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建売住宅

旗竿地の建売住宅の住み心地。住んでみて分かったこと

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数年前、旗竿地の建売住宅に5年間ほど住んでいました。

住んでみて分かったことは、「良い面もあれば悪い面もある」、それはどんな家でも一緒かな…ということでした。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSE online (住まい)でも記事を書いています(ペンネーム:東島由樹)

旗竿地の建売住宅の住み心地(メリット)

  • 外からの目線が気にならない
  • 夏、リビングが涼しかった
  • 縦列駐車の駐車場が意外と使えた
  • わりと庭が広く、ガーデニングなどが楽しめた
  • 安く買えたという安心感
  • 二階の日当たりはふつうに良い!朝日が気持ちいい

外からの目線が気にならない

旗竿地の一戸建てにもいろいろありますが、我が家の場合、リビングの大きな掃き出し窓の向かい側にすぐお隣の家の壁がありました。

そのため、カーテンがうっかり開けっ放しになっても、中の様子を通行人に見られる心配がほとんどありませんでした。

これは本当に快適で、住んでいるときも、旗竿地にしてよかったなあとまで思いました。

ミラーレースカーテンをすれば、外から家の中への目線はさえぎることができますが、小さい子どもがいると、すぐにカーテンで遊んで開けてしまったり、カーテンをつい開けっ放しにしてしまいがちです。

ペットがいる場合も、すぐにカーテンがめくられてしまいますよね。

旗竿地なら、カーテンが開けっ放しでもほとんど外の目線が気になりません。

(ただし、前の家の窓がリビングの目の前にある場合は、お互いに気まずいので、カーテン開けっ放しはあまりよくないかもしれませんね)

リビングが交通量の多い道路に向いていたり、そこそこ人通りがある場合、けっこうストレスになると思います。

私はリビングでゴロゴロするのが好きだったので(笑)、外にいる人に万が一にでもそんな姿を見られたら…ちょっと嫌です。

車の音とか、外の気配とか、そういうのもリビングが前面道路に面しているとストレスが大きいと思います。

旗竿地なら、道路から奥まっているのでとても静かだし、外の気配も少なくて快適です。

旗竿地でも、リビングが大通りに面している場合もあると思うので一概には言えませんが…。

夏、リビングが涼しかった

最近、日本の夏はとても暑いですね。

前にある家に日差しを遮られていた一階リビングは、日当たりが悪い分、本当に涼しかったです(エアコンは必要ですが)。

方角や隣家との距離感によっては日当たりがよい場合もあるし、旗竿地でも、夏に二階に上がると本当に暑くて暑くて、うんざりしましたが、

日当たりが悪くて涼しいリビング、夏には本当に快適でした。

冷蔵庫の中やキッチンで作り置きしているものも、日当たりのよいLDKに比べたら、おそらく腐りづらいし、

真夏に外出や旅行から帰ってきたときも、LDKが暑すぎないというのは、なかなかの快適さでした。

直射日光を受けないので、カーテンなどの日焼けも少なくて済むし、自分自身の美白対策にもなりそうです(笑)。     

縦列駐車の駐車場が意外と使えた

旗竿地の場合、「竿」の部分が縦列駐車で2台分くらいの駐車場になっていることが多いです。

これがけっこう長さが長いので、子どもが自転車の練習をしたり、三輪車に乗ったり、なわとびをしたりと、いろいろと使えました。

ただし、車が停まっていないときだけですし(笑)、近隣に迷惑にならないような使い方をすることも大切ですけどね。(住宅密集地の場合はボール遊びやバーベキューはやめておいた方が無難です)

子どもの飛び出し防止にもなる

また、家のドアを出たらしばらく駐車場が長くあるので、子どもが道路へ飛び出す心配が少なかった、というメリットも感じました。

夫は、家を出たらすぐに道、という物件をすごく嫌がっていて、もしその場合は門や塀を付けたい!とよく主張していましたが、旗竿地の場合はそこまでは必要ありませんでした。

わりと庭が広く、ガーデニングなどが楽しめた

午前中に少しだけ日が当たる、半日陰の庭がリビング前にあり、それが意外と広くて使えました。

砂の状態で引き渡されたので、自分で庭づくりをしたり、半日陰でも育つ植物を探してきて育てたり、子どもの砂場としても使えたし、庭っていいな、戸建てっていいな、という満足感が得らえました。

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安く買えたという安心感

旗竿地の建売は、日当たりが悪かったり整形地ではないなどの理由で、けっこうお安いことが多いです。

その分、ローンの負担も軽くなるし、「高い家を買ってローンの負担も重くて後悔する」のに比べると、気が楽です。

建売住宅を買う前は、分譲マンションに住んでいましたが、狭い割には高くて、管理費などもばかにならず、ローンの負担感が大きかったです。

旗竿地の建売になってからは、ローン金額も半分くらいになり、かなり気が楽でした!

それなのに、広さも広くなり、子どもたちの個室もあるし和室もあるし庭も駐車場もある。お得感が大きかったと思います。

二階の日当たりはふつうに良い!朝日が気持ちいい

もちろん物件にもよるとは思いますが…一階は日当たりが悪くても、二階は普通に日当たりがよいことが多いと思います。

東側にある部屋は、朝日がしっかりと入り、気持ちよく朝起きることができました。

分譲マンションや賃貸マンションに住んでいる頃は、リビングは日当たりがよくても、寝室や個室は日当たりが悪いことがほとんどで、寝起きがあまりよくありませんでした。

やはり人間は、朝日とともに、光を浴びて起きるのが健康的だなあと実感しました。

また、旗竿地の一階リビングが暗くて気分が沈んでしまうときは、二階に行けば日当たりがよくて気持ちよく過ごせます。

二階にもトイレがあったし、二階の一部屋をセカンドリビングのようにしてしまえば、二階で過ごすのに問題はほとんどありませんよね。面倒なのは宅配便が来たら下まで降りて受け取らないといけないということくらいかもしれません。

→南側に家があったときの日当たり具合の詳しい状況・経験談。

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旗竿地の建売住宅の住み心地(デメリット)

メリットがたくさんある旗竿地の建売住宅ですが、やはり、デメリットも決して少なくはありませんでした。

  • 日が入らないので暗い、寒い、リビングが底冷えした
  • 周りが家で囲まれている場合、風通しは悪い
  • 家の見た目はあまりよくない
  • 売る時にちょっと売りづらい
  • 建て替える際に問題があることも
  • 今は建物に囲まれていなくても、いつか囲まれてしまう可能性がある

日が入らないので暗い、寒い、リビングが底冷えした

一階リビングは日当たりが悪く、冬の底冷えがけっこうすごかったです。これが一戸建ての底冷えか…と日々実感しました…。(家の性能などにもよりますが)

でも、大判のパズルマットを敷くと、かなり床の冷たさが解消されて快適でした。

また、LDKが15畳と、そんなに広くなかったので、暖房をつければすぐにあたたまるし、そんなに暖房代もかかりませんでした。

思い切って、床暖房を付けるリフォームをする…というのもとてもいいですね!マンションに住んでいた時に床暖房があったのですが、本当に快適だったので、この建売のリビングに床暖房があったら最高だろうなと何度も思いました。

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周りが家で囲まれている場合、風通しは悪い

この時の建売住宅は、前にも両横にも建売住宅が建っていたので、風通しはよくありませんでした。

でもこれは、整形地であっても、三方を家で囲まれていれば、風の通りが悪いことにはあまり変わりありませんが。

家の見た目はあまりよくない

日陰になっていることが多い、家の後ろに隠れている家、という見た目になります。

車が竿の部分に停まっている時に、友人夫婦を家に招いたら、車の横をカニ歩きで通ってもらうことになり、「ここ!?」とビックリされてしまいました…。

でも、「人は見た目だけではない」のと同じで、家も見た目だけではありませんよね!

売る時にちょっと売りづらい

旗竿地というデメリットがあるので、売るときに値段が下がってしまうなど、売りづらさがあります。(でも我が家は駅チカという強みもあり、売れました。売却損は少し出てしまいましたが)

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建て替える際に問題があることも

旗竿地の場合は重機が入りづらく、建て替えが難しかったり余分な費用がかかる場合もあるでしょう。

今は建物に囲まれていなくても、いつか囲まれてしまう可能性がある

例えば、買った時点では南側だけに家が建っていて、横や後ろは駐車場や空き地などで何も建っていない場合。

のちのち、その駐車場や空き地がなくなって家が建ち、いよいよ囲まれてしまう可能性もあるので、要注意です(実際にうちがそうでした)。

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結局、どう?旗竿地の建売住宅

すごく立地が気に入っているけれど、お値段的に厳しい場合、旗竿地の建売住宅を選んで予算を下げるのは、賢い選択だと思います。

無理して高い家を買うと、のちのち、本当に大変ですからね。

どんな家であっても、メリットがあればデメリットもありますし、自分の中で納得のいくバランスで選ぶのがいいのだと思います。

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