駅から徒歩10分以内の土地にこだわって土地を探したために、家と家の距離が1mほどと近く、周囲に古い家もわりと多い、住宅密集地の一角の土地を選び、注文住宅を建てることになりました。
以前住んでいた場所も、駅から近いので、隣との距離は割と近く、声が時々聞こえたりするなとは思っていたのですが、視線の問題などはほぼなかったため、住宅密集地であることにそこまでマイナスイメージはありませんでした。
でも前に住んでいた家は、数軒まとめて建てられた建売物件のひとつだったため、視線や騒音問題が起きないように窓の位置や間取りが配慮されていたんだろうなと思います。
今回は、すでにある家と家の間の土地に、家を建てたため、「しまった!」ということがいくつか起こりました…。
また、住宅密集地のため音や視線を避けるために2階リビングにしたのですが、住んでみると意外な点に気が付いて後悔したりも…。
※隣近所はほぼすべて2階建て・1階リビングのお宅という環境で、我が家は2階リビングにしました。
【後悔①】窓からの目線が気になる
わが家が家を建てたのは、家が割と密集していて、三方向を1m先にある家に囲まれた、幅の狭い土地。
しかも日当たりのほとんどを頼っている南西側が道路です。
そのためできるだけ大きな窓を南西側につけたいので、せめて目線が気にならないようにと、二階リビングにしたのですが…。
二階リビングでも目線が気になる時がたまにある
2階リビングにしたので、密集地ではあるけれど、リビングに関しては視線や音の問題はないだろうと思っていました。
そのため、大きな掃き出し窓に付けたのは最初はものすごく透け感のあるレースカーテンのみ。
薄いレースカーテンは常に閉めていますが、しっかり透ける素材感です。
そのため完全に目線をシャットアウトできているわけではなく、油断してはいけないということに気が付きました…!
この薄いレースカーテン越しでも、時々、お向かいさんのベランダや窓のあたりに、人がいるのが見えることがあります。
あちらから見えるということはこちらも見えるかもしれない…?
距離としては10m以上は軽く離れているのであまり心配はしていませんが、向こうもこちらが丸見えだとイヤでしょうね…。
レースカーテンは、デザイン重視でなんとなく選んだものです。二階リビングだし、ミラーカーテンじゃなくても大丈夫だろうと思っていたし。
でも、もうちょっと視線を遮れる、「ミラーレースカーテン」の方がよかったのかも…と少し後悔をし始めました。
そしてまたある日。ソファでゴロゴロしているときに、ふと窓の外に動くものが…。カラスか?と思って外を見たら、お隣の屋根に人がいてビックリ(汗)。
お隣の屋根上のアンテナを修理する業者の方だったようです。
さらに、先日、お隣のお家の補修の際、足場が組まれたのですが、何せ住宅密集地なのでお互い様だし仕方ないことですが、足場が家のすぐそば。
足場を組み立てる音も、ほんの短時間ではありますが、少し気になったし、すごく家のそばで作業をしているので、ちょっと落ち着きませんでした。
また、住宅密集地だからこそ、外壁や屋根のメンテナンスには、どうしてもお隣さんの敷地に立ち入らせてもらう必要があったりして、そのたびに許可をとりに挨拶に行ったり…というのも正直、面倒に感じます。
→対策のため、ニトリの遮像レースカーテンを新調
遮熱対策のために購入したニトリの分厚いカーテンをしめると真っ暗になってしまうので、結局、ニトリで夜でも透けにくいレースカーテン「採光・遮像レースカーテン(Nナチュレシャイン)」を購入しました。
このカーテンなら、光はちゃんと取り入れてくれて明るいけれど、家の中は透けて見えないので安心です。
しかも夜でも透けにくいので本当に安心。
しかも素材感も少し光沢があって気に入っています。
1階子ども部屋の窓、目線が気になる。透明で大きい窓にして後悔
また、その1階の子ども部屋と寝室の腰高窓を、透明のふつうのガラスにしてしまったために、すごく視線が気になってしまって…という問題も起こりました。
こんなに家と家が近いのに、普通の感覚で、大きな窓なら透明だよねという感じで、丸見えの大きな透明窓にしたけれど…そのすぐそばにはお隣の家の窓…。
カーテンを閉めればいいでしょとは思っていたけれど、子どもは夜になったからといってこまめにカーテンを閉めたりはあまりしません。
私が用があって夜に子ども部屋に行き部屋の電気を付けると、お隣の窓の中も丸見えということも何度かあり…びっくり。
→対策として、レースカーテン・窓フィルム
結局、先ほど2階リビングの視線対策でも紹介した、ニトリの夜に電気を付けても透けにくいレースカーテンを設置したり、窓フィルムを貼ったりして、かなり改善はされました。
最初から「高窓にする」「型ガラス(くもりガラス)にする」など、プライバシーに配慮した窓にしておけばよかった…と少し後悔しました。
【後悔②】騒音問題。気になる音はこんな音
ただし、音に関しては、2階リビングにいると、外の音もお隣の音もほぼ気にならないので、それはよかったかなと思います。
2階リビング、足音が響いてお隣にも聞こえるかも、と心配
ただ、こちらから外や隣の音は気にならないとしても、もしかしたら2階でドタバタと走り回る足音が、隣近所に聞こえている可能性はあるな…と思います。
私が1階の寝室で寝ている時、2階リビングに誰かほかの家族がいて、パントリーの扉を開けたり、お風呂に入ったり、走ったりすると、かなり音が響いて聞こえます。
家と家の間が1mほどしかない住宅密集地なので、その音はもしかしたらお隣にも響いているかもしれませんよね…。
せめて、子どもの走る音が軽減されるように、「コルクマットを敷く」「防音カーペット・ラグ等を敷く」などの対策をしないといけないと思ったり、
もともと遮音性の高い床・フローリングにしておけばよかったなと後悔しました。
話し声や音楽が、うるさいかもと心配
話し声や音楽、テレビの音が、もしかしたら隣近所に聞こえていないか…と心配になることがあります。
けんかの声などは特に注意が必要だな…と思って、しかる前に窓を閉めたり…
窓があいていることに後から気が付いてすごくブルーになったことも…笑。
なるべく静かに過ごす、窓もなるべく開けないようにする、という風に、常に気を付けています。
隣近所の工事の音も、気になることがある
前に住んでいた家でも、今住んでいる家でも、隣近所での工事があると、やっぱり住宅密集地で家と家が近いためもあって、少し音が気になることがありました。
とはいっても短時間・短期間のこと。
それに、私は常にテレビをつけたり音楽を聴いたりしているので、イライラするほど気になったことはほぼありませんが…(今のところは)。
近隣の家のシャッターをしめる音が気になる
お隣や近くの家が、シャッターをしめる音がけっこう聞こえてきます。
夜や朝に、シャー!っという音がけっこう聞こえてビックリしたり、朝は早い時間だとちょっと起こされたり…!
ちなみにシャッターをしめる音は、1階の寝る部屋にいるときだけではなく、2階リビングに居る時や、お風呂に入っているときも、度々聞こえてきますね。家と家の距離が近いので仕方のない部分かもしれません…。
お互い様なので仕方がない部分ですが、近所のお宅が全部電動シャッターだったら、もうちょっと静かなんだろうなあ…と少し思ってしまいますね。
お隣のお風呂の音がうるさい
そして住んでから驚いたのが、お隣のお風呂の音が意外と大きく聞こえる!ということ。
家と家の間は1mほどしかないので、少しでも向こうが窓を開けてお風呂に入ると、すごく響いて聞こえてきます。
しかも我が家は2階リビングのため、1階に子ども部屋や寝室があるので、夜寝静まった時に聞こえるお風呂の大きな音でビックリ!
しかもこちらも大きめの腰高窓にしてしまったためなおさら音が気になり、こちら側で内窓「インプラス」を設置しました。
かなり費用はかかりましたが、音はかなり軽減されたし(完全に聞こえないわけではないです)、付けてよかったと思っています。
【後悔③】換気のための窓開けがしづらい
そして、窓を開けて換気をしたい…という時がありますよね。
もちろん「24時間換気」は各部屋についているけれど、たまには1階の部屋の窓を開けて空気をしっかり入れ替えしたいし、掃除をした後もちょっと窓を開けておいたりしたいのですが…。
でも、1階の部屋の窓を開けたまま2階リビングに行ってしまうと、1階がかなり不用心になってしまうので、1階にいる間しか窓が開けられません。
さらに、家と家の距離が1mほどの密集地なので、開けっ放しにしていると家の中も丸見えになるということもあり、窓開けでの換気がとてもしづらいです…。
また、家と家が近いので、窓を開けたときや、玄関にいるときに、近隣の家の料理のにおいがすることも、よくあります。
2階に関しても、特に家族がそろっていると空気がこもる感じがするので窓を開けたいと思う時がありますが、窓を開けたままだと、話し声が外や隣に聞こえるのではないか?子どもたちの騒ぐ声がうるさいのでは?と心配なので、あまり長くは開けて置けません…。
でも…この土地にはメリットもある!
とはいえ、この土地を選んだのはやはり、「駅から近い」「商業施設や学校が近い」というメリットがあるからです。
車が運転できない自分にはどうしても外すことのできないポイントでした。
家が密集している地域ということはそれだけ住みたい人が多い場所だからこそ…。
もちろん騒音・目線対策などはきちんとしないといけないし、これからも十分に気を付けて暮らしていきたいと思っています。
家と家の距離が近いの場合、窓の大きさや位置などに気を配る必要があります…!