2018年に家を建ててしばらくしてから、庭の花壇に、シンボルツリーとして「オリーブ」を植えたのですが、その後毎年のように、秋頃にスズメガの幼虫を発見しています…
オリーブって、虫が付きにくいんじゃなかったっけ??
スズメガの幼虫(黄緑のイモムシ)に気づいたきっかけ
玄関先に、黒いコロコロ…
2020年9月初め頃。昨年にも見覚えのある、黒くて丸くて小さいコロコロが玄関先の花壇付近にたくさん転がっていました。
昨年(2019年10月)にも、このコロコロに気がついてしばらくしてから、オリーブを観察していると、葉を食べている大きな大きな黄緑色のイモムシ(スズメガの幼虫)を発見したのです!そしてその後何匹も見つけてしまい、しかもハマキムシにも葉先がやられてたくさん剪定した結果、オリーブはすごく貧相になってしまいました。
でもその1年後にはすっかり枝葉が増えていて、剪定不足で、茂りっぱなしになっています…。
黒いコロコロの上あたりを見ていると発見
オリーブの成長力がものすごくて、枝も葉も混み合ってばかり…そのせいでいったいどこに幼虫がいるのか、なかなか見つからなかったのですが、特に葉がたくさん食べられているあたりや、黒いコロコロの落ちている場所の上あたりを見ると、やっぱり芋虫が居ました…!
黄緑色で、まるでオリーブの葉の色のようなきれいな幼虫が…。
<若干、閲覧注意。幼虫がどれか、分かりますか…?>
写真の上の方にいる、変な形の葉っぱにも見えるやつ…それが、スズメガの幼虫、青いイモムシです。
昨年見つけたでっかい幼虫に比べると、まだ小さくて細くてかわいく見えるレベルです…。
イモムシの捕獲方法
枝ごと切って捕獲する
イモムシのいる場所の枝ごと切ってビニール袋に回収するという、去年と同じ方法を実行しました。
枝ごと捕獲する方法の他にも、割りばしでつまんで捕獲し、割りばしごと捨てるという方法も。ただ、つかむときの感触がすごそうで、ちょっとためらいますが…。
意外と虫に強い長女が、幼虫のいる部分の枝を切ってくれて、その下でビニール袋を持って待ち受ける私、ビビりながらもなんとか枝ごと幼虫を捕獲しました。
枝にハサミを入れる時に、幼虫がムキっとちょっと反り返って怖かったのですが、娘は冷静で助かりました…。
さらに、まだいた!!計3匹のイモムシを捕獲
捕獲できた…とホッとしたのも束の間、また、フンが落ちていた場所あたりを見上げると、居ました。今度はちょっと小さめのやつが。
写真中央あたりにいる、黄緑の細長めの幼虫です。
家に私しかいない時だったので、意を決して私がハサミで枝を切り、同時に下でビニール袋を広げて待ち受けて、捕獲しました。
さらに!!もう少し上の方で、葉が食べられているな…と思ったあたりを見てみると、いました、けっこう大きめの太いやつが…(これはパニックで写真撮り忘れました笑)。
けっこう太かったので捕獲できるか不安でしたが、このまま放っておいてはオリーブが大変なことになってしまう…!という思いと勢いでなんとか捕獲することができました…。
<追記>2024年8月、大きめのイモムシ発見…
ちょっと油断してた、猛暑まっただ中の2024年8月、玄関先の花壇のまわりに、今まで見たものよりも少し大きめのコロコロを発見しました…。
これは間違いなくあれだ!と思い、落ちていたあたりの上のほうのオリーブの葉を眺めていると、発見しました…大きめに育った芋虫を…。
<見たくない方は注意>
イモムシの駆除・対策・予防方法は?
薬剤は使えない?
イモムシが大きくなってからは薬剤もあまり意味がないので、気になるならやっぱり捕獲するしかないそう。
オリーブがある程度大きくてあまり気にならない場所に植えてある場合などは、放っておけばそのうちに蛾になって旅立っていくそうですが…
わが家はまだそこまで大きくないオリーブの木なので葉を食べられると格好悪いし、しかも玄関先、郵便受けのすぐそばに植えてしまったので、駆除しないとちょっとまずいです…。
よく観察して、できるだけ小さいうちに捕獲するしかない
オリーブの木の根元やまわりにフンが落ちていないか、葉が食べられてかけているところはないか、オリーブの木をよく観察して、イモムシがまだ小さいうちに、もしくは卵のうちに気が付いて駆除するのが一番いいようです。
その後、葉の裏や木の幹に卵を発見したこともあるし、オリーブの木に蛾が止まっていて、産卵しているのを発見したこともありました…
今年(2020年)は、黒いフンを見つけたらすぐにイモムシを見つけることができたので、去年のように巨大サイズでの発見&たくさんオリーブの葉を食べられてしまうという事態は防げたのはよかったですが、小さいうちに探し出すのはけっこう大変でした…。
こまめな剪定・こまめな観察を!
「こまめな剪定」と「こまめな観察」。観察した結果、幼虫を見つけやすくするためには、すっきりとした姿であることが必要です!
枝が混みあっていると風通しも悪く、虫にとっては見つかりづらく隠れやすい…
剪定不足で、茂らせすぎてしまうと虫を見つけにくく、幼虫が大きくなってからようやく気が付くことになり、捕獲も大変になります。
しっかりと剪定することで、これから時期が来る台風対策にもなります。枝が多すぎると、重たくて倒れやすくなってしまうので…(わが家のオリーブの木はこれまでに2、3回ほど倒れています…それでも復活していますが)
早速、反省していくらか剪定をして、枝を減らし、切った部分には切り口癒合材「トップジン」を塗っておきました。木工用ボンドみたいなにおいがする、オレンジ色の薬剤でした。
特に太い枝を切ったあとの断面にはこれを塗っておくと安心です。
インターネットで買った剪定ばさみもとても切りやすかったのでなおさら、ストレスなくバサバサ切ることができました。(100均のと違い過ぎてびっくりしました…剪定ハサミはお手入れと、ある程度で買い替えも必要ですね)
虫除けスプレーは?
近くのドラッグストアで見つけたのが、「玄関等・外壁に 虫こないアース 虫よけスプレー」。※オリーブの木にはかけられません。
スズメガ用ではないですが、商品の側面の「適用害虫」の部分に、一番最初に「ガ」と書いてあったので、買ってみることにしました。
「外壁」やコンクリート部分にスプレーするもので、シリコーンが入っているので雨にも強いそうです。
我が家のオリーブは、すぐそばに外壁があり、玄関ポーチやコンクリート部分もあるので、そこにスプレーしておきました。
雨が続いたあとにもう一度スプレーしなおしたり、スプレーしてから1か月ほどたったと思ったらもう一度スプレーしてみたり。
ちょっと間違ってオリーブに少しかかってしまったこともありましたが植物にはかからないように気を付けたほうがいいです。
※ただこのスプレーも完璧ではなく、その後発見する頻度は減りましたが、結局毎年一回はイモムシに遭遇しています…。
庭木の管理…意外と、本当、大変ですね…。オリーブじゃなくてもきっと虫くらいつくのでしょうけれどね…。
※イモムシを捕獲して安心していたのですが、なんとその後、スズメガの「卵」を発見しました…!!その後も、夏前に卵を発見したりもしています…。