注文住宅を建てるにあたって、リビングのテレビ周りの窓は、「テレビの上に横長の窓がいいな」という、漠然とした憧れがありました。
モデルハウスや、いろいろなリビングの写真を見ていて、テレビの上に横長の窓があると、おしゃれだな…と思ったためです。
でも、間取りが決まっていく中で、窓のことをテレビとのバランスを考えた上で検討すると、そう簡単にはいかないことが分かってきました。
理想の窓、最初の案
最初は、こんな感じの窓が理想だな、と思い、書いた絵をハウスメーカーの担当者に見せてみました。
この窓の図を書いたときは、きちんとテレビの幅を測り、縮尺のことを考えて、なるべく正確なバランスになるように、方眼ノートに計算して書きました。
下の図は、それを改めてペイントで書き直したものなので、縮尺はちょっと適当です。
(※上の図の、左下にある変な形のものは、造作のカウンターと収納です。)
横長窓とテレビのバランスが難しい
窓は壁ぎりぎり部分には付けられない
担当者さんに見せると、希望の位置では窓が付けられない!ということが判明しました。
角?隅?から、90mはあけて、窓を設置しないといけないとのことでした。※ハウスメーカーによって違うかもしれません。
私の書いた図では、40cmしかあいていない場所から、窓が始まっていました。
テレビとのバランスを考えると、この窓の位置がベストだったのですが…。
ちなみに、左側の横長窓も、キッチンの建築化照明の関係か何かの理由でNGと言われ、断念することになりました。
窓をずらすと…バランスが取れない
そこで、位置をずらして書いてみると、こうなりました。
うーん、テレビと横長の窓の位置がどうしてもずれる。
テレビ台をもっと左に寄せればいいのですが、そうするとテレビの右側が不自然に開いてしまうので嫌だ!というわけで、別の案も考えました。
窓の形を変えてみた
ふつうの引き違い窓はあまりデザイン的にはよくないけれど、光はたくさん入るし、換気にもよさそう、ということで書いてみましたが…やっぱりおもしろくない。
その上の、三連窓の案は、なんとなく書いてみたものですが、これが意外といいかもね?ということに。
テレビとのバランスがとりやすい、三連窓
テレビを買い替えてもOK
なかなか、「テレビの上に横長窓」への憧れがあきらめられなかった私ですが、打ち合わせの中で、「横長窓にすると、テレビを買い替えたときなどにも、バランスがとりにくくなる」という、担当者さんの声でとても納得。
もし万が一、このように、テレビをもっと大きなものに買い替えた時も、横長窓の場合よりも、バランスを気にせずにすみそう…。
そして、和室側の高い位置に、横長窓を付けることで、私の憧れも回収させることができました笑。
3Dマイホームデザイナーでも確認してみた
「3Dマイホームデザイナー」というソフトを夫が購入し、窓の位置なども具体的に設定してくれたので、よさそうだね!と安心することができました。
そして出来上がった三連窓に満足
結果的に、テレビや、造作カウンターとのバランスもあまり気にならないし、
テレビの買い替えの時も、液晶サイズを小さくしても大きくしても、問題なさそうです。
ちなみに横すべりだし窓で、換気などの時に開けたいときは下側が開くので、外からの目線も気になりにくくてよかったです。
東側の窓なので、すぐ横に隣家の壁がありつつも、時々明るい朝日が入るので、付けてよかったと思う窓の一つです。
ただ、この横滑り出し窓は大きくは開けられないし、外側の窓ガラス掃除ができないので、外から超長いグラスワイパーで大掃除の時などにやっと拭くかな…という感じです。