2010年頃、家族4人で建売住宅に入居することになり、住んでみてしばらくしてまず思ったのが収納が全体的に足りないということ…特に1階の収納が心もとない…と思いました。
前に住んでいた住まいと比べて一番困ったのが、「パントリーがないこと」でした。
困ったこと1:キッチンに「パントリー」がない
この時、分譲マンションから建売住宅に引っ越したのですが、マンションの時にあったキッチンの造り付けのパントリーが建売にはなくて困りました。
ウォークインタイプではなく、観音扉のふつうの収納庫ですが、キッチンにあるおかげで、買ってきたものをとりあえず入れておくことができてとにかく便利でした。
対策方法:パントリー代わりになる収納棚を購入
色々考えた上、パントリーの代わりになる収納を買おう!と決意。
でも、ニトリや家具屋で探しても、しっかりとしてはいるけど、10万はするものばかりで高すぎる…!
そこで、ネットで見つけた「シューズボックス」をパントリー代わりにし、キッチンに置きました。
完成品で、お値段は3万円ほど(購入当時)と、リーズナブルでした。

左奥がもともと持っていた普通の食器棚で、その右側がパントリー替わりのシューズボックスです。
同じ白で統一したので、見た目はすっきりしたかな?と思います。
扉は三列になっていて、一番左側の一列を食品用にし、右側の二列は工具や裁縫箱などこまごまとしたものを入れました。
もちろん、棚板の高さも調節できるので、ちょっと背の高い醤油やみりんの買い置きを置ける広めの場所を作ったり、ティーバッグやだしの素などこまごましたものを入れる場所は狭くして100円ショップのかごがちょうど入るように調整したり。
以前のパントリーと何ら変わらない便利さでしたよ。
やっぱり、子どもが複数いると、ストックしておきたい食材も増えるし、おやつのストックだけでもかなり場所を取るし(笑)、我が家にはパントリーが必須でした…!
対策方法:食器棚やシステムキッチンの収納
パントリー代わりの収納庫を置かなくても、食器棚や、システムキッチンの収納(ガス台下やカップボードの引き出しなど)を上手に使うという手はありますね。

実際、今住んでいる家(その後建てた注文住宅)では、造り付けのパントリーを設置しましたが、ガス代の下の引き出しや、カップボード下の収納にも、買ってきた食材をたくさん収納しています。
ただ、細かい食材、例えば「だし」類やのり、ふりかけなどや子供のお菓子は、「目線の高さに」食材を置ける場所が欲しかった。
そして買い物から帰ってきたら、とりあえずパントリーの扉を開けて、買ってきたものを目線の高さでポンポン放り込みたい!

目線の高さに収納があると、しゃがまずに食材を入れられて、出すときも探すときも楽な気がします。
乾物やおやつなどの買い置きのもの、食パンやお茶、買ってきたものをとりあえずこの中にポンと置く。お米やお水は一番下に置く。
だしパックやコンソメ、のりやわかめなどの乾物など、料理の際に頻繁に使うものは、探しやすく取り出しやすい「目線の高さ」での収納が楽に感じます。

実際、ガスレンジ下の収納の引き出しにも、おやつなどを入れているのですが、深さがあるため、下へ下へと入り込んでしまうので、「こんなおやつがあったのか!」と後から発見してビックリすることがよくあります笑。
もともと持っていた「食器棚」は、目線の高さあたりの部分は、電子レンジや炊飯器などを置くためのスペースになっていたのでムリ。
システムキッチンの引き出しは、しゃがんだり手を伸ばしたりが必要で、物を出し入れしづらい…。
というわけで結局、我が家の場合は、パントリー代わりになる収納庫を買ってよかったです。
置き場所さえあるなら、購入してみることをおすすめしたいです。
困ったこと2:キッチンのゴミ箱を隠す場所がない(→おしゃれなゴミ箱を買う)
造り付けのキッチン収納には、ゴミ箱を隠して置ける部分があったり、シンクの下がオープンになっていてゴミ箱を置けたりと、注文住宅ならいろいろな工夫ができます。
建売住宅の場合、ゴミ箱を見えない場所にしまえるようなキッチン収納なんて付いていませんよね…。
そこで、ゴミ箱の収納の仕方も考える必要があります。
いかにもなゴミ箱が丸見えだと、どうしても生活感が出てしまうので…。
普通のタンスや食器棚に見えるような「ゴミ箱家具」もよくありますが、大きくて重そうで、値段も高いし、その割にはゴミの収納量が小さいものが多くて、いまいちピンときませんでした。
子どもがいると、燃えるゴミなんてすぐにいっぱいになるので、45リットルサイズのゴミ箱が必須なんですよね。
そこで、私が考えたのは「ゴミ箱自体をおしゃれなものにする」こと。ま、当たり前なんですが。
我が家のキッチンは、なるべく白っぽい色で統一したいなと思い、白くておしゃれで大きなゴミ箱を探し回ったのですが、45リットルの大きなサイズとなると、なかなかおしゃれなものが見つかりません…。
ホームセンターなどで、まあこれでいいかな?というものを見つけても、大きすぎて持って帰るのも大変です。
そこで、ネット通販でいろいろ探し出したのが、「クード」というゴミ箱。
実際の容量は33リットルですが、45リットルのごみ袋がぴったり入りました。
プラスチック製で軽くて、キャスターもついているので、ゴミをまとめるときも、ゴミ袋をセットするときも、掃除するときもらくちんです。
我が家はホワイトを持っていますが、違う色で2つ3つと並べてもおしゃれだし、他の部屋にも欲しくなってしまうくらいお気に入りです。
また、ケユカのダストボックスも、シンプルなデザインが素敵です。上ぶたの開き方も珍しくてかっこいいです!
困ったこと3:アウターやバッグの収納場所がない(→和室をファミクロ代わりに)
帰ったらすぐにしまいたい・かけておきたい、アウターの収納場所や、バッグの置き場がない…
これは本当に困りました…。
とりあえず和室に「ポールハンガー」を置いてバッグや帽子を引っ掛けておいたり、
「ハンガーラック」を置いて、家族のアウターや幼稚園の制服などもかけていました。
子ども服のタンスも和室置いていたし、子どもたちのランドセルの定位置も和室にカゴを置いて作っていました。
和室をファミクロ(ファミリークローゼット)がわりに使っていた感じですね。
和室に置いたハンガーラックに掛けている衣類が見えないように、シンプルなカバーでラック全体を覆い、目隠ししていました。
夫のスーツや子供の制服などもかけることができたし、カバーで隠して置けばごちゃごちゃしないし、透明窓部分からどの服がどこにあるか?も見えたので、とても便利でした。
困ったこと4:洗面・脱衣所の収納が足りない(→収納を置く・付ける)
建売物件だと、脱衣所にもあまり収納がありません…。
バスタオル、ハンドタオル、お風呂場上がりに着るインナーやパジャマは、脱衣所に収納したいですよね。
対策方法:隙間収納チェスト
まず洗面台と洗濯機横の隙間にちょうどいいサイズの「隙間収納チェスト」を置き、化粧品を入れたり、洗面台で使うハンドタオルなどを収納していました。
対策方法:ランドリーラック
また、洗濯機の上のスペースを有効活用できる、洗濯機ラック(ランドリーラック)も必須でした!
洗濯機上の棚の部分にはちょうどよいサイズのカゴを置き、インナーやタオルなどを収納していました。
ちなみにラックの上部に、ハンガーなどをひっかけるバー部分があったので、手洗いしたものなどをちょっとかけて干しておくのにとても重宝しました。
対策方法:洗面台上に収納棚を追加
それから、建売の業者にお願いして、入居前に洗面台の上部に収納タンスを一つつけてもらいました。もちろん有料ですが…。

ちょっと位置が高いのですが、バスタオルなどのタオル類の収納にとても役立ちました。
ホチキスで付けれるラックもあるので、試してみてもいいかもしれません。
対策方法:お風呂後の着替えの置き場
あとは、お風呂後の着替えの置き場所がなかったので、洗濯機の前に、バスタオルハンガーを置き、その上にカゴを置いて、お風呂前後のパジャマやインナー、バスタオルを入れておく場所にしていました。これもとても便利でした。

結論:収納家具で工夫が可能
建売住宅は収納が少ないですが、大丈夫です、収納家具でいくらでも収納が可能です!
サイズの合ったものを探す手間は少し面倒ですが、色々な商品、グッズがあるので、楽しみながら探すと良いと思います。
でも、「造り付けの収納がいい…!」という場合は、「リフォーム」を考えるのもありですね。

我が家も、間仕切壁を設置したいと思った際に、リショップナビを通して、リフォーム会社を数社紹介してもらい、家に来てもらって見積もりを取ったことがあります。とても親切にアドバイスをもらったり色々なパターンの見積もりを出してもらえてとても助かりましたよ。
