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間取り

2階リビングの家で、お風呂は2階にするか1階にするか、悩んだ経験

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2018年築の注文住宅に住んでいます。

「二階リビングの家を建てる」ということが建築前から決まっていた我が家。

間取りを考えている際に、「お風呂と脱衣所・洗面所」を、「1階」にしようか…と何度か考えたことがありました。

しかしいろいろな問題点があって、それは実現せず、結果的にはリビングと同じ2階にお風呂・脱衣所を設けることになりました。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSE online (住まい)でも記事を書いています(ペンネーム:東島由樹)

2階リビングで「1階お風呂」のメリットとデメリット

2階リビングでお風呂1階の「メリット」

2階リビングの場合、お風呂は1階にした方が、実はメリットがあります。

  • 2階リビングを広く使える
  • 老後、2階に上がれなくなったら、1階でお風呂に入れた方が便利。(1階にもトイレがあり、1階の一部屋にミニキッチンをリフォームで付けられれば、1階で生活を完結できる)

2階リビングでお風呂1階の「デメリット」

ただし、2階リビングで1階お風呂だとデメリットもあって、

  • お風呂が寒くなりがち
  • 洗濯の導線が面倒になる(1階で洗濯→2階or3階のベランダで干す。2階で家族が脱いだ服を1階の洗濯機へ運ぶ必要。2階or3階で干した服を1階の部屋や脱衣所へ片付ける手間。)
  • 子供のお風呂の見守りがしづらくなるリビング階と違うとお風呂に入るのを面倒に感じるかも。(準備や掃除も…)
  • お風呂が2階にある場合よりも、防犯性や目線の配慮が必要

1階の脱衣所や洗濯機近くに、ガス式の乾燥機「乾太くん」を設置する、ドラム式洗濯乾燥機にする、ホスクリーンを設置して部屋干し+除湿機を使うなどの工夫で、洗濯の導線は改善できます。

お風呂の寒さに関しては、浴室暖房乾燥機を使う、脱衣所にも床暖房やエアコンなど暖房設備を付けるなどの工夫も可能。

お風呂の掃除や準備なども、リビング階と違う場所にあるとちょっと面倒に感じるかもしれません…が、それは慣れの問題かもしれませんね。

そう考えると、2階リビングで2階お風呂にした我が家ですが、1階のお風呂の方がよかったかもな…。

間取りを考える時に、何度もお風呂を1階にする案も考えたのですが、結局はお風呂は2階になりました。

2階リビングで「お風呂も2階」にした理由

理由①【洗濯の導線】を考えると…リビングと同フロアが最適だと思った

洗濯の導線を考えると、お風呂と脱衣所が1階にあると、洗濯機も1階に置くことが多いです。

そうすると、洗い終わったあとの重たい洗濯物を、2階のバルコニーまで運ぶ必要があります。

洗濯機の近くでちょっとだけ仮干ししておいて、様子を見て晴れてから外に出したいという時もあるし、オシャレ着やインナーは部屋干ししたいし…となると1階に物干しスペースも必要になる?

そうすると、洗濯物を持っての1階と2階の行き来はとても面倒…!毎日、大量に出る洗濯物を、階段をはさんで右往左往させるのはなかなか大変です。

ということで、やはり脱衣所や洗濯機置き場は2階にして、脱衣所と二階リビングにもホスクリーンを付ければ、2階だけで洗濯が完結します。

その結果、仮り干し場所とベランダが近いので導線がよく、洗濯がとてもしやすくなりました。

→2階リビングで、ホスクリーンとクローゼットも2階にあるので、洗濯の導線がよくて楽です。

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理由②【寒さ・面倒さの問題】お風呂はリビングの近くがいいと思った

以前住んでいた家は、リビングから廊下をはさんで脱衣所・お風呂場がありました。

そうすると、冬の脱衣所の寒いことこの上なく、しかも玄関も近かったので、冬の入浴前後がまるで修行のようでした…。

子どもの頃は、寒い地域に住んでいて家も古くてきっと寒かっただろうにあまり気にならなかったのですが、年とともに「冷え」が大きな問題になってくるものですね…。寒冷地ではなくても冬はつらい、しかも家の中でもつらいものだと感じたのはその家に住んでから学んだことでした…。

もし、今建てようとしている家を、2階リビングで、1階に脱衣所・お風呂場にすると、冬のお風呂前後は極寒になるだろう…と簡単に想像できました。(あくまでも家の性能次第でもありますが…高気密高断熱の素晴らしい性能の家ならこの点の心配も少ないそうですよ!)

そのため我が家の場合は、やはり脱衣所はリビングの隣にあった方がいいだろうと考えました。

結果的に、しっかりあたためられている2階リビングのすぐ隣にある脱衣所なら、冬も寒すぎず、とても快適です。

夏も、お風呂から出ると、すぐに冷房の涼しさを感じて、寒いくらいなので、暑い日のクールダウンにちょうど良いです。

ただし、風呂の熱気や湿気がリビングへも流れて室温や湿度が上昇…という欠点も時々感じますが…。

また、リビングと違う階にお風呂があると、お風呂に入りにいくのや、お風呂の準備・掃除などが、かなり面倒に感じるだろうな…というのは想像がつきました。

特に子供は、階が違うと、なかなかお風呂に入ってくれなさそう…。

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理由③【間取りの問題】2階にお風呂と脱衣所がないと、間取りがうまくいかなかった

間取りを考えている時、2階リビングにすることはほぼ決定していたのですが、

お風呂と脱衣所のために必要な約4畳のスペースを、リビング続きの和室などにできたらいいのに…と思い、お風呂と脱衣所を一階に持って行ってみようかと考えたことがあります。

「リビングのそばに、2畳ほどのウォークイン型の収納が欲しい」、「リビングの隣に、仕切れる和室が欲しい」というのをずっと思っていたので、2階のお風呂・脱衣所を1階に持って行き、その余ったスペースで「収納」と「和室」を確保しよう、と考えました。

しかし…、横幅狭めの我が家だと、どうも間取りがうまくいきませんでした。

作れたとしても、下の図のように押入れのない3畳ほどの小さな和室になってしまうし、キッチンと和室の間がちょっと狭くなるし、2畳ほどの収納の場所も難しい…!

キッチンの裏に、収納スペースを作ってしまう方法もありますが、ちょっと奥まりすぎていて収納として使いづらそう。

テレビの裏に収納スペースを作ってしまう!という手もありますが、貴重な日差しのとれる南側に収納を作ろうとすると、あまり大きなスペースは作れない。(今思うと、西日除けという面ではこれでもよかったかもしれませんが笑)

結局、お風呂と脱衣所を1階にしても、間取りがうまく作れず、むしろお風呂と脱衣所が2階にあった方がおさまりがいい!という結果になりました。

まとめ

結果的に、「洗濯の導線」と「お風呂前後の快適さ」を優先して、リビング続きの貴重なスペースを、個室ではなく、脱衣所・お風呂にしましたが、かなり家事がしやすいので、正解だったと思います。

結果、2階の間取りはこうなりましたが、やっぱり、畳スペースではなく和室を個室にできたらもっとよかったかな…。

老後のことを考えても、お風呂は1階の方がよかったのかもしれない…。

小さなおうち、しかも横幅が狭めなので、なかなかすべて思い通りにはいかないですね…。

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