家の間取りを決めるのに、とにかく紆余曲折しました…。
リビングをとにかく広くしたい、窓を大きくして勾配天井にして広々とさせたいということで、二階リビングにすることは決定していたのですが、
リビングの近くに設置をしたいと思っていたカウンター付きの書斎(スタディスペース)と、和室の位置関係や、「段差」ありかなしか?の問題に悩みまくりました…。
「スタディスペース」と「和室」の位置関係に悩んだ経緯
【1】スタディスペースを和室・リビングから離れた場所に置く案
最初、カウンター付きの書斎(スタディスペース)は、キッチンの横に設けて、リビングや和室(畳スペース)からは独立させようと思っていました。
その方が、プリンターやら夫の仕事用のものやら、ごちゃごちゃするパソコン周りのものが片づけられていいかなと思い…。子どものランドセルなんかもポーンと置いたりもするかもだし…。
でも、「3Dマイホームデザイナー」で3Dにしてみると、リビングが狭い?!と思えてしまって…書斎をリビングから離してしまったので、その分、リビングが狭くなってしまったのですね…。
そして、本やネットで色々な間取りを見ていると、小さくてもいいので「スキップフロア」「小上がり」的な場所が作りたい!という憧れがムクムクと…。
※3Dマイホームデザイナーは本当に便利でした。これから注文住宅を建てる方にお勧めです。
【2】和室にスタディスペースを作る案
和室(畳コーナー)に段差を作り、スタディカウンターもそこに作ってしまう!という間取りを考えました。
こうすると和室やスタディコーナーがリビングの一部にとけこみ、リビングが広く見えそうだなと思ったのです。
勉強する場所が畳になっていて、ちょっと段差もあって、素敵じゃない!?と思っていたら、担当者さんから、なんだか子どもが歌って踊ってのステージになりそうな…と言われて、確かににそうだなと、子どもの姿を思い浮かべて爆笑してしまいました笑。
それに、和室(畳スペース)は子供の遊びスペース、スタディコーナーは勉強やパソコンスペースとして、分けて使いたい…という思いが強くなってきました。
【最終】スタディコーナーと、和室(畳スペース)を分ける案
最終的には、和室(畳スペース)と、二段UPのスタディカウンターを分けることにしました。
・和室は、小さい子供が遊ぶスペース。→段差なし
・スタディカウンターは勉強をするスペース。→段差あり
これを明確に分けたいがためにこうなりました。
和室(畳スペース)はリビングの床と段差はなくフラットで、スタディカウンターは段差あり・下は掘りごたつです。
ちなみに、勉強する場所としては、「後ろが気にならない(壁などが理想的)」、「目の前は開けている(息が詰まらない)」、「収納がそばにある(勉強グッズが散らからない)」、ことが大事だと思います。これらすべてをかなえることができて、大満足、です。
段差は嫌いだったが、スタディカウンターは段差ありにした理由
以前、2DKの賃貸アパートに住んでいる時に、リビングとダイニングキッチンの間にあった段差に不満があって、段差は実は嫌いでした。
段差があるせいでLDKが広く使いづらく、ソファやテーブルを置く位置も限定されてしまい、しかも子供が赤ちゃんの時は段差が危なくて常にヒヤヒヤしていました。
隣の和室との間などほかの場所にも少し段差があり、赤ちゃんを抱っこしたまま移動するときに危ないと思っていたし、部屋の中の段差って本当に余計だな…と思っていました。
最初に提案された間取り…段差なし
そんなわけで、段差への毛嫌い感があった私、そのため、契約前に最初に提案された間取りでは、畳スペースはフラットなものでした。
通路を確保するために、畳スペースの角っこが斜めに切り取られていて、ちょっと広めの畳コーナーのためにLDKがちょっときつきつに見えました。
そしてだだっぴろい平面のLDKに見えて、なんとなくつまらないな…という感想を持ってしまいました。
なぜ段差が欲しくなった?
なんだかわからないけれど、とにかく憧れからちょっと段差が欲しくなった私。
LDKを広々と見せつつも空間に変化をつけたい、
段差が2段ほどあると高さ的にちょっと座るのに便利そう、
子供はなぜか段差が好きとか、色々細かい理由もありましたが。
とりあえず、ちょっと工夫した間取りにしたかったので、自己満足の結果ですね。
でも、結果的には、なかなかよかったなと満足はしています。
階段部分にちょっと座るのにも便利だし、ちょっと段差があることで、ここにランドセルや学校のものを置いても、あまり気にならないというメリットがありました。
「床に散らばっている」のではなく、「ちょっと台の上に置いてある」感じになるからかな?(散らばっていることには変わりはないのでしょうけど笑)
その代わり畳は段差なしのフラットにした
その代わり畳スペースは段差を付けずフラットなものにすることにしました。もともと、畳コーナーが一段だけ上がっているのはなんとなく好きではなかったし…。
用途を決めて、空間を分けることが大事
とにかく、末っ子がおもちゃを散らかす畳スペースと、上の子が勉強するスタディスペースをしっかり分けられたのはとてもよかったな!と思います。
間取りを作る時は、「この空間はこう使う」という風に、用途を決めて、そして空間を分けることが、大切なのだそうです(ゾーニング)(受け売りです)。
でも全体としては、リビングと一体化した書斎と畳スペースなので、リビングの広々さは十分。
(その分、冷暖房効率がちょっと…ですが)
この書斎の机の下は、通り抜けられるようにもできたのですが、なんとなく私の理想のイメージがあり、「壁」にしました。
想像通り、この机の下にゴミがたまり、掃除がけっこう大変なのが、欠点ですが…まあいいです。
ちなみに、もう一つ作った、ダイニングテーブル後ろのカウンターを「パソコンスペース」として想定していました。
でも実際には、主に「ダイニングテーブル」がパソコンスペースになっています。ダイニングテーブルに座れば、壁に背中を向けて座れて落ち着くからです。
パソコンスペースとしては失敗だったかもしれませんが、プリンター置きやパソコンを片付ける場所として便利なので、付けてよかったです。