2018年に家を建て、2階リビングを勾配天井にした我が家。
その高い位置に、開けられないFIXの高窓を設置しました。(南西向き)
建築中にまだ電気がない時にも、この高い小窓のおかげで明るくて、工事の方にも褒められてうれしかったです。
住んでからも、空が見えるなど、高窓ならではの景色が見えたりなどのメリットもありました。
でも、実際に暮らしてみると、まぶしい、西日が暑く感じるなどのデメリットもありました…。
FIXの高窓のよかったこと・メリット
- 開閉ができないので、開けっ放しになる心配がない
- 透明でも目線が気にならない
- 高窓があるとやっぱり明るい
- 通りを挟んだ向かいのお宅が3階建てに建て替えても自然光が入る
- 空がきれいに見える
- 天気や空の変化が分かりやすい
- 高窓からほっこりとした景色が見えたことも
開閉ができないので、開けっ放しになる心配がない
高い位置にある窓なので、そもそも開け閉めはしづらいだろうと思い、開け閉めができないFIX窓にしました。
それはやっぱり正解。
換気のためには、高い位置に開けられる窓があると便利だと思います。
でも、高い位置だと気軽に開け閉めできず、棒が必要だったりして手間がかかりそう…。そのため、つい開けっ放しのままにして、雨が入ってしまう…という事態がすぐに想像できます。
背が低くて面倒くさがりな私には、開け閉めのしづらい高い位置の窓は、FIX窓で正解だったと思います。
また、開け閉めをするためのレバーなどもなく、とてもシンプルですっきりとした見た目なのも気に入っています。
透明でも目線が気にならない
2階リビングの高い位置につけた窓なので、透明でも外からの目線が気になりません。
でも、1階につける場合や、2階でも隣にすぐ家が建っている場合は、目線が気になることが多いので、すりガラスにするなどの工夫が必要です。
高窓があるとやっぱり明るい
2階リビングの暑さに悩むことも多いので、掃き出し窓の遮熱レースカーテンや、厚手のカーテンを閉めてしまうことが多いのですが、そうするとリビングがさすがに真っ暗になってしまい、それもちょっと困ります。
でも、高窓があるおかげで自然光が入ってきて、「真っ暗」になるのは避けることができます。
建築中に内覧をさせてもらった際も、まだ電気が家の中にはほぼない時だったけれど、大工さんが「高窓と天窓からの明かりのおかげですごく明るいですよ」と言ってくれてなんとなくうれしかったのを覚えています。
一応、高窓の外側上部には、「ひさし」を付けたので、真夏の太陽高度の高い日光は防げています(西日や高度の低い日差しは入りますが…)。
※階段上の天窓(北西向き)はまぶしくない
※天窓もリビングの階段側に付けましたが「北西向き」なのでまぶしさや暑さは気になっていません。
通りを挟んだ向かいのお宅が3階建てに建て替えても自然光が入る
我が家は三方向を1mほど先に建つ家に囲まれていて、南西側に道路がある土地。
でももし、通りをはさんだ向かいに建っているお宅が、3階建ての家に建て替えてしまったら、真冬に、2階リビングなのに日差しがささなくなってしまうかもしれない…という不安があったために、どうしてもこの高窓を付けたかったです。
前に住んでいた家のリビングが日当たりが悪くて悩んだうえに、あとから西側にも家が建ってしまってなおさら日当たりを遮られてしまい後悔したので、今回の家では…!という執念がありました…。
空がきれいに見える
掃き出し窓はふだんは外が見えないレースカーテンを閉めているので、高窓にきれいな色が見えて、いい天気だなあと感じることがよくあります。
カーテンを開けてみてきれいな空の色にびっくり!夕焼けもきれい!というのもよくあります。
駅に近い立地を選び、家と家の距離が近い土地に家を建てることになったものの、こうやって自然や空を感じることができたのは良かったな…と思いました。
天気や空の変化が分かりやすい
天気が急に変わることが季節によってはよくあるのですが、洗濯物を干していて、怪しくなったら取り込もうと思っていて忘れてしまうこともあります。
特に、ふだんは掃き出し窓のレースカーテンを閉めていて、外のようすははっきりと見えないので、天気の変化に気が付かないこともよくあります。
でもそんな時、高窓のおかげで天気の変化に気が付くことが実はよくあります。
晴れているときは、上の写真のように、きれいな青空が高窓から見えていますが、曇って来ると、リビングも暗くなったように感じて、
白っぽい色や、黒っぽい色の雲が増えたり、変化したことがすぐにわかります。
おかげで、洗濯物をそろそろ取り込んだ方がよさそうだな…と気づくことができるので、助かります。
高窓からほっこりとした景色が見えたことも
先日の朝、子供たちの登校準備をしていた時、高窓からいつものようにきれいな青空が見えて、でも何かが違う…
よく見てみると、電線の上に、小鳥が2羽なかよく並んで止まっているのが見えました。
2羽はここでピチピチ言いながらしばらく会話をしているように見えてほっこりしました。
子供たちも喜んでいたし私も思わず写真を撮ったり眺めたりして癒されてしまいました。
また、ここの窓に「月」がちょうど切り取られたように見えて驚いたこともあったし、意外と自然を感じられてほっこりできる、「ピクチャーウィンドウ」のようになってくれたな…と思っています(まぶしい・暑いときもありますが…)。
FIXの高窓の後悔・デメリット
- 高い位置にあって掃除が大変・外側は掃除ができない場合もある
- まぶしい・暑さが気になる時がある
- カーテン類が必要なことがある
高い位置にあって掃除が大変。外側は掃除ができない場合もある
小さくてもとにかく高い位置にある窓なので、掃除をしようと思うと大がかりなことに…。
出窓になっている部分にホコリもたまるし、たまには窓ふきもしたいので、大きな脚立を買うことになりました。
しかし、これをもってしても、FIX窓で開かない高窓の「外側」の窓ガラスはとても掃除できません…。
洗面所などほかの場所にもFIX窓の外側を掃除したい場所があるので、ホームセンターで、5mまで伸びるグラスワイパーを購入しました。
これのおかげで、2階の高窓の外側も、掃除ができるようになりました。
ただし、リビングの高窓は、バルコニーで掃除するのはちょっと危ない気も…。
まぶしい・暑さが気になる時がある
方角によっては、日差しのまぶしさや暑さが気になる時があるので、気を付けた方がいいと思います…。
2階リビングの「南西」側に設置した高窓なので、西日が本当にまぶしくて困ってしまうことがあります…。
なんと3月くらいでも、南西向きの高窓からの日差しがまぶしい、あつい、と感じることもありました。
また、雷雨のときに、この小窓から稲光が見えて、ちょっと怖い思いをすることも…。
カーテン類が必要なことがある
下の写真は10月下旬頃、14時頃に、高窓からの直射日光がまぶしいな…と思った時に撮ったものです。
しばらくの間だけとはいえ、まぶしくて気になるので、高窓の方角によっては、小さい窓であっても、カーテンが必要な場合があります。
また、1階リビングで小窓を設置した場合も、透明の窓だと、隣の家や外からの目線が気になり、カーテンが必要になることもあります。
我が家の場合は、日よけシート「クールブレイド」を吸盤で貼り付けてしまいました。
高い位置なので、貼り付けるのもとても大変でした。(大きな脚立を使って、背の高い夫が何とかして貼ってくれました)
ほかの場所の小窓にもカーテンを付けましたが、突っ張り棒+カフェカーテンなら簡単だしお手頃です。高い位置につける場合はちょっと大変ですが…。