2018年に建てた家の間取りを決める際、とにかく紆余曲折しました…。
特に、リビング内にスタディコーナーと畳スペースが欲しいというこだわりがあり、それを同じ場所にするか、独立させるか…位置関係やゾーニングの仕方に悩みました。
結局、スタディコーナーと畳コーナーは、別々の場所にしました。
が、のちに、真ん中の子のために畳コーナーにも机を置き、簡易的なスタディスペースにしました。
その結果、畳に落ちる消しゴムカスなどの問題でちょっと後悔が…。
「スタディスペース」と「和室」の位置に悩んだ経緯
間取りの作成中、スタディスペース(カウンターを設置する場所)と、和室を、リビングから少し離れた場所に隣接させるのか、それともリビング内に作るか、どういう位置関係にするか…といろいろと悩みました。
【1】スタディスペースをリビングから離れた場所に置く案
最初、「カウンター付きのスタディスペース」は、キッチンの横に設けて、リビングや和室(畳スペース)からは独立させようと思っていました。
その方が、プリンターやら夫の仕事用のものやら、ごちゃごちゃするパソコン周りのものが片づけられていいかなと思い…。子どものランドセルなんかもポーンと置いたりもするかもだし…。
でも、「3Dマイホームデザイナー」で3Dにしてみると、リビングが狭い?!と思えてしまって…書斎をリビングから離してしまったので、その分、リビングが狭くなってしまったのですね…。
そして、本やネットで色々な間取りを見ていると、小さくてもいいので「スキップフロア」「小上がり」的な場所が作りたい!という憧れがムクムクと…。
※3Dマイホームデザイナーは本当に便利でした。これから注文住宅を建てる方にお勧めです。
【2】和室にカウンターを付ける(畳コーナー+スタディスペース)案
和室(畳コーナー)に段差を作り、スタディカウンターもそこに作ってしまう!という間取りを考えました。
こうすると和室やスタディコーナーがリビングの一部にとけこみ、リビングが広く見えそうだなと思ったのです。
勉強する場所が畳になっていて、ちょっと段差もあって、素敵じゃない!?と思っていたら、担当者さんから、なんだか子どもが歌って踊ってのステージになりそうな…と言われて、確かににそうだなと、子どもの姿を思い浮かべて爆笑してしまいました笑。
それに、和室(畳スペース)は子供の遊びスペース、スタディコーナーは勉強やパソコンスペースとして、分けて使いたい…という思いが強くなってきました。
【最終】スタディコーナーと、和室(畳スペース)を分ける案
最終的には、和室(畳スペース)と、二段UPのスタディカウンターを分けることにしました。
- 和室は、小さい子供が遊ぶスペース。→段差なし
- スタディカウンターは勉強をするスペース。→段差あり
遊ぶスペースと、勉強スペースを明確に分けたい、しっかりゾーニングして分けたい、と思ったので、このようにしました。
和室(畳スペース)はリビングの床と段差はなくフラット。
スタディカウンターは段差あり・下は掘りごたつです。
ちなみに、勉強する場所としては、「後ろが気にならない(壁などが理想的)」、「目の前は開けている(息が詰まらない)」、「収納がそばにある(勉強グッズが散らからない)」、ことが大事だと思います。これらすべてをかなえることができて、大満足、です。
ただし、掘りごたつにしたことで、足元の掃除が大変…などのデメリットもありますが、空間としてはとても便利に使えています。
スタディコーナーを「和室」にすることについて、デメリットや後悔
リビング横に仕切れる和室に、スタディーコーナーの案
本当は、リビングの隣に、扉で仕切れる和室が欲しいなと思っていて、そこの一画にスタディコーナーを作ることも考えていました。
前に住んだ家には和室があって、親が来たときに寝る部屋として使ったり、産後の寝る部屋として便利でした。
でも、リビング隣接のスタディコーナーを和室にするのはちょっとどうだろう…?
畳の香りや、障子から入る自然な明るさがあって、家族みんなが和室を気に入っていました。
が、和室がリビングに隣接していて、いかにも「和」な雰囲気だと、ちょっと微妙かもしれない…という心配がありました。
洋風の置き畳で、リビングと一体化した畳コーナー
そこで我が家は結局、リビング全体の広さを優先するために、和室として独立させるのではなく、「畳コーナー」にして、「洋風の置き畳」を置き、リビングと一体化させました。
障子やふすまなどはもちろんありません。
おかげで、リビングとしても、和室的な使い方としても、何かとフレキシブルに使える空間になりました。(でもやっぱり独立した部屋だったほうがいいかも…と思うこともありますが…。)
和室(畳コーナー)に机を置き、こちらもスタディスペースにしてみたが、少し後悔あり
入居後の畳コーナーは、末っ子のおもちゃコーナーや、真ん中の子のゲームコーナーになりました。
でも入居後数年で、子供たちも成長し、畳コーナーは主に、真ん中の子のスタディコーナーになりました。
簡易的なデスクを置いてあげましたが、案の定この机は教科書やプリントなどの物置になり笑…。
真ん中の子は相変わらず、床や畳に寝そべって宿題をします…
もちろん消しゴムカスも畳の上に散らばるし、お菓子のくずもこぼすし、水もこぼす…。
色の薄い畳なので、汚れも気になりますが、もういいやとあきらめています。
スタディコーナーとして使うなら、畳ではなくてフローリングとか、別のもののほうがいいかもしれません…。
用途を決めて、「ゾーニング」(空間を分ける)することが大事
とにかく、畳コーナーとスタディカウンターを完全に一緒にはせず、末っ子がおもちゃを散らかす畳スペースと、上の子が勉強するスタディスペースをしっかり分けられたのはよかったと思います。
間取りを作る時は、「この空間はこう使う」という風に、用途を決めて、そして空間を分けることが、大切なのだそうです(ゾーニング)(ハウスメーカーの担当の方から言われた言葉です)。
全体としては、リビングと一体化した書斎と畳スペースなので、リビングの広々さは十分だし(その分、冷暖房効率がちょっと…ですが)、リビングの広さと、用途を分けるゾーニングを、両立できたなあと思っています。
真ん中の子のスタディコーナーとして、畳スペースを使うことになったのは、ちょっと誤算でした…!(スタディカウンターを大きめにしたので十分かと思っていましたが2人までが限界でした)