数年前、都内(23区内)の分譲マンションを売却した経験があります。
購入したのは、引き渡しの約2年も前で、まだ結婚したてで子どももおらず、部屋数の少ない間取りを選択していました(2LDK)。

入居前に契約したので、間取りの変更ができ(3LDK→2LDK)、キッチンの吊戸棚をなくしたり、食洗機やオーブンレンジをビルトインにしたり、床色を選んだりと、色々できました。
でも立地はとにかくよく、まだその頃は都内マンションにしては価格も安く、購入希望者が殺到し、抽選となりましたが、運よく当選。
抽選になるほど人気の物件だったためか、売り出し価格が比較的安かったためか、入居後に、マンションの価格がどんどん値上がりしているという事実を知りました。
夫の転勤で売却か?賃貸か?を検討
夫の仕事の関係で、引っ越しをすることになり、この部屋をどうしようかととても悩みました。
同じマンションのママ友にも、転勤で引っ越す人がいましたが、賃貸に出している人がいたり、売却する人もいたり、それぞれでした。
立地や便利さなどには満足していたものの、すでにその時子どもが二人いて、もし戻ってきたとしても部屋数が確実に足りない…。
そう考えると、いったん売却して、売却益で次に広い部屋を購入した方がいいのかもしれない、ということになりました。
もちろん、資産として持っておき、賃貸に出すことも考えたのですが、空室になったり、住む人によってはもしかしたら部屋が傷んだりするかもしれないと考えたり、管理も面倒だろうし、賃貸に出す場合の様々な諸経費もバカにならないし…ということで、売却をすることを決めました。
いくつかの仲介業者に見積りをしてもらう
インターネットで一括査定申し込みをし、その中からいつくかの業者に来てもらい、いくらで売り出すといいか見積りを出してもらいました。

同じマンション内の売り出し中のお部屋のチラシが入ることがよくあったので、チラシで見たことのある業者を選択しました。
ちょっと高めで出すところ、そこそこの価格のところ、それぞれでしたが、結局、一番そのマンションの他の部屋を扱った経験が多そうな業者に決めました。
そこで、マンション内でこれまで売却した、同じような広さのお部屋の売却価格を参考にしながら、売り出し価格を決定。最初はやはり少し強気の価格でした。
数年間住んでいたのに、購入価格の1.35倍ほどの価格でした。
強気の価格ではなかなか売れず焦る
しかしその価格では、なかなか売却までは至らず。
何組か、見学に来る人はいたのですが、景色が思ったよりも…とか、ちょっと価格と部屋の広さが釣り合わないかな…ということで、購入には至らなかったのです。
そこで、焦った私たちは、一気に300万ほどの値下げを決定。ちょっと一気に下げすぎたのかな…、下げてすぐに購入したいという人が現れ、とんとん拍子に話が進みました。
留守中の内見で決定
値下げしてすぐ、我が家が一家全員で、家を何日か空ける用事があったため、仲介会社に、いつでも内見者を案内してください、と鍵をあずけていました。
その間に内見した方が、購入をすぐに決めたそうです。
やはり、住んでいる人がいない状態の方が、遠慮なく「もし自分たちが購入したら」という想像をしながら、ゆっくりと家を見ることができてよかったのかな…と思いました。
これまでは、私が内見者と仲介会社の営業さんに付き添っていたので、向こうもちょっと気づまりだったかもなと…。
でも、どんな人が住んでいた家なのかを知りたいという人もいるそうなので、どちらがいいかは一概には言えませんけどね。
掃除は徹底的に
掃除と片づけはとにかく徹底的にやっていました。お風呂にも洗面所にもトイレにも汚れ一つなく、リビングは余計なものを置かず広々と見せ、神経質なくらいに掃除を心がけていました。
そのおかげか、購入した方から、「本当にきれいな状態ですね」と褒められて、とてもうれしかったのを覚えています。
売却するなら、キレイな状態に越したことはないですよね。
その後、分譲マンションで賃貸に出された部屋に少し住んだのですが、お風呂のカビや床のキズなどがかなり気になり、とても購入はできないな…と思ったことがあるので…。
少し弱気の価格に下げてしまったものの、結果的に、仲介手数料などを引いてもしっかりと売却益が出て、本当にただただラッキーでした。