前に住んでいた家は、旗竿地で、南側2mほど先に隣の家が建っていたために、一階の日当たりがよくありませんでした。
でも立地は満足、価格も安く買えたので、とにかくリビングに対する不満だけが大きく、その結果2階リビングの家に買い換えることになりました。
どうしてそこまで二階リビングがよかったと思っていたのか…振り返ってまとめてみたいと思います。
二階リビングがよかった…と思った理由
・リビングの日当たりが悪かった
・リビングが狭かった(二階なら広々とした間取りにできそう)
・天井が低く圧迫感があった
・外の景色が見えなかった
・通りや隣の家からの目線や音が気になった
・洗濯物を干すのが大変だった
1、リビングの日当たりが悪かった

前に住んでいた家のリビングの南側2m先には隣の家がありました。ちなみに東側は自分の家の玄関。
西側は空き地だったけれどのちに家が建ってしまいました。
そのためリビングへの日当たりはほとんど見込めず。午前中に、ほんの少しだけ日が入る時間があったかな?という程度でした。
二階の子供部屋は日当たりがよく、とても明るかったので、こちらにリビングを移したい…と思ったりしたのですが、キッチンもインターホンも一階にしかないし、ちょっと難しかったです…。

インターフォンを買い替えて子機つきのものするとか、料理のときだけ一階に行くという使い方をすればOKですね。もっと工夫できたかもしれないなあ…。
2、リビングが狭かった(二階なら広々とした間取りにできそう)
前に住んでいた家のLDKは15畳、そのうちキッチンの割合が大きく、部屋の形的にもリビングを広々と使うのがなかなか難しくて、家族5人には狭いな…という感じが否めませんでした。

廊下をはさんで向こう側に和室があり、それはそれで便利でしたが、ひとつづきとして使えればリビングが広くなったのになあ…二階建ての1階なので構造的な問題もあってこうなったのかもしれないなあ…二階リビングだったらあまり壁や柱を気にせず広々とした空間が作れたかもしれないのになあ…
と、建売の家だったのですが、色々と考えてしまいました。
3、天井が低く圧迫感があった

天井の高さは240㎝でした。一般的な天井高ですが、狭く見えるLDKで240㎝の天井高だと、やっぱり圧迫感がありました。
背の高い夫にとってはなおさらで、子どもたちの背が伸びて体が大きくなってくるとなおさら、狭さと圧迫感が増えていきました…。
二階リビングで、勾配天井で天井高を高くできたら、開放感のあるリビングにできただろうなあ…という憧れが次第に強くなっていきました。
4、外の景色が見えなかった
カーテンを開けてもほぼ隣の家の外壁しか見えない…。
リビングの前の小さな庭に、木や花を植えたり、人工芝を敷いて自然の景色を再現してみたり、フェンスにもハンギングで花を飾ったりしてみました。結構窓の外の景色が明るく変わってよかったです。
ただ、その景色をよく見ようとして、しばらくカーテンを完全に開けて生活をしていたら、お隣の窓が開いてバッチリ目があってしまったこともありました…。
二階リビングで、窓の位置を高くしたり、隣の家の窓とはずらしたり、天窓にしたりという工夫をすれば、そういうこともなくなるんだろうなと、ますます憧れがふくらみました。
5、通りや隣の家からの目線や音が気になった
前に住んでいた家に関しては、ほぼ隣の家の外壁に囲まれていたので、通りからの目線はほとんど気にならずのびのびと過ごせましたが、
もし広い1階リビングだったとして、通りがすぐそばにあれば、カーテンを開けて過ごすことは無理だろうし、子どもやペットがカーテンをめくってしまった時に家の中が丸見えになってしまう…という不安がありました。
また、家と家に囲まれていたので、1階リビングにいると、前の家のお風呂の音や、玄関に出入りする音、通りを歩く人の話し声などもやっぱり時々聞こえてきました。
二階リビングだったら、通りからの目線や隣からの音はほとんど気にならないだろうなあ…と想像しました。
6、洗濯物を干すのが大変だった

一階の洗濯機から、濡れた洗濯物をバケツに入れて、二階まで運んで、二階のバルコニーで干して、また乾いたら一階から二階まで登って、片付けて、お風呂場まで着替えを運んで…。
という、洗濯の導線が悪くてとても面倒でした…。
そのため、子どもが赤ちゃんの頃は、赤ちゃんをリビングに置いたまま二階へ行き来するのが大変だし目を離すのも心配だしということで、リビングで部屋干しをすることも多かったです。
その結果、カーテンがかびたり、生乾き臭が臭かったり…失敗が多かったです。
もし二階リビングだったら、二階で過ごしながら二階で洗って干して片付けて…というのが可能かもしれない…!とまたまた夢がふくらんだりしました。
二階リビングに実際に住んでみて…デメリットは?
今は、二階リビングの家に住んでいますが、当然のことながらデメリットもやっぱりあります。
・階段の上り下りが大変(老後・けがをした時の心配)
・子どもの出入りに気が付かない可能性
・家の性能などにもよるが二階が暑くなりやすい
・大きな家具の搬入が大変(クレーンが必要な場合あり)
・二階に水回りを持っていくと工事費が割高になる
宅配便が来たり子どもが帰ってくるたびに下に降りる必要があったり(宅配ボックスを置く・鍵で自をを開けてもらう・スマートキーを導入するなどの方法もあり)、老後やけがをした時の心配があったり、子どもが気づかない間に出ていってしまう・帰ってきてすぐ子ども部屋へ入ってしまう可能性もゼロではない、というデメリットはやはりあります。
また我が家の場合、あまり家の性能にこだわらなかったせいで、南西側のリビングがすごく暑くなりやすいです。断熱性能にもっとこだわればよかった!(費用との兼ね合いもありますが…)
そして大きなソファと冷蔵庫は、階段から上へ上げることができず、バルコニーからのクレーンでの搬出入が必要になります。入居時だけではなく、買い替えのときも大変です…。
大きなテレビを買い替えた時、洗濯機なども、ギリギリ階段を通れたとしても、なかなかの大変さです。
二階リビングでよかった?

いろいろなデメリットはあるにしても、我が家が二階リビングに憧れていた期間がけっこう長かったし、こういう暮らしがしたいというビジョンもわりと明確だったため、二階リビングにしてよかったと今のところは思っています。
開放感があるし、洗濯の導線も抜群、窓からは空の色が見えるし、通りの音や目線も気になりません。


でも、デメリットの方がむしろ気になる…という方もいるだろうし、
人によって、家庭によって、一階リビングがいいか二階リビングがいいか、どちらが合うかはそれぞれなので、じっくり検討してみたほうがいいです。
※我が家が、二階リビングにするならこういう工夫をすればよかった!と思った点のまとめ
いろいろな人に相談してみる
二階リビングの家がいいかもしれないけれど実際に住んだらどうだろうか?ちょっと分からないな…という方は、二階リビングに実際に住んでいる知り合いがいれば話を聞いてみたり、実際に家に行ってみたり、
ハウスメーカーの人にもいろいろ相談してみたり、モデルルームもたくさん行ってみて実際に暮らすイメージをしてみたり、
とにかくいろいろな人に相談して、実際に二階リビングに暮らした場合、本当に我が家は快適なのか?想像・検討してみることをお勧めします。
たとえば、これから家を建てる予定の方や、我が家のように住み替えを検討する方は、「FP(ファイナンシャルプランナー)」に相談することで、第三者的な客観的な意見が聞けて、無理のない資金計画の上で、満足度の高い住み替えが可能性が高くなると思います!
我が家もやっておけばよかったなあ…とすごく思っています。
一度、前の家の売却と土地購入を検討している際に、某不動産屋さんでFPさんにぜひ相談してみて…と紹介されたのですが、面倒さと恥ずかしさで断ってしまったことを後悔しています…。

また、ハウスメーカーに関しても、二階リビングの経験が豊富なところそうでないところ、力を入れているところが色々違ったり(性能、デザイン、外壁のこだわりなど)、とにかく特徴がさまざま。
時間の許す限りいろいろなハウスメーカーに相談してみて、知識をたくわえ、その中で一番自分たちに合いそうなところを決める、というのも、少し大変ですがすごく大事なことだと思います。

