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間取り

廊下がない間取り、廊下のない家。両方住んでみて…よかったことと、後悔したこと

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最近、「廊下がない」間取りが多くなっているのかな…と思います。

2018年に家を建てた我が家も、二階はほぼ廊下ゼロ。

でも一階にはしっかり長い廊下があるし、これまで住んできた実家やマンション、建売の家にも、廊下はありました。

廊下のあるなしで、住み心地は変わるのか…?

実際のところ、2階の廊下のない間取りも、1階の廊下のある間取りも、それぞれメリットとデメリットがあると感じています。が、どちらかというと、廊下はないほうがよかったかな。あるとしたら、あえて本棚を並べるなどの工夫をしてみたかったな、と思います。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSE online (住まい)でも記事を書いています(ペンネーム:東島由樹)

今の家の2階:「廊下がない」間取り

いまのわが家の二階にはリビングと水回りがあり、廊下もなく、ほぼワンフロアみたいな状態。

土地が狭く、しかも横幅が狭い住宅密集地で、色々考えた結果、なるべくリビングスペースを広くするためにこの間取りになりました。

2階にはLDKのほかに、廊下はなく、引き戸一枚で、洗面兼脱衣所があるし、階段への仕切りもナシです。

廊下のない間取りのメリット

  • リビングや居室が広くなる。スペースをムダにしていない感じがする。
  • 家事もしやすい。洗濯物を運んだり掃除をしたり…etc.がスムーズ。
  • 仕切りがないので冬は2階全部を暖められる。脱衣所やトイレもわりと寒くなくて良い。

廊下のない間取りは、その他にも、仕切りや建具が少なく、またスペースをうまく使うことで、建坪を抑えることができてコストを削減しやすい、というメリットもありますね。

廊下のない間取りのデメリット

  • トイレの音が少し気になる(洗面所に人がいる場合など落ち着けないこともある)。
  • 畳スペースとリビングが仕切りも廊下もないので、寝る部屋やプライベートスペースとしては使いにくい。
  • 冷暖房費が高くなる?(家の性能などによる)

我が家はあまり家の性能にはこだわらなかったので、2階全部を暖めたり冷やしたりするために冷暖房費が高くなりがち、というお悩みがあります…。

また、やっぱりトイレの音もどうしても気になりがち…。

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今の家の1階:「廊下がある」間取り

廊下がないとイマドキな感じもしますが、これまで住んだ廊下があった間取りも、そこまで不便は感じてきませんでした。

今の家の1階も、がっつり廊下があります。

間取りを考えるときに廊下をなしにできないかをかなり試行錯誤したのですが、1階は主にプライベートスペースだし、仕方ないかなという感じもします。

廊下のある間取りのメリット

  • トイレやプライベートスペースが落ち着く。
  • 廊下に何かを置いたり飾ったり、廊下ならではの使い方ができる。

前の家には廊下が多かった

前に住んでいた家は、リビングから廊下をはさんで和室があったのですが、おかげで、実家の親が泊まりに来た時に寝る部屋・着替えをする部屋として、とても重宝しました。

今はそういう役割の部屋がないので、親が来た時は子ども部屋で一緒に寝てもらったり、

トイレも、リビングから廊下をはさんでトイレがあったので、リビングにお客さんが来ている時も、ちょっと籠りたいときも、安心して使える感じがしました。

あえて廊下を広くしたりという使い方もあり

また、廊下はデッドスペースでは決してなくて、最近だと、廊下をファミリースペースとしてあえて広くしたり、カウンターを置いてスタディスペースにしたり、お気に入りの絵画や雑誌を飾るスペースにしたり、本棚をずらっと敷き詰めたり…という賢い使い方もありますよね!ステキです…

我が家の場合も、前に住んでいた家の廊下には、おむつ用のゴミ箱を置いたり、冬にみかんの箱を置いたりする場所として、意外と重宝していました笑。

廊下は涼しいので、におい対策にもちょうどよく、みかんの保管場所としてもちょうどよかったです。

(今の家では、よく玄関に果物の箱を置いています)

廊下のある間取りのデメリット

  • 廊下に出ると「寒!」とよくなっていた(ただし家の断熱性能による)。
  • 廊下の部分がちょっと無駄に感じる。
  • 廊下の掃除が面倒に感じていた。
  • 廊下が暗い空間になりがち。(暗いと汚れ・ほこりが見えにくい)

前に住んでいた家は、5人家族にしてはリビングがちょっと狭かったので、「この廊下のスペースをリビングにできていたらなあ…」と思いました。

狭いおかげでリビングはエアコンでしっかり暖かかったけれど、断熱性能が低い家だったので、廊下に出ると極寒でした。

脱衣所も廊下をはさんでいたので、冬場にお風呂に入るのがが本当に寒かった…!

でもそれも、家の断熱性能がよければ解決できることだし、

南向きの中住戸のマンションに住んでいた頃は、廊下がけっこう長かったんですが、廊下が寒いと思ったこともなかった気がします。やっぱりマンションの断熱性能はすごいな。(ただし賃貸マンションの「角住戸」は廊下・トイレ・脱衣所がそこそこ寒かった)

日が当たらない暗い廊下などは掃除が行き届かなくなりがち

また、廊下の掃除は、リビングや寝室などよりもちょっと掃除の優先度が下がってしまがち…

今の家は、一階を掃除するときは廊下も個室も全部一気にコードレス掃除機(ダイソン)で掃除するので、廊下があるからといって特別面倒には感じないのですが、

コードありのキャニスター型の重い掃除機を使っている頃は、廊下掃除は本当に面倒でした。

そして廊下は、窓が作れず、扉と扉に囲まれたり、長くなってしまったりすると、暗い空間になりがちで、子どもが怖がったりしてちょっと面倒なこともあるかも…?

電気を付ければもちろん明るいのですが、どうしても「日光」にはかなわず、

日当たりの悪いスペースは、ホコリや汚れが見えにくいので掃除も怠りがちになったり(経験談)しますね…。

この今の家の1階の廊下も、午後の日が玄関の窓から入ると、急にすみずみまでよく見えるようになって、掃除しなきゃ!と思うことがあります。

常に家じゅうに日が当たる…という家はなかなかないし、ちょっと暗い廊下掃除もしっかりとしないと…と気を引き締めていきたいと思います。

まとめ:廊下はデメリットばかりではないが…後悔もあり

廊下があるからといって全然、デメリットばかりというわけではなかったし、間取りの関係でできた廊下も工夫次第でいろいろと賢く使えるし…。

ただし、今住んでいる家の1階にある廊下は、正直、なくせるものならなくしたかった…。

敷地的にも無駄に感じるし、何の工夫もない普通の長い廊下なだけで、掃除も面倒だからです。

できれば廊下に意味を持たせられるようにしたかったし、例えば一階の廊下に本棚をずらっと造り付けにして図書館みたいにしたかったです…!

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