旗竿地に建つ、建売住宅に、何年か住みました。
その間に、少しだけ困ったことがあったのを思い出したので、記録しておこうと思います。
家がどこにあるか、分かりづらい。
新しい土地に家を建てたときは、半年くらいはなかなか新しい住所が地図?に反映されないようで、宅配の人などが困ることがあります。
今住んでいる家も、もともと何かの会社があった土地をいくつかの家に分筆したので、番地以下が新しいものになりました。
そのため、タクシー会社などに住所を伝えても、なかなか分かってもらえませんでした。
特に、旗竿地の場合は、前の家に隠れているので、見つけづらいようでした。
「もう近くに来ているのですが…」と電話がかかってきて、家の特徴を伝えても、建売なので周りと同じような色合い。
名字と住所を書いてある玄関ポールも、旗竿地の「竿」の部分をだいぶ入った位置に置いてあるので、なおさら分かりづらく…。
仕方なく、その辺まで出て、「ここですよ~」ということが、何度かありました(笑)。
車の横を通りづらい。車をキズつけやすい。
竿の部分に車を停めていると、その隙間をカニ歩きで通ることになります。
旗竿地といっても、この竿の部分が余裕があるお宅もあると思いますが、我が家の場合は2.5mほどと、車を停めると本当にわずかの隙間しかありません。
それでも、ギリギリに寄せて停めて置けば、なんとかベビーカーや自転車も通れました。
でも、ある日、あまり寄せていなかったので、ベビーカーがとてもギリギリ!!
ベビーカーはどうしても畳めない状態だったので、どうにかして通さなければならず、じりじりと何とか通り抜けたのですが、後日、
「うわー車にすごいキズが!!」と夫が驚いていて…。しまった、犯人は私です…。
子どもも、うっかり自転車で車をキズつけたこともあり、竿の幅の狭い旗竿地は、要注意ですね…。
また、我が家は車は1台だったので問題なかったのですが、車を2台停める場合は、どっちが奥に停めるか、でも朝はこっちが先に出るから…等々、ちょっと面倒な面もあると思います。
とはいえ、車2台分は停められる場所があるというのは、何かの業者が来るときなどとっても便利!でしたが。
田舎の親が来たら、ビックリされた。
田舎から親が家に来た時、旗竿地を見たことがなかったらしく、ビックリされました。
そりゃ、田舎の地価の安いところには、わざわざ旗竿地は作らないですよね…。
地価が全然、違いますから!
さらに、家の前で記念写真を撮ってもらおうとしたら、「どこが家の正面かわからんなぁ」と(笑)。
家の正面のすぐ目の前に、前の家が迫っていたため、そんな感想が出たそうな。
確かに、我が家の場合は、家を全部写真に入れようとしても難しく、玄関先だけの記念撮影になりました。
また、玄関の前だと、暗いし、かなりナナメからの撮影になってしまうので「旗」と「竿」の境界あたりで撮影しました。そこなら明るさも問題ナシ。

でも、玄関ポールや、1階のお部屋の窓が写真に入り、新しい一戸建ての記念撮影なんだな、と分かるような写真が撮れた!と思います。
その写真を印刷ハガキを、新築祝いをいただいた親戚などへのお返しに添えました。
でも、メリットもあった。
困ったお話ばかり書いたのですが、旗竿地にもメリットはたくさんありましたよ!
今は、南西向きの日当たりのよいところに住んでいますが、暑いしまぶしいし…とこちらもまたデメリットは数々。どんな家にも、困った部分というのはあると思います。