リビングイン階段やスケルトン階段やらせん階段など、色々な特徴のある階段がありますが、わが家も間取りを考えているときに、どんな階段がいいかな…といろいろと考えました。
シンプルな階段がいいなと思ったのですが、結局、省スペースのために、斜め階段を作ることになり、ちょっと後悔することになりました…。
我が家の選んだ階段(L字型+ななめ部分あり)と後悔ポイント
間取りとの関係で、結局、決まったのはこういう形の階段です。
降りてきて5段目で、ななめ階段になっている3段によって、90度曲がる形の階段。
もし一番上あたりで足を踏み外したら、曲がるところでおそらく止まるけれど、
8段目くらいで足を踏み外したら、下まで転がり落ちてしまうし、危ないといえば危ないし、どのみち気を付けないといけないですけどね。
デメリット1:ななめの部分が掃除しづらい
また、8段目のマルで囲んだななめの狭くなっている部分が掃除しづらくて、ちょっとイマイチです…。
掃除機だとどうにも、奥の部分が掃除できないので、ティッシュでなんとかしてホコリをとったりしています…
デメリット2:大きな家具・家電を運べない
我が家は2階リビング。階段が全体的に狭く、特に、この曲がっている部分のせいで、大きな家具・家電を階段経由では運び入れることができません。
冷蔵庫・ソファは、バルコニーからクレーンでの搬入になってしまいました!
ほかにも、大型テレビの買い替え、洗濯機の買い替え、電子レンジの買い替えの時などにもなかなか苦労しています…。
デメリット3:踏み外すときはやっぱりあり
慌てて階段を降りている時などに、階段を踏み外しそうになることはやっぱりあります。
斜めの階段の部分はもちろんですが、意外と、降りて行った先の最後の3段くらいがいつも危ないです。
階段のすべり止めを付けないといけないなと思っています(前の家では付けていました)。
透明タイプのものならあまり目立たないし、これのおかげで降りる時に滑って転ぶことが少なくなったし、安心感がかなりアップしました。
その後実際に、今の家の階段にも、同じすべり止めを付けました!かなりすべりにくくなったので早くつければよかったです。
※最後の一段を広めに・ななめにしてみた工夫
ちなみに、階段の1段目(降りてきたときは一番最後)は、ちょっと遊び心で、踏み面を広くし、そしてななめの形にしてみました。
時々、ここに座って、誰かの帰りを待ったりということはありましたが、あまり意味はなかったかもしれません笑。ただ、ちょっと工夫した感じになったのはよかったです。
踊り場が四角・斜め部分がない階段がよかった?
斜めの段がない、踊り場が四角の階段のデメリット
本当は、途中でななめになっていない、真四角の踊り場にしたかったのが本音です。
カタカナのコの字型の階段の場合も、踊り場部分をま四角にすれば、上り下りがしやすそうだし、掃除もしやすそうです。
でも、踊り場をま四角にすると、大きなデメリットがあります…!
踊り場部分を四角にすると、限られた建坪の中での階段のスペースが大きくなってしまい、1階の間取りにも2階の間取りにも影響し、部屋などとして使いたい部分が狭くなってしまう、というデメリットです。
小さなおうちだと、これがけっこう大きな問題になり、踊り場を四角にするのは難しいと感じました…。
我が家の場合も、限られたスペースで、二階と一階の間取りのことを考えると、どうしても、階段の形にも制約が出てきて、階段の安全性を最優先にはできなくなってしまう…。
本当に階段に関してはいろいろと悩みました。(階段下と階段上で悩んだお話は、また次の記事で…。)
(ほぼ)まっすぐ階段も考えたけれど却下した理由
階段のスペースを、とてもシンプルなまっすぐな形にしてしまえば、二階のリビングを広く使えそう…ということで、上の図のような形も考えました。
ほぼまっすぐの鉄砲階段ですが、最上部だけ斜め階段になっていて、2階フロアへと続いています。
でも、これだと、まっすぐすぎて、逆に1階の間取りが作りづらくなってしまったりして、一筋縄にはいきませんでした。
そしてやっぱり、上の方の斜め階段の部分で足を踏み外しやすそうで、落ちたときが怖いので…却下となりました。
回り階段も考えたけれど却下した理由
回り階段でしかも踊り場をななめにすると、階段のスペースをぎゅっとコンパクトに済ませることができるので、他のスペースに有効活用できます。そのため、私も間取りを書くときに何度か回り階段を取り入れてみました。
前の家もこの形で、一階には階段下を利用したトイレがあり、階段下の有効活用ができている感じもしました。
でもこの形だと、二階リビングの一部が階段のために正方形に切り取られてしまい、ちょっと広々感がなくなってしまうかな…、
そして一階玄関から二階への導線的に、ぐるっと回る形だと回りくどく感じるかな…ということで却下されました。
他にも、おかしな形の階段を考えたり、「それ無理だよね」という部分に階段下トイレを入れてしまったり…。
トライ&エラーを繰り返しました。
階段の段数はハウスメーカーによって違う
ちなみに、我が家のハウスメーカーの場合は、最後の段も入れて「15段必要」と言われましたが、ネットとかで見ると、もっと少なくてもOKという場合もあるようで、やはり、メーカーとか、1階の天井高とかによって、違ってくるみたいです。
最初、その辺が良く分かっていなかったので、少ない段数で間取りを書いて、「この間取りは不可能…!(苦笑)」と言われてしまう、ということも何度かありました…。
もし自分で間取りを書こうとしている方がいたら、ハウスメーカーの方に、必要な階段の段数など、詳しく聞いた方がいいと思います!そもそも自分で書くなんて邪道なので叱られるかもしれませんが…。
リビングの小上がりの段差についても、斜め?まっすぐ?と迷った
この絵は、見づらいですが、リビング一画に作るスタディカウンターの2段の小上がりの階段を、斜めにしてみよう!と考えたときのものです。
でも結局は、ななめではなく、普通のまっすぐな階段になりました。
この角度のある階段は、子どもが踏み外したりしてあぶないので、まっすぐをおすすめされたためです。
あんなに苦労して、ななめ階段を一生懸命絵に描いたのに、結局はまっすぐになるとは笑。
言われた通り、シンプルなまっすぐの階段でよかった、という住んでみてからの感想です。
このまっすぐな形でも、たまに踏み外して危ない思いをすることがあります…。この段差部分を硬いフローリングではなく、クッションフロアにすればよかったりしたかな?
まとめ
間取りを考える上で、階段の位置や形というのは、とてもとても大事な肝になるんだな!!と、本当に実感しました。
間取りは本当に奥深い!
階段と間取りに関する迷走は、実はまだまだあり、次回に続きます。