【土地探し】【土地選び】隣が「墓地」の物件(土地)を検討した経験から。メリットとデメリットについて

注文住宅を建てるために土地を探していた数年前、色々な土地をネットで探して見に行っていました。

その中の一つに、墓地がすぐ隣という物件があり、見学に行ったことがあります。

「南側が墓地」の物件を見に行った経験

その物件は、古い家が建ったままの土地で、ほぼ道一本も挟まず南側のすぐ隣が墓地でした。

とてもきれいな寺院内で、きちんと整備がされていることが見てすぐに分かり、怖いとか不気味とかそんな感じは全くありませんでした。

お墓参りに訪れる人もそこまで多くなさそうな、小規模な墓地だったので、とても落ち着いていて静かな環境。

その寺院も高めの塀で囲われていたので、周辺を散歩していても怖い感じとかは全くしませんでした。

ただ、物件の2階にあるバルコニーからは墓地が一望できそうな位置。

駅からの距離などの立地的には少し割安で、なかなかいいかもと思い実際に見に行ってみた物件だったので、少し心惹かれたのですが、やはり夫が一から新しい家を建てたいという希望が強く、古い家の解体費用なども気になり、またメインの彩光の方角が墓地だったという点などから、少し心残りがありつつもその物件をあきらめました。

でもその後もこの物件のことが気になって、何度かまだ売れていないかチェックを続けていたくらいでした。(その後しばらくしてほかの方が購入し、リフォームして事務所兼自宅として住まわれているようでした。)

【墓地が隣の物件のメリット】

1、静かで落ち着いている

すぐ隣が学校や救急病院、商業施設、集合住宅など…といった場合よりもずっと「静か」だと思いました。

落ち着いた環境で過ごしたい方にはポイントが高いのではないかと。

お盆やお彼岸の時期は、お墓参りで来る方が増えるので少し心配もあるにしろ、その時期は自分たちも帰省したり家をあけることも多いので、あまり気にならないかもなとも思います。

2、風通し・日当たりがよい

隣が墓地であれば日当たりがとても良いです。

見に行った物件は南側が墓地で、日当たりは抜群でした。特に2階の日当たりは何も遮るものがなく抜群でした。

急にそこに家が建ったり高層マンションが建ったりという可能性も低く、安心できます。

そして風通しもよいので、窓を開けておけば涼しく快適に暮らせそうです。

私の実家の知り合いの家は、田んぼや畑の中に建つ家も多いのですが、そういう家に行ってみると風通しがよく、夏でも冷房なしで過ごせることもあってとても快適です。

周りに高い建物がないというのは大事なんだなと改めて思いました…

3、価格が比較的安い

墓地が隣の場合、周りの土地に比べて、価格が割安であることも多いです。

建物の費用やリフォーム費用などを考えると、土地代はなるべく安い方がやっぱり助かります。

駅からの距離などの利便性にもこだわりたいという場合、墓地がすぐ隣の物件であれば、利便性の高い土地のわりに価格が安くてお得感があることも。(実際に私たちが見に行った物件もそうでした)

【墓地が隣の物件のデメリット】

1、怖い?気になる人は気になるかも

霊感の強い人や、怖がりな人は気になるでしょうし、住む人以外にも親や親戚がそうな場合少し訪れにくくなるなどはあるかもしれません。

また、風水を信じている人も気になってしまうかも。

そして、夜間は特に墓地はあまり灯りがなく暗いので、余計に怖いと感じるかもしれません。

ただし、土地柄的に歴史のある寺院やお墓が多い地域に住んでいる人は、全く気にしないという話も聞いたことがあります。

京都などのほかにも、東京にも墓地の多い地域はたくさんありますし、地域によっては生活の中に溶け込んでいることも多いですし、墓地がすぐそばだからといって気にならない方は特に気にならないでしょうね。

2、お線香のにおいやお墓参りの人の声

墓地が隣ということで、お線香のにおいがする可能性があります。個人的は子供頃からよくかいでいて好きなにおいではありますが、これもやはり個人差があります。

また、お彼岸やお盆の時期などにはふだんよりも墓地を訪れる人が増えるので、声や物音が気になる可能性はあります。

断熱性や気密性に優れていて換気計画もしっかり考えられた家なら、ほぼ窓を開けることなく快適に生活ができたりするし、音が気になる場合は内窓(インプラス等)を設置すれば効果的です。洗濯物も外に干さないでガス乾燥機やホスクリーンでの部屋干しで洗濯を済ます方も増えているので、工夫すれば大丈夫かも?

また、車で来る人が多い墓地の場合は、お盆やお彼岸時期は周辺の道路の交通量も増えるかもしれません。

3、鐘の音が気になることも?

私の実家もお寺が近くにあったので、朝6時くらいに鳴る鐘の音で起きたり、夕方も鐘の音が鳴ると家に帰らなきゃなと思ったりした記憶があります。

懐かしくて郷愁を感じる、風情のある音なので、気にならない方は気にならないと思います。

ただ物件によっては鐘がすごく近いこともあるかもしれないし、朝が苦手な方は注意した方がいいかもしれませんね。

お寺によっては鳴らさないというところもあるので調べてみるといいですね。

また、来院した方が自由に鳴らしてもいいという寺院もあり、その場合は気になるかもしれないので要チェックですね。

4、お寺の管理状態による面も

お寺がきちんと管理されていれば心配ありませんが、あまり管理が行き届いていない場合は、動物(猫やカラスなど)がお供え物を荒らしてしまったり…という荒れた状況が気になることもあるようです。

私の見に行った物件は、駅近の小規模な寺院で管理状態がとてもよく、将来的にもあまり心配なさそうだなという印象を受けましたが、それもやはり寺院によるでしょうね。

また夜間は墓地内や周辺も暗く人通りも少ないので防犯上も注意が必要です。

5、間取り・窓・外構などに工夫が必要かも?

もしなるべく家から墓地が気にならないようにしたいという場合は、間取りに注意したり、お墓側には大きな窓を作らず採光のための高窓にしたり、目線除けのための高いフェンスなどを設置するなどの工夫が必要になってきて、費用もその分かかる可能性があります。

でもだからこそ、工夫のし甲斐があって楽しいかもしれません。

南側が墓地の場合はバルコニーに大きなグリーンカーテンや植栽を植えて目隠しにしたり、インナーバルコニーにしたりアウターシェード(スタイルシェード)を設置して目線を遮るなど、色々なアイディアを活かせそうです。

6、売却がしにくい可能性

もし将来、その土地を売却したい場合に、売りにくいという可能性もあります。

とはいえ土地はほかの要素にも左右されるものなので、墓地という部分がネックになるなら少し価格を下げれば売れることもあるだろうし、とりあえずすぐの売却予定がない場合はあまり気にしなくてもよいのかも。

まとめ

やはり墓地が隣という場合、気になる人は気になるし、気にならない人は気にならないし、個人差が大きいと思います。

もちろんほかの条件によっても様々なので、どんな土地を選ぶ場合も同じですが、じっくりと検討するといいですね。

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