2018年に注文住宅を建てることが決まり、色々な本を読んで勉強しているときに、ぜひやりたい!と思ったものの一つが「借景」を取り込むこと。
土地やご近所の環境によって左右されるものなので、絶対ではないものだし、もし素敵な「借景」が取り入れられたらラッキーだな、くらいに思っていたのですが、少しだけ実現させることができました。
桜の木の横の土地を検討したこと
桜の木がすぐそばにある土地を検討したことがありました。
おそらく、しばらくは伐採されそうにない環境にあり、二階の窓をFIX窓のピクチャーウィンドウにして、春の桜、夏の緑を楽しめたら素敵だな…と妄想しました。
※あくまで(オーバー気味な)イメージです。
建てた家での実際は…少しだけ借景に成功?
はきだし窓上の方に少しだけ「木」が見える
結局はその土地は他の条件が整わず買えなかったので、違う土地を選ぶことになりましたが、
選んだ場所も、意外と、少しだけ借景を楽しめることになりました。
ちょっと先の方にある背の高い木々の頭の部分が少しだけ、二階リビングの窓から見えるのです…!
夏が近づくと、枯れ木に少しずつ黄緑の葉が増えていき、初夏になるとすっかり葉がこんもりとします。
秋になるとすっかり葉が散って、茶色の枝だけが見えるのも、ちょっと季節を感じられてなかなか良いです。
しかも、住んで2年近くになりますが、最初の頃よりも木が成長して上に伸びて、よりたくさんの緑が見えるようになった気がします。
桜ではなかったけれど、少しだけでも窓から自然が見えるのはなかなか良いなと思います。
バルコニーに木の鉢を置くことを考えていた
本当は、バルコニーに大きな木の鉢植えを置いて、リビングからも、家の外からもグリーンが見えるようにしたかったのですが、
ちょっと遠くでも木が見えるならいいか!ということで、結局まだ実行はしていません…。
※「3Dマイホームデザイナー」で作成した図です。
先日、実際にこんな感じにしているお宅を見かけて、やっぱりバルコニーに木があるのも素敵だなあと改めて思いました。
そろそろ実際にやってみたくなってきましたが、南西側の非常に暑いバルコニーなので、相当強い木じゃないと難しそう…。
夕焼け空も見える
リビングのはきだし窓から、時々、夕焼け空がきれいに見えるのも、ある意味では借景なのかなと…!
夕日が見えるということは西日はとっても暑いのですが笑、二階リビングの南西側の掃き出し窓は、年間を通して、夕焼けが綺麗に見えます。
でも本当は、四角いFIX窓で、風景を切り取ったピクチャーウィンドウに憧れるのですが…!
※イメージです
南西側の高窓から見える青空や鳥
そういえば我が家にもちゃんと、FIX窓がありました…!
南西側の高い位置に、FIX窓を付けたのですが、天気の良い日はきれいな青空が見えるし、
目の前にある電線に、鳥が2羽仲良く並んでいるのが見えたこともありました。
ピクチャーウィンドウを作る際の注意点は?「目線」と「まぶしさ」
ただし、せっかくきれいな景色が見える場所に窓を作っても、我が家のように、カーテンが必要になってしまう場所だと、景色が楽しめなくなってしまうこともあるので注意が必要です…!
外からの目線が気になると、カーテンが必要になるかも…
せっかく景色が楽しめるピクチャーウィンドウをつくっても、外からの目線が気になってしまう場合は、結局、カーテンなどで窓を覆うことになり景色が楽しめなくなってしまうかも…。
我が家の場合、二階リビングの掃き出し窓はもともとは、景色の見える薄いレースカーテンだけだったのですが、住宅密集地のためほんの時々だけ気になる視線とUVカットのために、ニトリで買ったレースカーテンを付けたのです。
そのため、我が家のように、外からの視線カットタイプのレースカーテンを付けてしまった場合は、せっかくの景色が見えなくなってしまいます…。
↓
外から中は見えないけれど、中から外の景色は見える「ミラーレースカーテン」にした方がよかったかな…。
窓の方角(暑さ・直射日光)にも注意
また、窓の方角によっては、小さい窓であっても、朝日や西日がまぶしかったり、日差しが熱く感じたりして、カーテンや日よけシートを付けたくなってしまうかも…。
我が家も、南西側の高窓はFIX窓で、空の色などが楽しめてよかったのですが、
何年か住んでみるとどうにも西日がまぶしい時間帯があり、結局、「日よけシート(クールブレイド)」を1年中貼り付けています…残念。
カーテンを付ける必要のない場所で
もし、FIX窓を設置して、借景を楽しもう、ピクチャーウィンドウにしようと計画する場合は、
日差しがまぶしかったり暑かったりする方角は避けて、北側とかに設置すれば、カーテンなどは必要ないので、1年中快適に楽しめそうです。
なので、廊下や階段、玄関などによくピクチャーウィンドウが作られることが多いようです。
リビングの場合は南側になることが多いし、外からの目線もどうしても気になるので、なかなか難しいかもしれませんね。