土がむき出しだと味気ないし、猫のフン害にも遭いやすくなるし、やっぱりオリーブだけではさみしい。
そこで、「グランドカバー」は何にすればいいのか?と考えながら、いくつかの段階に分けて植えてみては、いろいろと試行錯誤してきました。
その1:「ハツユキカズラ」や「アイビー」
2018年夏に引っ越した当初は、花壇には何も植えていなかったのですが、9月頃になって、何も植えていないのがさみしくなり、
グランドカバーってこんな感じかな?と想像しながら、「ハツユキカズラ」や「アイビー」などを近所のお花屋さんで買ってきて、とりあえず植えてみました。
こちらは2018年の9月頃に植えたものです。

ちなみに、白い花のように見えるのが、白い葉がきれいなハツユキカズラ。
そのまわりにある多肉系植物みたいな丸い葉と、ピンクの小さなお花が見えるのが、おそらく、ミセバヤという植物(ちょっと定かではありません)。

その後ハツユキカズラとアイビーはとても元気に育ちましたが、しばらく後に、ミセバヤはハツユキカズラに負けたのか枯れてしまったようになったので抜いてしまいました。


ほぼ手入れされず伸びっぱなしなので決して美しくはないですが…。
こちらは2023年8月のハツユキカズラ。

2018年10月頃にシンボルツリーのオリーブを同じ花壇に植えた後も、特にハツユキカズラがどんどん増えてビックリです。
2株しか植えなかったのにどんどん増えて、しっかりグランドをカバーしてくれています笑。
強烈な西日も当たる場所にありますが、強いです…
時々、日焼けや乾燥のためか、葉っぱが茶色くなってしまいますが、茶色い葉を取り除いたり剪定したりしていると、いつの間にかきれいな葉がまた増えています。すごく強い植物だなあと実感しています。
ただ、とにかくハツユキカズラの成長力がすごすぎて、夏頃に放っておくと本当にモッサモサになるので、大規模な剪定が必要です!!
全く何も手入れをしたくない、という人には向かないかもしれません。
シンボルツリーの根元がモサモサになりすぎないように注意
花壇にしっかり植物が植わっていて土があまり見えなければ、見た目的にもよいし、野良猫にフンをされる害も防げるので、グランドカバーは便利です。
ただし、オリーブなどシンボルツリーの根元には本当は何もない方がいいそうなので、あまりに敷き詰めすぎないようにも気を付けないと…と思います。

その後、アイビーもしっかりと生い茂ってくれて、むしろ剪定が必要になるくらいです!本当に強い植物です。→その後、全部抜くことに…。
ハツユキカズラも本当に強くて、夏は西日の当たる過酷な環境、冬はそこそこ寒くて雪もたまに降る地域ですが、まる4年以上とっても元気で、ぐんぐん陣地を広げています。もさもさになりすぎないように、時々剪定が必要なくらいです!
→アイビーを抜いたあと、ハツユキカズラがさらに元気になりどんどん増殖していて、剪定が大変です!アイビーを抜いたあとの場所には雑草が生えてきて、ちょっと困った…。
その2:一年草
ハツユキカズラやアイビーなどをとりあえず植えたのが2018年9月、それからしばらくたって10月頃に、シンボルツリーのオリーブの苗木を、花壇に植えました。
その後も、グランドカバーに何を植えたらいいか?試行錯誤してきました。

オリーブの株元から少し離した場所に、季節のお花を、秋と春に植え替えています。
花壇に植えた花は、最初だけ少し水やりをすれば、あとは水やりいらずで楽に育ってくれることが多いし、すぐ枯らしてしまうこともありますが一年草は安いので痛手も少ないし、とにかく華やかでかわいいお花が多いので、すごくいい感じになります。
晩秋頃に、秋~冬~春まで咲く、ビオラやパンジー、アリッサム、ガーデンシクラメン、イベリスなどを植えてきましたが、最近は失敗することも多くて、ビオラなどは鉢植えにするようになりました。

晩春頃に、春~夏~秋まで咲く、ニチニチソウ、ペンタス、ユーフォルビア、アメリカンブルー、ブルーサルビアなどを植えてきました。こちらの場合はほぼ失敗なく元気に育ってくれます。また宿根草のはずのエキナセアも何度か育ててきましたが秋・冬頃にダメになってしまうことが多かったです涙。

その3:何年か咲いてくれた花も(ナデシコ・キンギョソウ)
ダイアンサス(ナデシコ)

ダイアンサス(ナデシコ)が、花壇で、冬も夏も意外と枯れずにいてくれて、花を咲かせてくれているので、なかなか強いなあと思いながら育てていました。
時々伸びすぎたのを剪定するくらいでしたが、2年ほど経っても咲いてくれていました。
ただその後、春頃に、花を咲かせていたのですが、葉のところどころに黒いぽつぽつがあり、病気にかかってしまったようだったので、全部抜いてしまいました…。
キンギョソウ

2019年秋頃に買ってきて植えた赤いキンギョソウですが、一年草だと思って冬頃に抜いたつもりだったのが、まだ残っていたらしく、毎年春になると、ハツユキカズラの脇から出てきて元気な花を咲かせてくれてビックリします笑。
2023年春にも元気に咲いてくれました。たぶん我が家で一番長寿なお花になっています。
その4:ハーブ類
ローズマリー
シンボルツリーのオリーブが2m以上になり大きくなってきた頃、
シンボルツリーの花壇の脇あたりに、もう一つくらい、植え替えの必要ない、背が高く存在感のある植物(低木)が欲しいなと思い、「ローズマリー」をオリーブの隣に植えて育てています。

一度、小さめのローズマリーの苗をプランターに植えてみたところ失敗して枯らしてしまったのですが、大きめの苗を花壇に植えたらとても強くて、どんどん大きくなってくれています。
少し剪定が大変な面もあるくらい(笑)成長力がすごいですし、虫や病気に負けることもなく本当に元気です。
しかも切り取った先端を使っての「さし芽」も成功して、根がしっかりと出てくれたので、鉢植えでも育てています。(その後枯らしてしまいましたが涙)
ちなみにローズマリーには、たてに伸びていくものだけではなく、這って横に伸びていくタイプのものもあるそうなので、そちらはよりグランドカバーに適しているのかも?でもあまりシンボルツリーの根元を覆い過ぎないほうがいいので、立ち性でも問題ないようにも思います。(立ち性の場合も剪定は必要ですが)

鉢植えでは何度も失敗したのに、庭に植えたローズマリーはすごく強くて、どんどん成長しています…!
放っておくと木質化して、すごく硬くなってしまうので、年に何度か、ばっさりと剪定しています。
よく切れる剪定用のはさみがあると便利です。

ラベンダー
またその後、ビバホームで購入した「植えっぱ苗」の「ラベンダー」を植えたところ、枯れずにずっとシルバー系のきれいな常緑樹のように花壇で存在感を放ってくれています。

放っておいても平気そうなのでとても楽です。が、あっという間にけっこう大きくなるので、こちらも時々剪定が必要です。
花を咲かせる時期は短いですが、シルバーリーフがきれいなので気に入っています。(写真は2023年5月にたくさん花を咲かせた頃。その後、かなり木質化していて、たくさん剪定しましたが、新しい部分も出てきているようです。)

その5:アイビーを撤去…つる性植物には要注意

写真は2022年11月頃。
アイビーは、3年4年経っても、ぐんぐんと増殖していき、花壇の外まではみ出してどんどん成長していくので、怖くなって先日、全部抜いてしまいました。(2023年4月頃)
いずれ、手入れができなくなった時に、家全体を覆われてしまうのではないか!?笑、という不安からです。
我が家のシンボルツリー(オリーブ)の花壇は、とても小さいので、他の強すぎる植物でいっぱいになってしまうと、オリーブに影響があるだろうし、虫が隠れる場所になってしまうので、よくないと考えました。
実際、ものすごく根が太く張っていて抜くのにすごく苦労しました。まだ根が残っていてまた生えてくる可能性もありますね。
→その後、夏にかけて、アイビーがなくなった部分に雑草が生えてきたり、一緒に花壇に植えていたハツユキカズラが幅を利かせてどんどん増殖していくので、剪定が大変になったりしてしまいました!アイビーを抜かないほうがよかったのかな…?

検討したけれどやめた植物とその理由
タイム”ロンギーカウリス”(クリーピングタイム)
また、例えば、「グランドカバー」で調べると、とても強くて育てやすくしかもきれいで、ぜひ植えてみたいと思ったのが、「タイム”ロンギーカウリス”」(クリーピングタイム)。
今、我が家でも平たいプランターで育ててみているのですが、夏や冬に一度枯れそうになって心配したのに、春になってまた新しい緑がたくさん出てきて驚いているところです。
しかもとうとう花も咲かせました!

これはなかなか強そうです…!
これを地植えするとなかなかの強さで増えていきそうで、オリーブに悪影響になってはいけないので、結局プランターのままです。
ヒメツルソバ(ポリゴナム)

そしてグランドカバーとして有名なのが「ヒメツルソバ(ポリゴナム)」。ちいさなピンクの丸いお花がとてもかわいいです。
とても強く、横に広がって増えていくとのことなのでグランドカバーに最適だと思います。
が、こちらもなかなか強そうなので、我が家の狭い花壇では植えるのは辞めています。

実際にヒメツルソバを、グランドカバーやちょっとした隙間の雑草防止のために植えられているお宅がご近所にありますが、とてもかわいくグランドカバーしてくれています。
もっと大きな花壇があったら植えてみたかったなあと思います。
まとめ:グランドカバーは適度に
グランドカバーに向いている植物は、放っておいても増えていってくれて楽ですが、
剪定をしたり、調整をしたりしないと、花壇がものすごいことになってしまいます!
(そのため我が家も、アイビーは抜いてしまったし、ハツユキカズラとローズマリー、ラベンダー、ダイアンサスは適宜剪定しているし、本当に思った以上に成長するのでけっこう手間がかかります。)
もし花壇が小さいなら、シンボルツリーだけにするか、もしくは、半年ほどで役目を終える一年草の方が、華やかだし、シンボルツリーへの影響も少ないかもしれません。
我が家のシンボルツリーの「オリーブ」の育て方については、NHKの12か月栽培ナビがわかりやすくてとてもおすすめです!月ごとのケアをわかりやすく解説してくれているので、私もたびたび開いています。
