2018年築の注文住宅の我が家、シンボルツリーは、オリーブ。
いただき物のオリーブの苗を、小さな花壇に自分で植えて育てています。
引き渡しの頃は、オリーブを植えるのに向かない季節だったので、ちょっとお庭はさみしいままで残念だったのですが、
引っ越して落ち着いてから、季節が変わってから植えるのがいいね…ということで、しばらく待ってから植えました。

小さな花壇ですが、なんとなく、シンボルツリーだけでは、さみしい…?
オリーブの成長や、虫害のことを考えると、株元にあまり植えない方がよいらしいのですが、土がむき出しだと味気ないし、猫のフン害にも遭いやすくなるし、やっぱりオリーブだけではさみしい。
そこで、「グランドカバー」は何にすればいいのか?と考えながら、いくつかの段階に分けて植えてみました。
ステップ1:「ハツユキカズラ」や「アイビー」
引っ越した当初、グランドカバーって、なんかこんな感じかな?と思い、お花屋さんで見つけてきた、「ハツユキカズラ」や「アイビー」などをとりあえず植えてみました。
こちらは2019年の秋頃に植えたものです。

ちなみに、白い花のように見えるのが、白い葉がきれいなハツユキカズラ。
そのまわりにある多肉系植物みたいな丸い葉と、ピンクの小さなお花が見えるのが、おそらく、ミセバヤという植物(ちょっと定かではありません)。
ハツユキカズラとアイビー、ミセバヤ(?)は、冬も越えて、夏も越えて、丸一年が経ちましたが、今のところとても元気です。
ハツユキカズラは時々、日焼けや乾燥のためか、葉っぱが茶色くなってしまいますが、茶色い葉を取り除いたり剪定したりしていると、いつの間にかきれいな葉がまた増えています。すごく強い植物だなあと実感しています。

その後、約3年が経ちましたが、ハツユキカズラとアイビーはあいかわらずとても元気です。このしばらく後に、ミセバヤはハツユキカズラに負けたのか枯れてしまったようになったので抜いてしまいました。


ほぼ手入れされず伸びっぱなしなので決して美しくはないですが…。
特に、ハツユキカズラが増えてビックリです。
2株しか植えなかったのにどんどん増えて、しっかりグランドをカバーしてくれています笑。
右上が少しあいていますが、夏前に植えた何かの植物が枯れてしまい、抜いてしまった後です。(猫のフン害予防に、とりあえず石を置いています。)
それに、しっかり植物が植わっていて土があまり見えなければ、野良猫にフンをされる害も防げるので、グランドカバーは便利な面もあるのです。
しかし、オリーブなどシンボルツリーの根元には本当は何もない方がいいそうなので、あまりに敷き詰めすぎないようにも気を付けないと…と思います。

その後、アイビーはしっかりと生い茂ってくれて、むしろ剪定が必要になるくらいです!本当に強い植物です。→その後、全部抜くことに…。
ハツユキカズラも本当に強くて、夏は西日の当たる過酷な環境、冬はそこそこ寒くて雪もたまに降る地域ですが、3年以上とっても元気で、ぐんぐん陣地を広げています。もさもさになりすぎないように、時々剪定が必要なくらいです!
ステップ2:ローズマリー、ラベンダー、ダイアンサス
ローズマリー
シンボルツリーのオリーブが2m以上になり大きくなってきた頃、
シンボルツリーの花壇の脇あたりに、もう一つくらい、植え替えの必要ない、背が高く存在感のある植物(低木)が欲しいなと思い、「ローズマリー」をオリーブの隣に植えて育てています。
一度、小さめの苗をプランターに植えてみたところ失敗してからしてしまったのですが、大きめの苗を花壇に植えたらとても強くて、どんどん大きくなってくれています。
少し剪定が大変な面もあるくらい(笑)成長力がすごいですし、虫や病気に負けることもなく本当に元気です。
しかも切り取った先端を使っての「さし芽」も成功して、根がしっかりと出てくれたので、鉢植えでも育てています。

ちなみにローズマリーには、たてに伸びていくものだけではなく、這って横に伸びていくタイプのものもあるそうなので、そちらはよりグランドカバーに適していそうです。

鉢植えでは何度も失敗したのに、庭に植えたローズマリーはすごく強くて、どんどん成長しています…!
放っておくと木質化して、すごく硬くなってしまうので、年に何度か、ばっさりと剪定しています。
よく切れる剪定用のはさみがあると便利です。
ラベンダー
またその後、ビバホームで購入した「植えっぱ苗」の「ラベンダー」を植えたところ、枯れずにずっとシルバー系のきれいな常緑樹のように花壇で存在感を放ってくれています。
放っておいても平気そうなのでとても楽です。が、あっという間にけっこう大きくなるので、こちらも時々剪定が必要です。
しかもあまり花を咲かせてくれなくて…でも、シルバーリーフがきれいなので気に入ってはいます。
ダイアンサス(ナデシコ)
また、ダイアンサス(ナデシコ)も、花壇で冬も夏も意外と枯れずにいてくれて、花を咲かせてくれているので、なかなか強いなあと思いながら育てています(ほぼほったらかしなのですが2年ほど経ちました)。
→その後、春頃に、花を咲かせていたのですが、葉のところどころに黒いぽつぽつがあり、病気にかかってしまったようだったので、全部抜いてしまいました…。
ステップ3:アイビーを抜いた理由
ただし、アイビーに関しては、3年4年経っても、ぐんぐんと増殖していき、ものすごい生命力を感じ、先日、全部抜いてしまいました。
いずれ、手入れができなくなった時に、家全体を覆われてしまうのではないか…という不安からです。
我が家のシンボルツリー(オリーブ)の花壇は、とても小さいので、他の強すぎる植物でいっぱいになってしまうと、オリーブに影響があるだろうし、虫が隠れる場所になってしまうので、よくないと考えました。
実際、ものすごく根が太く張っていて抜くのにすごく苦労しました。まだ根が残っていてまた生えてくる可能性もありますね。
検討したけれどやめた植物とその理由
タイム”ロンギーカウリス”(クリーピングタイム)
また、例えば、「グランドカバー」で調べると、とても強くて育てやすくしかもきれいで、ぜひ植えてみたいと思ったのが、「タイム”ロンギーカウリス”」(クリーピングタイム)。
今、我が家でも平たいプランターで育ててみているのですが、夏や冬に一度枯れそうになって心配したのに、春になってまた新しい緑がたくさん出てきて驚いているところです。
しかもとうとう花も咲かせました!

これはなかなか強そうです…!
これを地植えするとなかなかの強さで増えていきそうで、オリーブに悪影響になってはいけないので、結局プランターのままです。
ヒメツルソバ(ポリゴナム)
そしてグランドカバーとして有名なのが「ヒメツルソバ(ポリゴナム)」。ちいさなピンクの丸いお花がとてもかわいいです。
とても強く、横に広がって増えていくとのことなのでグランドカバーに最適だと思います。
が、こちらもなかなか強そうなので、我が家の狭い花壇では植えるのは辞めています。

実際にヒメツルソバを、グランドカバーやちょっとした隙間の雑草防止のために植えられているお宅がご近所にありますが、とてもかわいくグランドカバーしてくれています。
もっと大きな花壇があったら植えてみたかったなあと思います。
まとめ:グランドカバーは適度に
グランドカバーに向いている植物は、放っておいても増えていってくれて楽ですが、
剪定をしたり、調整をしたりしないと、花壇がものすごいことになってしまいます!
(そのため我が家も、アイビーは抜いてしまったし、ハツユキカズラとローズマリー、ラベンダー、ダイアンサスは適宜剪定しているし、けっこう手間がかかります。)
もし花壇が小さいなら、シンボルツリーだけにするか、もしくは、半年ほどで役目を終える一年草の方が、華やかだし、シンボルツリーへの影響も少ないかもしれません。