以前住んでいた建売では、キッチンなどについている縦長の窓は「片開き窓」でした。
今住んでいる注文住宅では、縦長の窓は「縦すべり窓」です。
片開き窓はレバーを押せば簡単に開くし、とても便利だったのですが、今回の家ではそれは選択できず、ちょっと面倒かも…と心配でした。
縦すべり窓の使い心地
縦すべり窓(すべりだし窓)は、レバー(オペレーターハンドル)をクルクルと回して、開く角度を調整できます。
ただ、前に住んだ家ではこのタイプの窓はなかったので、クルクル回すのは面倒じゃないかな…と思っていました。
そのため、できれば押すだけで窓を開けられる片開き窓を…とお願いしたのですが、サイズの関係かサッシの関係か何かで、すべてすべりだし窓になりました。

実際に使ってみると、別に面倒ではありません。
ですが、まずロックを解除してから、バーをクルクル回さないといけないので、慣れる必要はあります。

このロックのつまみを上に上げて「ひらく」にしてから、バーを回します。

窓の空き具合は、「全開」と「半開」を選べます。
たてすべり窓を使って感じた【デメリット】
慣れないと…壊れやすいかも
この「ロックを解除」することをきちんと覚えておかないと、縦すべり窓はすぐ壊れてしまいやすいです!
住んで半年も経ってから、夫がようやく初めて縦すべり窓を開けようとしたらしく、ロックを解除しないまま、バーを強引にグルグルと回してしまいました!!
すると、壊れてしまいました…。
ロックの解除がどうにもできないし、バーを回しても窓は開かないし…。
数日後、アフターの方が来てくれて、ドライバー一本で直してくれたのでよかったのですが、
その後もまだ時々不調で、ロックをしめようと思ってもしまらず、開けようと思っても開かず、という時が時々あります。
ちゃんとロックを解除してから、バーを回すように、慣れておかないといけないですね。
チェーン式のもの、少し使いづらい
階段の縦すべり窓は、バーを付けても届かないので、チェーンをひっぱることで開閉できます。

ぶら下がったチェーンがちょっとジャマではあります…。
チェーンをどちらかの方向に引っ張るだけで開閉ができるので、やりやすいといえば、やりやすいですね。
ただし「ロック」機能がないので、確実にしめておかないとうっかり開けっ放しにしてしまったり、子どもがいつの間にかチェーンを引っ張って開けてしまっていたり、というリスクもあります。
たまに開け閉めしないと、開きにくくなる

常にロールスクリーンが下がっているためにめったに開け閉めしないたてすべり窓があるのですが、久しぶりに開けようとしたら、なんだかちょっと開けるときに力がいりました。
「すべりだし窓」(「たてすべり窓」は特に)たまに開け閉めしないと、くっついてしまってなかなか開かなくなることがある…と、点検の際に聞きました。
リビングの西側のたてすべり窓はほとんど開け閉めしていなかったので、時々開けるようにしようと思います…!
縦すべり窓を使ってみて感じた【メリット】
気密性、見た目
こういう窓は、引き違い窓よりも気密性がアップするとか、見た目的にもよくなるというメリットがあるそうです。
確かに、引き違い窓よりも、ぐっとしっかりと閉められる感触があります。
私的には、縦すべり窓は、細長いし、開けられる幅も限られているので、子どもの落下防止になりそうでよかった、と思います。
今住んでいる家の二階の窓は、ほとんどが縦すべり窓です(ベランダに出る部分だけが大きな掃き出し窓)。
2階の大きな引き違い窓が怖かった経験…
以前住んでいた家は、2階の個室に大きな引き違い窓がたくさんあって、子どもがふざけていると落ちてしまうんじゃないか、とかなりハラハラしました。

この図のように、窓の下に一階部分の屋根があるならまだしも、下に屋根も何もないのに引き違い窓があると、ストーンと下に落ちそうで怖くて。

しかも、下に屋根もないしパラペットみたいなのももちろんないので、危ないばかりか、エアコンを付けたいときに、一階までホース?を伸ばさないといけなくて、料金も余分にかかるし見た目にも影響するし、うーん…と思いました。
その物件を購入する際、営業担当の人に、「この2階の引き違い窓、大きいし、危なくないですか?」と聞いたのですが、「明るさをたくさん取ることをとにかく考えていたので、そこまで考えていなかったですね」と言われたことがありました。
そこで、2階の大きな引き違い窓、4つ全部に、面格子を付けようかとも考えたのですが、見た目がすごくなりそうなので、業者さんからも反対され、さすがにそれはやめた、という経緯もあります。
二階の安全性…子ども部屋にすることも多いのだし、もう少し考えて建ててくれてもいいのにな、とちょっと思った経験でした。
もちろん縦すべり窓でも子供なら入り込めてしまう横幅があることが多いので、安心安全というわけではありませんが、大きな引き違い窓よりは不安が少ないかな…という印象です。
防犯性、大きな窓よりは安心?でも格子は付けられない

縦すべり窓は、縦に細長いので、大柄の人だと入り込めません。
でも子どもや細身の人なら入れてしまうので、縦すべり窓にしたからといって絶対に安全ということはないし、シャッターなどが付けられない分防犯性は下がるかも。(レバーが邪魔になってインプラス等内窓も付けづらいし)
そのため、もし一階に取り付けるなら、外側に面格子があった方が安心なのですが、すべりだし窓は、窓が外側に開くために、外側に面格子があると邪魔になるので面格子が付けられません…!
二階であればほぼ大丈夫だとは思いますが、絶対ではないですよね…。
網戸が内側なので、開閉の際に虫が入り込まない
もちろん網戸も取り付け可能です。我が家の場合は、内側に網戸がついていて、4点のロックを外せば取り外せる形になっています。

前の家の片開き窓の時は、網戸もカパッと扉みたいに開けるタイプだったので、それに比べると外すときは少し面倒ではありますが、
網戸のあけしめをせずに、窓を開けられるので、虫が入る心配が少ないという点はよいですね。
それに、網戸を開けるのは掃除をする時くらいなので、そこまで問題ではありません。