これまでに、6つの賃貸物件に住んだことがあります。その半分が1Kの一人暮らしのお部屋で、その半分は2DK以上のファミリー向けの物件でした。
その中でも、「都内」「女子」「一人暮らし」の家選びに関して、どんなことに気を付けて選んできて、結果はどうだったか?経験をもとにまとめておきます。
初めての上京。最初の賃貸物件は「女子専用」
大学入学のために上京し、初めて賃貸物件に入る際、とにかく通学がしやすい場所が希望だったので、大学近くで物件を探しました。
とはいえ合格が決まってから半月くらいで探さないといけないので、関東に住む知り合いに手伝ってもらったりしながらでなかなか大変でした…(というか代わりに探してもらったも同然でした)。
大学の周辺であれば、けっこう学生向きの物件があり、最終的に選んだのは、大学から徒歩10分程度の、大家さんの家の隣にある賃貸物件のお部屋でした。

大学の周辺の住宅街の雰囲気がとても落ち着いていて、治安が良さそうだったので、とてもよかったです。
女子の一人暮らしならやはり一階は避けたいところですが、一階のお部屋しかあいていなかったので、その点はちょっと妥協点でしたが、「女子専用」物件だったため少し安心できました。
それに大家さん(女性)がすぐ隣に住んでいて、常に不審者などがいないか気を配ってくれる安心感があったし、適度な距離感で、特に生活に口を出して来たりとかもほぼなかったので快適でしたし、南側の窓の外には塀に囲まれた庭もあったので目線も避けられ、日当たりもよかったです。
ただ、洗濯機は外(玄関の脇)で、洗濯物の取り出しとかに気を遣ったし、寒くて大変だった記憶があります。
また1階なのでGさんもよく見たし(2階に住む友達も出る!と言っていましたが)、バストイレも一緒(3点式ユニットバス)という点が、のちのちやっぱり不満かな…と思うようにはなりました。
でも、初めての一人暮らしだったし、自分専用のトイレもお風呂もあることがむしろありがたい!と思っていたし、大学入学してすぐはゆっくりお風呂に浸かる時間も正直なかったので、シャワーだけで十分だったし、最初の頃は別に不便とも思っていませんでした。
【初めての一人暮らしに良かった条件】
・大学から近い ・大家さん(女性)がいつも近くにいて安心 ・女子専用 ・日当たり良好 ・最寄り駅からもそこそこ近い ・友達とよく遊びに行くような繁華街もすぐ近くにあった(自転車で行けた) ・街の雰囲気が落ち着いていて住み心地がよかった
【妥協した条件】
・バストイレ洗面が一緒の3点式ユニットバス ・一階の部屋 ・洗濯機置き場が外 ・若干家賃は高めだった(8万円台)
一人暮らし二件目の物件
次に住む物件は、どうしても少しでもいいから家賃を抑えたい!という希望で、物件探しをしました。
都内だと1Kの小さなお部屋はたくさんあるので、ファミリー向け物件よりは困らなかったような気がしますが、それでもやはり賃料と条件に合う物件を探すのはなかなか大変でした。
2軒目の物件探しの時は、できれば引っ越したいな…くらいの軽い気持ちで、住みたいと思う地域で不動産屋さんの店頭広告をぶらぶらと見て回っている時に、たまたま発見したのが、他と比べるとかなり格安の物件でした。(相場よりも1~2万円ほど安かった気がします)
その1Kの一人暮らし用のお部屋は、築年数がかなり古く、インターホンもない、トイレは和式、すごく狭いけれどお風呂(バスタブ・シャワー)はあるという物件でした。
民家の2階部分が2部屋の賃貸物件に改装されていたという物件だったので、日当たりはよかったし、住み心地はよくて、住んでみると築年数の古さはあまり気になりませんでした。
予算、駅からの距離が抜群に良かったし、適度にリフォームされていてバストイレが別という条件がよかったので、築年数が古くてもむしろ快適だったという例ですね。

上京して数年経つと、少し余裕もでてきて、ゆっくりお風呂につかりたい…という日が増えてきたので、バストイレがたまたま別だったのはすごくよかったです。
その後住む物件では、バストイレ別!というのが外せなくなってしまいました笑。
何かあったときは、階下に住む大家さんではなく、契約をした時の不動産屋さんの方(ベテラン風のおじいちゃん)がいつも親切に対応してくれて、それも助かりました。
ただし、友人を部屋に連れてきて少し騒いでしまい、階下の大家さんからクレームが入ったことがありました…。やはり古い物件は、音が漏れやすいのでその点は注意が必要だと思いました。
【2件目の一人暮らしに良かった条件】
・家賃が安い(6万円台でした) ・大学が近い ・駅が近い(アルバイトなどに通いやすいため) ・日当たりがよい ・バストイレが別(トイレは和式だったが) ・スーパーやコンビニ、飲食店が周りにたくさんあって便利
【妥協した条件】
・築年数が古い ・トイレが和式 ・インターホンがない ・洗濯機置き場は室内だが狭いため買い替えが必要だった

ゆずれない条件は何なのかをはっきりと決めておくと後悔が少ないですね!

友人は、日中あまり家にいないから…と日当たりのよくない物件を選んだところ、湿気がすごくて布団がかびたとか、部屋にいる日もそこそこあるにはあって、気がめいってしまった…と後悔しているという話も聞きました。
大学徒歩圏内・駅近というのが譲れなかった
とにかく、大学から徒歩圏内に住みたい…というのが2軒とも譲れない条件でした。
交通費削減という意味もありましたが、時間を効率的に使いたいという思いが強かったです。

大学周辺の住宅街が落ち着いた雰囲気で治安もよさそうだったのでなおさらよかったです。
授業も朝早くからあるし、サークルやアルバイトなどでも忙しかったし、移動時間を削ることができてとても助かりました。
ちなみに初めてのアルバイトも大学近くで探しました。大学の近くであれば落ち着いた雰囲気の個人経営の小さなお店が多くて、大きなストレスなくアルバイトができたし、朝少しだけバイトしてから大学に行くというのにもちょうどよかったし、夜バイトしてからの帰りも安心だったし、働きやすかったです。
そして駅から近いことも大切でした。友達と遊びに行くにしても駅近の家なら出かける時も帰る時も楽だし、電車に乗ってアルバイトに行く際も助かりました。
大学も駅も近いとなると、やはり家賃は少し高くなるので、仕送り+アルバイトで生活をするのはなかなか大変でしたが、良い経験になったなあと思います。
まとめ
賃貸物件は、購入する場合よりも気軽とはいえ、初期費用もけっこうかかるし、引っ越し費用ももちろんかなりかかるし、借りたいタイミングに借りたい物件があるかどうかも運なので、なかなか難しいです。
じっくりと探す時間があればまだ違いますが、すぐに住みたい、という場合はなおさら厳しくて、結局予算を妥協して、無理して高い物件に住むことになりがちです。

私の経験上、いくらまで、と予算を決めても結局、少しオーバーしてしまうことが多かったです…。
住んでから後悔するのも嫌なので、水回りのチェックや、周辺の環境(騒音、臭いなど)のチェックも大事ですが、
なかなかすべての条件を満たす物件には出会えないものなので、絶対に譲れない条件をいくつかに絞ったら、それ以外はゆるめに許容することも大事だと思います。

例えばこれまで私が譲ってきた条件は、・築年数が古い・見た目・トイレが和式・賃料が高め・エレベーターがないなど。
でも、絶対に譲れない条件に関しては譲らなかった(駅からの距離等)ので、生活自体には困ったことはあまりなく、後悔した!という物件もあまりなかったのでよかったです。