【間取りの後悔まとめ】素人の間取り作成は、失敗か成功か?


注文住宅を建てるにあたって、間取りについてものすごく考えました。

ここは成功だな!と思う面もありますが、結局、失敗だったなあと思うところもとても多いような…。

自分で間取りをたくさん考え、方眼のノートに書きました。とにかく、何案も何案も。なのに、こんなに後悔が残る結果になるとは!笑。やはり素人なので限界がありますよね。

これまでも何度か、間取りの後悔について書いてきましたが、改めてまとめてみたいと思います。

※最終的な間取りに関する記事はこちら。

【2階の間取りの後悔】

日当たりと、外の目線を気にならなくするための、2階リビングという選択。

でも、やっぱり2階リビングだと、しまったかな?と思う点もいくつかありました。

そもそも「2階リビング」の後悔

2階リビングにすると、土地の条件が悪くても、日当たりがよくて明るくて、広々としていて、外の目線も気にならない…というメリットがありますが、夏はとんでもなく…暑いです。

その暑さ対策のためにスタイルシェードを後付けしたり、エアコンのコンセントを増設してエアコン2台体制にするなど、色々な対策に追われてしまいました。

また、2階リビングの暑さ対策や洗濯物の雨対策のためにバルコニー屋根を付けたかったのですが、2階のバルコニーから大型家具(冷蔵庫・ソファ)の搬出入の可能性が高いために、かないませんでした…。

また、冬は午前中が寒い…南西向きなので午前中は日が当たらず、勾配天井のため体積が大きくて寒いので、内窓を設置するなどの対策にも追われました。

※結局「電気毛布」(ひざかけ)を購入することで、午前中の寒さはかなり解消されました。商品代はかかりますが、これがあればエアコンをガンガン強くしなくてもしっかりとあたたまってよい感じです。

また、やはり2階がリビングだと、荷物を持って上がったりゴミを持って降りるたりが面倒だな…と、住んでから時々思いました。

さらに、住んでみると思った以上に2階の足音が気になったり、リビングのスタディカウンターを大きめにしたのに足りなかったり、本棚も足りなかったり、インターネット回線のこと等、想定外だったなあということもいくつかありました。

そして、布団も干すのが大変で…1階から2階のベランダに持っていったり戻したりというのが重労働。そのためふとん乾燥機を使って乾燥させるようにしたり、1階の腰高窓(引き違い窓)にちょっと干してみたりもしました。

独立した和室が欲しかった

そして、2階リビングを勾配天井にしたことによって、

和室を個室にできなかった。冷暖房効率が悪い。というデメリットが生まれてしまいました。

本当は、「畳コーナー」ではなく、個室にもできたり開け放したりできる「独立した和室」がリビング隣に欲しかった!

結局、畳コーナーにも子どものゲーム用のサブテレビを置くことになったのでリビングにテレビが2個ということに。和室が独立できればなおよかっただろうな。

畳コーナーのデメリット

段差のない、フラットな畳コーナー(約3畳)をリビングの横に作りましたが、ゴミがたまりやすかったり等のデメリットもありました。

また、意外にもたくさんの人がいろいろな理由で畳コーナーを使うので、ちょっと狭かったかも、もっと広かったよかったかも…という後悔も。

※でも、ソファの位置をずらせば畳コーナーを広げられるという、フラットな畳コーナーのメリットも発見!

パントリーの後悔

箱買いしたフルーツなど、大きなものを買ったときに、やっぱり大きなウォークインタイプのパントリーが欲しくなってしまいました。

備蓄用の収納スペースも欲しかった

さらに、いざという時のための備蓄用に、専用のスペースが欲しかった…冷蔵庫ももっと大きなものが置けるスペースが欲しかった!2階ではなく1階でもいいので、備蓄用スペースが欲しかったです。

階段前に壁・扉が欲しかった

そして、階段とリビングの間にも、壁・扉が欲しかった。そしたらもう少し冷暖房効率が良くなっていたかな…。子どもが落ちるのも心配だし。

 

トイレの位置、リビングに近すぎたかも

賃貸マンションに住んでいるとき、トイレに窓がない、狭くて入りづらい、暗いトイレで、トイレタイムがちょっと憂鬱でした。

注文住宅では1階、2階両方のトイレに窓を付けて、快適な空間になりました。しかし…、「リビングに近い」トイレには音の問題というデメリットがありました。

洗面所の渋滞が起こる

朝だけではなく夜も、2階のメインの洗面所の渋滞が起こります…。歯磨き、ヘアセット、メイク、ドライヤー、トイレ後の手洗い、コンタクトのケアetc…

脱衣所と洗面所、分けたかった

子供たちが成長するにつれて、やっぱり脱衣所と洗面所を分けたかった…せめてロールスクリーンを付けておきたかったと後悔。

そこで我が家は、カーテンを使って簡易的に仕切ることにしました。これが意外とちゃんと機能してくれています笑。

食器棚と冷蔵庫の間など、隙間にものが落ちたりホコリがたまる

とても細かいことですが、食器棚と冷蔵庫の間とか、洗面台と洗濯機の間とか、微妙な隙間にものが落ちやすかったり、ホコリが溜まりやすかったりで少し困っています。

【1階の間取り・個室が足りない等】

一階は、玄関、子供部屋1つ、寝室、広いWIC、トイレ、洗面所、収納、があります。

家の大きさに対して玄関がちょっと広いなというのは分かっていたのですが、そうしたくてそうしたのですが、やっぱりそのおかげで弊害も生まれました。

個室が足りない

やっぱり個室が少なすぎたな、と感じています…。

夫のいびきがうるさくて眠れない時に、逃げれる部屋がない(笑)。リビングしかないですね…。

コロナ禍で、感染者が出てしまって個室が足りなかった時に、特に困ったなあと思いました。

寝室が狭くなってしまった

寝室も狭くなってしまいちょっと後悔しています。

ファミリークローゼットを夢見た広いWICのせいで、寝室が狭くなってしまいました。

しかもこの広いWIC、四隅の部分や人が通る分などのデッドスペースも多く、無駄に広いだけで収納力はイマイチです。

それなら、普通に個室として使えるように、普通の部屋にしておいてよかったなと、少し後悔しています。(とはいえ季節外れの服やおさがりの服、捨てるか迷い中の服、脚立などいろいろなものの収納にとても役には立っているのですが)

枕棚も少なかったので、布団を収納する場所が足りません…。

子供部屋が狭くなってしまった

そして、玄関を広くしたかったがために子ども部屋が少し狭くなりました。

しかも玄関収納の大きさを確保したかったので子供部屋は少しいびつな形に…。

しかも子ども部屋の収納が少ない!

※玄関を広くしたおかげでよかった点もたくさんあったので、後悔ばかりというわけではありませんが…。

玄関が広いとものを置きがちに

玄関が広いので何かと便利だし、家族が多くても混みあわず快適なのですが、どうしても物や靴を置きがちになったりもやっぱりあります。

隣の家との関係・騒音問題

間取りを考えるときに、もう少し、隣家の間取り…どこに浴室があるか等をよく考えた方がよかった…と思います。特に1階の子供部屋と寝室が、隣の家の浴室に近くて、騒音に困りました。

【階段の後悔。幅が狭かった】

また、階段の幅が狭かったな、と。

コの字型ではなくL字型なので、もしかしたら、冷蔵庫などがクレーンを使わなくても、階段から二階に上げられるかな?と期待していたのですが、ダメでした!

引っ越し時、もともと持っていたソファと冷蔵庫は、庭からクレーンを使い、ベランダへ運ばれました…すごい光景でした。(写真撮っておけばよかった!)

今後、冷蔵庫やソファの買い替えをするたびに、クレーンを使わないといけないと思うと…、毎回2万円くらいかかるそうなので、今からため息が出てしまいます…。

そして冷蔵庫やソファなどのクレーン搬入の可能性があるため、バルコニーにあとづけの屋根が付けられない…ということも分かり、ちょっとがっかりしました。

また、すごく小さなことではありますが、キッチンのすぐ横に階段の降り口があるので、料理中や皿洗い中に少し気になったり、という面も。

【こんな間取りもよかったかも】

①自分の部屋が欲しかった・独立型キッチンもよかったかも

自分だけのスペースとして使えるように、独立型のキッチンや、家事室、もしくは自分用の普通の個室の部屋があるともっとよかったかも…。

②実家の親が泊まる場合の部屋が欲しかった

コロナ禍で機会は減ってしまったものの、実家の親が来た場合、泊まれる部屋がなく、やはり個室が足りなかったかなと。

③客間があるとよかった?

小さくていいから「客間」があったら便利だったかも…。特に我が家は1階に無駄なスペースが多いので、も一つくらい個室が作れたかもなあと…。

④ワークスペースやアウトドアリビングについて

コロナ禍で気が付いたことなど…。

⑤日当たりの計算とリビングの向き

思った以上に冬に風呂場とキッチンのたてすべり窓から朝日が入ることが住んでから分かり、リビングの向きを変えればよかったかも…と思いました。

⑥サンルームがあるなど、ほぼ部屋干しのみで済む

サンルームがある、ガス乾燥機「乾太くん」がある、ホスクリーンが家のあちこちにある等、外干しの必要のない、ほぼ部屋干しのみで済む家もちょっと憧れます。我が家もガス式の浴室乾燥機は雨の日に大活躍ですが、毎日やるとさすがにガス代が高くなってしまうので…。

⑦子供部屋を「引き戸にして広く使う」をやってみたかった

子供部屋の扉を、開き戸ではなく引き戸にして、普段は明け放して廊下と一体化させて広く使う、というのをやってみたかったです。

 

⑧その他こんな間取りもよかったかも

こんな間取りでもよかったかなという妄想や、間取り考え中にボツになったけれどやっぱりよかったかも?という間取りも。

もう一度建てるならこうしたい…築後1年版と、築後4年版。

家族に聞いてみた、「しまった」点。個室が足りなかった、等。

【その他間取りに関する記事】

※赤ちゃんがいる場合はこんな間取りがいいかも、という経験談。段差がない、ベビーカーが置ける、畳の部屋、角が少ない、家事がしやすい等。リビング階で少し離れながらも寝かせられるスペースも大事。今の家だとちょっと向かないかもな…と思います。

※建売の時、つまらない間取りだなと思っていたのですが、その方が暮らしやすかったのかも?という気づきもありました。

※「家相」に関してもちょっとだけ気にしました。

※小さい家の場合、水回りを一か所にまとめてコンパクトにしてしまうという手もあるなと。

※同じく小さい家の場合、玄関ホールとリビングを一体化させてしまうという方法も。

※リビングイン階段はデメリットもありますが、デメリットを解消する方法もあるかも…と妄想した件。

【建築時の「間取りの迷走」集】

トイレの位置について

スキップフロアについて

1階、子供部屋と玄関

階段をまっすぐにするか、ななめにするか

階段の安全性について考えて悩む

階段下、階段上の問題

リビングの段差について悩む

お風呂場を1階にするか、2階にするか

窓を増やしたり、減らしたり…

【後悔、多めかも…?でもよい部分もある】

間取りの後悔、我が家はもしかしたら多めかな…!?

間取りに関して素人の自分が、自分でいろいろ考えていろいろ変えることができたからこそ、もっとこうすればよかったと後悔するんだろうと思います…。

でも、出されたものをあまり考えずそのまま採用していても、きっと何かしら後悔したんだと思うし…。

建ててしまったものはしょうがないので、納得して住むしかないですね!

実際、数年間住んでみると、「家事がラクな間取りになってよかった!」と思う面もたくさんありますし。

 

どうしても「失敗した!」という部分があるなら、思い切ってリフォームしてしまう!という方法だってありますよね。

 

※その他の後悔ポイントに関してもまとめたページがあります。

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