2018年築の注文住宅に住んでいます。
以前も何度か書きましたが、大きなサイズの引き違い窓がちょっと嫌い…なわりには、注文住宅ではいくつか採用してしまいちょっと後悔しています。
一階の個室部分には、大きな引き違い窓を3つも付けて、掃き出し窓も家で3つもあります。
そのせいでちょっと見た目がダサくなってしまった可能性が…。
2階に関しては、バルコニーとつながっている部分に付けた2つの掃き出し窓以外はほぼすべて、FIX窓か滑り出し窓にしたので、よかったかなとは思っているのですが…とにかく引き違い窓はもっと少なくてもよかったかも。
でももちろん引き違い窓には大きなメリットもあり…!
私が考えた引き違い窓についてのメリット・デメリットをまとめておこうかと思います。
大きな引き違い窓の気に入らないところ
・二階にある大きな引き違い窓、子どもが落ちそうで怖い
以前住んでいた家は、二階に大きな引き違い窓がたくさんあって、採光性や換気にはよかったのですが、子どもが落ちそうですごく怖かったです。
しかも、窓の下に屋根やパラペットなども何もなくなおさら怖くて…。

エアコンの室外機のホースも、地面までかなり長く伸ばして設置しなければならず、料金もかかったし、見た目の問題も…。
・プライバシー性に問題が…。くもりガラスがよかったかも(窓フィルムを貼って対応)
大きな引き違い窓の多くは、くもりガラス(型ガラス)ではなく透明ガラスですよね。
我が家は一階が子ども部屋・寝室なので、大きな透明の引き違い窓だとプライバシー性が低く、特に夜はレースカーテンだけでは不足なので、厚いカーテンかシャッターを閉める必要があります。
ですが、子どもはうっかりカーテンを閉めるのも忘れやすいし、親が先回りしてやってあげないといけなかったり…面倒です…。
・防音性が低く、音漏れ・騒音問題が起きやすい
引き違い窓は密閉性に劣るので、寒さを感じやすいし、音も漏れやすいです。
大きな窓だとなおさらですよね…。そのため我が家は大きな引き違い窓には内窓(インプラス)を設置しました。

・防犯性が低い?
大きな引き違い窓だと、どろぼうさんも入りやすいですよね…。
鍵のまわりのガラスだけ静かに切り取って、手を入れて鍵を開けて、窓を開けて入られてしまうらしいです。
シャッターを下ろしておけば安心ですが、そうすると真っ暗になってしまうので、朝起きにくくなってしまいます…。
・網戸が外れやすかったりがたついたりしやすくてイライラ…。
引き違い窓は、換気するのにとても便利ですが、網戸をあっちこっちに動かす機会が多いせいか、外れやすかったり、がたついてイライラしたり…。
しかも、網戸をしていても、どうしても隙間ができてしまうことがあるようで、そこからゴキさんが…入ってしまったことが度々ありました。
・見た目がイマイチ?
「3Dマイホームデザイナー」で間取りや外観をチェックしている際、大きな引き違い窓があるとなんだか古い感じがして、横長窓やタテスベリ窓、FIX窓などに変えると、なんとなくオシャレに見えました。


※ただ、同じ引き違い窓でも、横長の引き違い窓や小さめサイズの引き違い窓なら、デザイン性もあまり問題なさそうな気がします。我が家も寝室と、洗面所の窓は、横長の引き違い窓を採用しました。


3Dマイホームデザイナーがないと気付けない部分がたくさんあったので、これから建てる方には本当におススメです…!
でも、引き違い窓にもよいところがある
・大きな窓なので採光や換気によい。
やはりしっかり換気したり採光したりするには引き違い窓ですね。掃き出し窓ももちろん、ベランダ・バルコニーに出るためには必須…!
我が家も2階リビングに掃き出し窓を2つ設置しました。南西向きなので夏の午後は暑くて冬の朝は寒いですが、冬の午後は日差しがたくさん降り注いでぽかぽかですし、2か所から出入りができるので、ベランダガーデニングにも、洗濯にも、何かと便利です。


・窓を拭くとき、掃除がしやすい。
タテスベリ窓などの場合、はめてある網戸を付け外しする手間がかかる場合が(簡単なものもありますが)。
FIX窓だと、特に2階以上の場合は、外側のガラス掃除が難しい、というかほぼムリな場合も!
・開け閉めがしやすく、万が一の時に、窓から逃げることができる。
開け閉めがしやすいし、換気をしたいときにちょっとだけ開けておく、しめたいときはサッと閉められる、というメリットはやはりありますね。
我が家の一階の個室には、大きな引き違い窓が3つありますが、万が一の時、例えば火事などの場合に、引き違い窓なら逃げやすいというメリットがあると思います。でも内窓を付けてしまったので、窓をふたつ開けないと逃げられなくなってしまいましたが笑。
・既成品のカーテンのサイズが合いやすく、お手頃なカーテンがたくさん売っているので、機能やデザインなど好みに合わせてカーテンを変えられる。
遮光カーテン、ミラーレースカーテン、夜に電気を付けても外から中が見えにくいカーテン、おしゃれなカーテンetc…安くて機能性の高いカーテンが、既製品サイズでたくさん売っているので、一般的なサイズの引き違い窓だとカーテン選びが楽しいし、お手頃で手軽で助かります。
我が家も、今の家に引っ越してから、引き違い窓にいろいろなカーテンを買い足してきていますし、冬の断熱性能を高めるためにビニールカーテンを設置したりするときも、普通サイズの窓とカーテンレールのおかげで便利でした!
内窓を設置したいと思ったときも、一般的な窓のサイズなので、見積もりもしやすかったし、設置後も普通に開け閉めができるので使いやすいです。
やはりメリットもデメリットもある…
やはり引き違い窓にもメリットもデメリットも両方ありますね…!絶対こうしたらいい!ということはないです。
例えばタテスベリ窓は、デザイン性も密閉性も高いし、子どもが落ちる心配も低いのですが、掃除がしづらいとか、我が家のようなバーをクルクルと回して開けるタイプ(オペレーションハンドル)だと壊れやすいなどもデメリットがあります。
窓の種類、それぞれのメリット・デメリットを考えて、活かしたり工夫したりすると快適なおうちができそうです。