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注文住宅

「引き違い窓」はメリットもデメリットもあり。ダサい、寒い…でも実はおしゃれにもなる

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前に住んでいた家で、「2階の大きな引き違い窓(腰高窓)」がちょっと嫌いでした。ダサく見えたり、2階の引き違い窓は落ちそうで危ないし、気密性も低くて寒いし、網戸も外れやすいし…。

そのわりには、今回の注文住宅(2018年築)では、引き違い窓をいくつか採用。

引き違いでよかったと思う場所もあれば、後悔している場所もあります…。

もちろん引き違い窓にはメリットもあるので、付ける位置や大きさ、バランスが大事なんだろうと思います。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSE online (住まい)でも記事を書いています(ペンネーム:東島由樹)

引き違い窓をつけてみて感じた「メリット」

引き違い窓
  • 大きな窓なので採光や換気によい
  • 窓の掃除がしやすい。(裏側も)
  • 開け閉めがしやすく、万が一の時に、窓から逃げることができる。
  • 既成品のカーテンのサイズが合いやすく、お手頃なカーテンがたくさん売っているので、機能やデザインなど好みに合わせてカーテンを変えられる
  • シャッターがつくので防犯上安心

・大きな窓なので採光や換気によい

大きな引き違いの「掃き出し窓」は、ベランダ・バルコニーに出るためには必須…!

我が家も2階リビングに掃き出し窓を2つ設置しました。

南西向きなので夏の午後は暑くて冬の朝は寒いですが、冬の午後は日差しがたくさん降り注いでぽかぽかですし、2か所から出入りができるので、ベランダガーデニングにも、洗濯干しにも、何かと便利です。

・窓の掃除がしやすい(裏側も)

タテスベリ窓などの場合、はめてある網戸を付け外しする手間がかかる場合が多いです(簡単なものもありますが)。

FIX窓だと、特に2階以上の場合は、外側のガラス掃除が難しい、というかほぼムリな場合も!横すべりだし窓も外側の掃除は厳しいです。(外側が掃除できない窓のために、長く伸びるグラスワイパーを購入しました…)。

その点、引き違い窓は、内側も外側も掃除がしやすいです。

・開け閉めがしやすく、万が一の時に、窓から逃げることができる

開け閉めがしやすいし、換気をしたいときにちょっとだけ開けておく、しめたいときはサッと閉められる、というメリットはやはりありますね。

我が家の一階の個室には、大きな引き違い窓が3つありますが、万が一の時、例えば火事などの場合に、引き違い窓なら逃げやすいというメリットがあると思います。

(でも内窓を付けてしまったので、窓を2回開けないと逃げられなくなってしまいましたが笑。)

・既成品のカーテンのサイズが合いやすく、お手頃なカーテンがたくさん売っているので、機能やデザインなど好みに合わせてカーテンを変えられる

遮光カーテン、ミラーレースカーテン、夜に電気を付けても外から中が見えにくいカーテン、おしゃれなカーテンetc…。安くて機能性の高いカーテンが、既製品サイズでたくさん売っているので、一般的なサイズの引き違い窓だとカーテン選びが楽しいし、お手頃で手軽で助かります。

我が家も、今の家に引っ越してから、引き違い窓にいろいろなカーテンを買い足してきていますし、冬の断熱性能を高めるためにビニールカーテンを設置したりするときも、普通サイズの窓とカーテンレールのおかげで便利でした!

引き違い窓の見た目が気になるなら、おしゃれなカーテンをつけてしまえば見えなくなります。透けないタイプのレースカーテンも便利です。

内窓を設置したいと思ったときも、一般的な窓のサイズなので、見積もりもしやすかったし、設置後も普通に開け閉めができるので使いやすいです。

入居して数年後に、6か所の窓に内窓(インプラス)を設置しました。

・シャッターがつくので防犯上安心

引き違い窓なら、シャッターを外側につけることができて、防犯上安心です。

我が家のハウスメーカーの場合、シャッターは標準仕様で、追加料金はなかったと思います。

でも、滑り出し窓などだと、シャッターをつけることができません。

また、準防火地域の場合、網入りガラスにする必要があるのですが、シャッター付きの引き違い窓なら、網入りじゃなくできます。これもわりと大きなこと。

なのでわが家も新居の1階に、引き違い窓をたくさん採用しました。ちょっと後悔したことも多かったですが…。

引き違い窓で感じた「デメリット」

引き違い窓
  • 2階の引き違い窓(腰高窓)が大きくて落ちそうで怖かった経験がある
  • 外からの目線が気になる(開けたときも気になる)
  • 防音性が低く、音漏れ・騒音問題が起きやすい
  • 防犯性・密閉性が低い(寒い)
  • 網戸が外れやすかったりがたついたりしやすくてイライラする
  • ダサい・見た目がイマイチ
  • レールの部分が汚れやすい

・2階の引き違い窓(腰高窓)が大きくて落ちそうで怖かった経験がある

以前住んでいた家は、二階に大きな引き違い窓がたくさんあって、採光性や換気にはよかったのですが、子どもが落ちそうですごく怖かったです。

しかも、窓の下に1階部分の屋根やパラペットなども何もないとなおさら怖くて…。

その物件を購入する際、営業担当の人に、「この2階の引き違い窓、大きいし、危なくないですか?」と聞いたのですが、「明るさをたくさん取ることをとにかく考えていたので、そこまで考えていなかったですね」と言われたことがありました。

そこで、2階の大きな引き違い窓、4つ全部に、面格子を付けようかとも考えたのですが、見た目がすごくなりそうなので、業者さんからも反対されてやめました。でも結局何も対策できずでちょっと心配でした。

この経験があったので、注文住宅を建てるときは、2階には、掃き出し窓以外は、大きな引き違い窓はつけないことにしました。

・外からの目線が気になる(開けたときも気になる)

大きな引き違い窓の多くは、くもりガラス(型ガラス)ではなく透明ガラスですよね。

我が家は一階が子ども部屋・寝室なので、大きな透明の引き違い窓だとプライバシー性が低く、特に夜はレースカーテンだけでは目線カットには不足なので、厚いカーテンかシャッターを閉める必要があります。

ですが、子どもはうっかりカーテンを閉めるのも忘れやすいし、親が先回りしてやってあげないといけなかったり…面倒です…。

そこで子ども部屋の引き違い窓には、窓ガラス用のフィルムを貼りました。視線が気にならなくなり、いい感じなので寝室の窓にも貼り付けました。

また、型ガラスでも透明ガラスでも、換気のために窓を開けると、家の中が丸見え。目線が気になってしまいます。

そのため、換気のために開けたいなら、目線カットができるレースカーテン類が必要になると思います。

・防音性が低く、音漏れ・騒音問題が起きやすい

引き違い窓は密閉性に劣るので、寒さを感じやすいし、音も漏れやすいです。

大きな窓だとなおさらですよね…。そのため我が家は大きな引き違い窓には内窓(インプラス)を設置しました。

・防犯性・密閉性が低い(寒い)

大きな引き違い窓だと、どろぼうさんも入りやすいですよね…。

鍵のまわりのガラスだけ静かに切り取って、手を入れて鍵を開けて、窓を開けて入られてしまうらしいです。

シャッターを下ろしておけば安心ですが、そうすると真っ暗になってしまうので、朝起きにくくなってしまいます…。

また、固定窓やすべりだし窓に比べて密閉性がどうしても劣るので、家の中の寒さにも影響しやすいです。

・網戸が外れやすかったりがたついたりしやすくてイライラする

引き違い窓は、換気するのにとても便利ですが、網戸をあっちこっちに動かす機会が多いせいか、外れやすかったり、がたついてイライラしたり…。

しかも、網戸をしていても、どうしても隙間ができてしまうことがあるようで、そこからゴキさんが…入ってしまったことが度々ありました。

・レール部分が汚れやすい

引き違い窓の下の部分、レールの凹凸部分に汚れがつきやすく、掃除がけっこう面倒です…。

あまり開け閉めしない窓でも、レールにいつの間にか汚れが付くのでちょっとストレス。

・ダサい・見た目がイマイチ

「3Dマイホームデザイナー」で間取りや外観をチェックしている際、大きな引き違い窓があるとなんだか古い感じがして、横長窓やタテスベリ窓、FIX窓などに変えると、なんとなくオシャレに見えました。

3Dマイホームデザイナーがないと気付けない部分がたくさんあったので、これから建てる方には本当におススメです…!

外観的にも、引き違い窓があることで、なんとなくあか抜けない印象になる気がします。

※横長や、小さめサイズなど、つけ方次第ではおしゃれに見える

横長の引き違い窓はおしゃれ

ただ、同じ引き違い窓でも、横長の引き違い窓や、小さめサイズの引き違い窓なら、デザイン的にもかっこよくて、見た目的にはあまり問題なさそうな気がします。

我が家も寝室と、洗面所の窓は、横長の引き違い窓を採用しました。

寝室高窓

でも、1階なので、高所につけても隣の家からの目線が気になってしまいます…。そのため窓にフィルムを自分で貼り付けました。透明ガラスにしたのは失敗でした。

小さめサイズもおしゃれ

洗濯機窓

2階の洗面所の横長の引き違い窓は、とても小さいサイズです。(横60㎝×縦30㎝)

横長だし、そんなにダサいとは思いません。むしろかわいくておしゃれに感じています。

型ガラスにしたので目線は気になりません。ただし換気のためにあけたときには少し目線が気になるので、つっぱり棒でカーテンをしています。

カフェカーテン

小さめの縦長タイプもかっこいい

浴室につけた窓も縦長の引き違い窓。小さめなせいか、ダサく感じません。むしろちょっとかっこよくて好きです。ただし寒さ対策のために内窓をつけましたが。

外側には目線対策で、多機能ルーバー格子もつけたので、引き違い窓で悩みがちな視線問題も解決。明るくしたいときは、上側だけルーバーを開けて空を見ることもできます。

メリットもデメリットもある「引き違い窓」適材適所に設置しよう

やはり引き違い窓にもメリットもデメリットも両方ありますね…!

それをわかったうえで、適材適所で設置するのがいいと思いました。

例えばタテスベリ窓は、デザイン性も密閉性も高いし、子どもが落ちる心配も低いです。が、掃除がしづらいとか、我が家のようなバーをクルクルと回して開けるタイプ(オペレーターハンドル)だと壊れやすい、慣れないと開けにくいなどもデメリットがあります。

引き違い窓は、バルコニー・ベランダがあるなら、出入り口として1つは必要。2階リビングの場合は特に、大きな家具家電の搬入にも便利です。

窓の種類、それぞれのメリット・デメリットを考えて、活かしたり工夫したりすると快適なおうちができそうです。

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