狭いリビングでも、子育て中でも、スッキリ快適に暮らすコツについて。

これまで、リビングが狭い家にも、リビングが広い家にも住んできました。

狭いリビングの家で、子どもが増えると、どうしても物が増えてしまう。そして、快適な暮らしが遠のいてしまう…という状況に私も陥ったことがあります。

でも、広い家に引っ越しても、物を増やしたり散らかしてしまう癖が抜けないと、結局スッキリ快適な暮らしはできないのです。

広いリビング、デメリットもあった

狭いリビングの家から、広いリビングの家に引っ越してみて、気が付いたのは、「広いリビングにもデメリットがある」ということでした。

南西向き2階リビングなので特に、午後が暑くて、冷房代がすごくかかるし、

勾配天井で体積も大きいので、暖房代もけっこうかかるし、朝寒いときなどはあたたまるまで時間も必要です。

もっと仕切れて狭い空間でも使えるようにしたかったし、

広いからと油断していたら、ものもどんどん増えてしまい、ものを出しっぱなしにするのも当たり前になってしまいました。

広くても狭くても、ルールを決めて、納得できる状態を維持するようにしないと、意味がないなあと実感しました…。

狭くても快適に暮らすコツ①所定の位置に戻すくせを付ける


この写真は、以前住んでいた家の、15畳のリビングダイニングです。キッチンが広い分、リビングダイニングは広いとは言えませんでした。

子どもは二人いて、赤ちゃん時代はもう終わっていたので、ベビーベッドやなどの大型の育児グッズはすでにありませんでしたが…、子どもたちはどうしてもリビングでおもちゃを広げたがりますよね。

キッチンなどの大型のおもちゃや、プラレールなどは、子ども部屋に置くように言い聞かせていました。

リビングで遊ぶためにおもちゃを持ってきても、使い終わったらきちんと部屋に戻すように言っていました。

とはいえ、どうしても小さいおもちゃがリビングに散らかりがちになってしまうもの。

そこで、一人に一つずつ、おもちゃを入れるカゴを用意し、そこに入るだけのおもちゃならリビングに置いてOK、というルールを決めました。

そこからあふれてしまうなら、処分するか、子ども部屋に持って行くようにします。

また、文房具や爪切り、幼稚園や学校からのお手紙など、リビングでどうしても保管したくなるものは、見た目の気に入った木製の引き出しに収納家具にしまうようにしました。このチェストは本当にかわいくてずっと使っているお気に入りです。

リビングで使うこまごましたものは、「必ず戻す場所を決める」ことが大切です。家族みんなで、物のある場所を覚えて、使ったら戻すように心がけます。

狭くても快適に暮らすコツ②低い収納家具、色は床の色やテーマカラーに合わせる

リビングが狭いから、たくさん収納できるように、背の高い収納家具を置こう、と何度も夫が言っていました。

しかし、背の高い家具はそれだけで部屋を狭く見せてしまいます。

背が高い家具は、存在感が大きく、圧迫感があります。テレビ周りの大型壁面収納も便利ですが、狭いリビングでは不向きだと思います。

最低限のものを収納するために選ぶ家具は、背の低いものにした方が圧迫感がないのでおすすめです。上の写真の我が家もその鉄則を守っています。

また、床の色に合わせ、テーマカラーを薄いベージュや白、と決めていて、家具の色もそれになじむようにしました。

いろいろな色がごちゃごちゃと混ざっている部屋よりも、その方がスッキリとして、部屋が広く見えると思います。

狭くても快適に暮らすコツ③本当にリビングに必要なもの?

これはリビングに置くべきだよね、と思い込んで、邪魔だしあまり使わないのに、リビングに置いているものがありました。

重要書類やプリンターなど、「これはリビングだよね」と思い込んで置いていました。広い家から狭い家に引っ越した際、以前もリビングに置いていたから今回も、と深く考えずに、そのままリビングに置いてしまったのです。

でも、よく考えたら、プリンターは我が家ではそんなに使用頻度は高くなくて、年賀状を作る時くらいだし、今はワイヤレスなのでリビングにある必要性はそんなに高くありません。不動産関連の大量の書類も、かなり幅を取るのに、なんとなくリビングに置きっぱなしでした。

そういったものをほかの部屋に置くようにするだけで、もっとリビングを広々と使えただろうなと思います。

子どもの写真のアルバムもどんどん増えてかさばりがちですが、四六時中見るものでもないので、保管場所はリビングではなく別の部屋でも十分です。

ソファも、もしあまり使われていなくて、荷物置きにしかなっていないなら、処分してしまうといいと思います。座りたいなら、ダイニングの椅子でも十分です。

リビングで寝転がりたいなら、カーペット+クッションなどでも十分ですよね。もしくは、無印良品の有名な「体にフィットするソファ」もおすすめです。軽くて簡単に移動できるので、邪魔な時は別の部屋にさっと運べます。

子どものランドセルも、宿題が終わったら、もうリビングに置く必要はありません。隣の和室や、子ども部屋など、決まった位置に置くように習慣づけます。習慣にしてしまえば面倒とは思いませんでした。

また、引っ越した時点では、まだ「センターテーブル」を置いていたのですが、これが本当に邪魔だったなと思います。最後の方は、完全にオモチャ置きになっていて…。母から「この机、いらないんじゃない?」と言われてはっと気が付きました。その後、すぐに処分すると、部屋が広くなった気がしました。

狭くても快適に暮らすコツ④引っ越した当初の写真を見て振り返る

引っ越ししてすぐ、納得のいく状態で、リビングの写真を撮っておくことをオススメします。

この時よりも物が増えていないか?必要のないものが常に外に出てしまっていないか?たびたびその写真を見て振り返ってみるのです。

我が家の以前のリビングも、最初はこんなにスッキリしていたのに、最終的にはかなり物が増えてしまいました。

子どものタンスや、増えていく本を収納する本棚など、大きめの収納家具を増やしてしまったのです。今思えば、それが本当に失敗だったなと思います。

収納家具もやたらと増やさないこと…、これはとても大切なことかもしれません。

結論、リビングが狭いせいで散らかる!と言い訳しない

とはいえ、我が家もそうでしたが、一度気を抜くとついつい散らかしがちになってしまいます。

そんな時、つい「リビングが狭いせいで、散らかるのだから仕方ないのだ」と言い訳していませんか?

そんなことを言っていたら広い家、広いリビングに引っ越しても散らかります(笑)。

よく考えてみれば、狭いリビングに限ったことではないですよね。リビングが広くても、やみくもに背の高い収納を置いたり、物を増やしたり、出したものをしまわなかったり、リビングに必要のないものを置くようにしていたら、あっという間に散らかってしまいます。

とにかくリビングに物を増やさない。出したものはしまう。

そのためにはリビングに置いてよい物を決めて、その物の所在地もきちんと決めておく。これがとにかく大事だと思います。

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