2018年に注文住宅を建てた我が家ですが、間取りを考えている時、
リビングに隣接して設ける和室(和スペース)を、小上がりにするか?フラットにするか?とかなり悩みました。
この辺のお話は前の記事でも書きましたが、
今回は、なぜもともとは段差が苦手だったか…というお話です。
段差のあった賃貸マンションの経験
実は、賃貸マンション時代、2DKのお部屋だったのですが、DK(ダイニング・キッチン)とL(リビング)のあいだに、謎の段差があり、それがとっても嫌いだったのです。

この段差のおかげで、ソファを置ける場所も限られてしまうし、段差があることが狭く見えてしまう原因になっている気がして…。
特に、子どもが生まれてからは、この段差がかなり嫌でした!
ハイハイする頃には、この段差から落ちてしまわないかとヒヤヒヤしたし、
自分自身も、抱っこしながら移動するときに、危ないなあと感じていました。
しかも、リビングと和室の間にも、微妙な段差があったし、廊下からリビング、和室へ行く扉からも段差があり、地味にイライラとしていました笑。
この経験から、「部屋の中の段差は余計だ!!」というイメージがすっかりしみついてしまいました。
しかし、分譲ではなく、賃貸マンションだったからこそ、住んでみて気に入らない間取りだった場合、気軽に引っ越しができたんだな…ともしみじみ思います。
今度建てる注文住宅では、気に入らなかった!なんて言えないので、慎重に間取りを検討しなくては…と心を引き締めました。
とはいえ、ライフステージが変わると、家への要望も変わっていくものなので、難しいですよね…。100%後悔しない間取りなんて不可能なんじゃないか…とも思ってしまいますが…。
最初に提案された間取り
段差への毛嫌い感があった私、そのため、契約前に最初に提案された間取りは、和スペースは小上がりではなく、フラットなものでした。

リビングダイニングへの通路のために、ナナメにカットされた和スペース。
でも、この図面を見ていると、「なんだかつまらない間取りなあ…」という気持ちがぬぐえませんでした。
「やっぱり、2階リビングをワンフロアにするなら、もう一工夫欲しい。空間に変化が欲しい。ただリビングと畳スペースがあるだけではつまらない!」と思い始めました…。
和スペースを小上がりにする?
そこで考えたのがこんなちょっと変わった間取り…。

キッチンに、造り付けのカウンターを付けて、ダイニングテーブルとして使う。
そして、カウンターに小上がりの畳スペースを隣接させて、ほりごたつ風にして、ここに腰かけて食事をする…というイメージ。
リビングを広く使いながら、畳スペースが欲しいという要望も両立できそうな…。
うん、おもしろいけれど、イマイチだね!と、書いてみて即、却下されましたが笑。
やっぱりこれだと、段差のあるスペースが多いせいか、空間を狭くしてしまっている気がしますね…。
しかも、これだと、もともと嫌いだった、段差のあったマンションと同じ感じになってしまいます!キッチン・ダイニングとリビングの間に、段差があるのですから!
紆余曲折しながら、やはり和スペースは小上がりじゃないほうがいいね…という方向に落ち着きました。
「小上がり」にしてみる?
でも、どこかちょっとした「小上がりスペース」が欲しい、という気持ちも捨てきれず。
でも、子どもの遊びスペースとして想定している、畳の部分は、フラットがいいと思いました。そこが段差になっていると、子どもがつまづいたり落ちたりしそうだなと思ったからです。
そこで、「ちょっとしたスペース…例えば書斎だけが小上がりになっていればいいのではないか」と思いつきました。
しかも、1段だけの小上がりは、段差があることを忘れてつい踏み外してしまったりしそう。きっと、私は「1段」は好きではないんだ!と思い当たりました。
そして考えたのが、「2段上がった、小上がりのスタディカウンター」です。


このスペースは広すぎず狭すぎず…という絶妙な広さになっているのがポイントなのです。
これより狭いと、スタディスペースとして使いづらいだろうし、これより広いと、リビングが狭く見えてしまいそうです。
でも、この部分がないと、だだっぴろいリビングになり、ちょっとつまらなかったのでは…と思います。
スペースの限られた、小さなおうちを建てる場合は、そのバランスが大切ですね…。
イメージするには「3Dマイホームデザイナー」がおすすめ
間取りを考えている時、平面の図から「立体的に」広さをとらえたり空間をイメージするのがとにかく大変だったので、そんなときは、「3Dマイホームデザイナー」がおススメです。


夫が、このソフトを買うと言ってきたときは、金額的にも安くはないしびっくりしたのですが、とにかくいろいろな間取りを立体的に見ることができて、本当にかなり参考になりました!
ちなみに、もっとお高くはなりますが「3DホームデザイナーPro」だと、勾配天井も作れるのでさらに魅力的です。
夫は、「もう建てられないけれど、理想の家をコレで作るだけで楽しそう」とよく言っていましたし、とにかく色々やってみて立体化してみるだけでもすごく楽しかったし、建て終わった後も楽しめそうです。