せっかく2階リビングなのだから、憧れの天窓を付けたい…!と強い願いが私にはありました。
天窓のデメリット(メンテナンス、雨漏りの心配など)も知りつつも、できるだけ明るいリビングにしたいという思いが強かったのもあり、二階リビングの北西側、階段の真上に、小さめの天窓を一つだけ付けました。
ベルックスのもので、サイズは546×695mm、天窓の中でいちばん小さいサイズだったと思います(網入り透明強化複層ガラス)。
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明るさや、夏の暑さなどはどんなものか…?住んで3年近くが経っての感想を記録しておきます。
天窓のメリット
- 階段の上り先が明るくて快適
- 空が見える。雨音で雨に気が付く。(自然を感じてよい)
- 北西向きの天窓、暑さはあまり感じない
- 住宅密集地でもプライバシーを保ちながら採光できる
階段の上り先が明るくて快適
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この階段の先、上部に天窓があるのですが、おかげで階段の行く先が明るく、電気がなくても気持ちよく二階リビングへ上っていけます。もちろん夜は電気が必要ですが。
時々、階段の先が真っ暗になってしまった…という後悔談を目にするのですが、確かに、ふつうの階段だとその先が二階の廊下だったりして、窓がなく、真っ暗になりがちです。(私の古い実家もそうだったので、階段を上るのがちょっと怖かった記憶があります。)
でも我が家はこの天窓のおかげで、上る先が天然の光でとても明るいので、帰ってきて2階リビングに上らなきゃ…というおっくうさも少し柔らいでいる気がします。
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天井の木目調クロスに、大きめの穴が開いているように見えますが、天窓の大きさはこれよりも小さいです。
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これは、建築中に大工さんの提案で、天窓からより多くの光が入るようにと、ななめにカットしてもらったためです。
空が見える。雨音で雨に気が付く。(自然を感じてよい)
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こちらの写真は、6月中旬ごろの、お昼12時半くらいのようす。
このように天窓から光が差しているのを感じることは正直少ないのですが、この時は珍しく光が差していたので写真を撮りました。
天窓のガラスが少し汚れているようでちょっと影になっている部分もあるのですが笑、まあまあの光が差し込んでいます。
我が家は住宅密集地に建っているので、このようにしっかりと光を取り入れられるのは天窓の大きなメリットだなと思い、どうしても一つは付けたかったんです。
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また、時々、きれいな青空がここから見えて、気持ちがいいな…自然を感じるな…と思うことも。
雨が降ってきたら、ここに当たる雨の音で「あ、雨が降ってきたか」と気が付くこともあります。
二階リビングなので、屋根に雨が当たる音も多少はしていると思うのですが、一番ダイレクトに音を伝えてくれるのが、この天窓です。
豪雨のときなんて、心配してしまうくらいバラバラと音が鳴りますが…雨のはげしさを伝えてくれる、わりと重要な存在になってくれています。ちょっと買い物に行きたいけれど、雨音がもう少しおさまってからにしよう…とか。
雨音で気が付いてから慌てて洗濯物を取り込むのは間に合ってない説もありますが笑、でも、洗濯物びしょびしょは免れることができます…!
雷が鳴っている時は、ここから雷の稲光がよく入ってくることも…これはデメリットになるのかな?笑。
天気の変化など、自然を感じることができるのは、私にとってはわりとメリットでした。
北西向きの天窓、暑さはあまり感じない
このように光がしっかりと入っているのが目で見えるときがあります。
でも、これまで真夏を3回過ごしてきましたが、ここの天窓のせいで暑い…と感じたことはありません。
我が家の二階リビングはいろいろな条件のせいで熱くなりがちでちょっと失敗だったと後悔しているのですが、主に暑いのは南西側の掃き出し窓のせいな気がするので、天窓に関しては後悔したことは今のところはないです。
もしかしたら二階の熱さにこの天窓もいくらかは寄与しているのかもしれないですが笑、ここの周辺が特に暑いな…と思ったことはないです。
やはり天窓の方角が北向きだからかな?夏の暑さに関しては、方角のせいなのか、サイズも小さいせいなのか、問題なさそうに思います。
住宅密集地でもプライバシーを保ちながら採光できる
我が家は住宅密集地の中に建っていますが、天窓なら、外からの視線を気にする必要がありません。
外(空)がよく見え、光もしっかりと取り入れられるのに、外からの視線を気にしないで済むのは大きなメリットです。
実際、南西側に設置した大きな掃き出し窓も、南東側に付けた3連窓も、視線が気になって、常にカーテンやブラインドをしめています…
2階リビングなのでそこまで気にする必要もないのですが、お向かいの2階の窓が見えるし、お隣のベランダからも見える角度にあるので、どうしても常時オープン!というわけにはいかないです。その点、天窓なら視線を全く気にせずにいられます。
天窓のデメリット
- 汚れが気になる
- 掃除ができない
- 取り付け時に費用がかかる
- メンテナンスが必要
- まぶしい・暑いと感じる場合がある(方角などによる)
汚れが気になる・掃除ができない。メンテナンスが必要
もちろんデメリットもあって…。開閉ができない、高い位置にあるということもあり、天窓の外側は掃除ができません。
我が家の天窓も、よくよく見ると、少し白っぽく汚れたまま放置されています…!
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それに、10年ほどしたら、雨漏り対策のために、交換したりメンテナンスが何かしら必要になってくると思います。
本当は、開けられたら換気のためにとてもよかったのですが…閉め忘れて雨が入ってくる…とかも怖いし、初期費用もかなり高かったのでFIXにしました。
点検の方からも、「開けられるタイプの場合、雨漏りなども起きやすいし、10年も経つと部品がなくなったりして修理も大変。FIXで正解だったと思いますよ」と言われたし、FIXにしたのはよかったとは思いますが。
![](https://ieshigotoo.com/wp-content/uploads/2019/11/tenmado3up-2.jpg)
数年後、数十年後のメンテナンス時に、部品などが欠品したりしたら大変なので、安心な国内メーカーの天窓をハウスメーカーにすすめられました。確かにその方が安心でよかったかも。
階段の真上なので、少しでも雨漏りをしたらとても危険だし…大変です(ビクビク…)。
設置にももちろんお金がかかったし(税込みで10万円ほどでした※2018年建築当時の価格)、メンテナンスにはもちろん費用もかかるし…。
憧れと階段上の明るさのためだけに十万円をかけたと思うとちょっと高かったし贅沢だったかもしれません。
が、注文住宅ならではのものだなと思うし、とりあえず満足度は高いし付けてよかったとは思っています。
まぶしい・暑いと感じる場合がある(方角などによる)→対策は?
天窓を、南側などの日差しの当たる方角に付けると、まぶしい・暑いと感じる場合もあります。
その時は、ちょっと高い位置なので大変ではありますが、日よけシートなどを貼るのが、対策としては手っ取り早いです。
![高窓](https://ieshigotoo.com/wp-content/uploads/2021/06/takamadocool.jpg)
我が家も、南西側に付けた高窓には、西日のまぶしさ対策のために、「クールブレイド」という日よけシートを貼り付けました。
かなり高い位置にあるので、大きな脚立を買って、背の高い夫になんとか貼り付けてもらいました。
それでもたまに、わずかな隙間から西日が差し込んでまぶしいと感じることがありますが、かなりましになったので、貼ってよかったです。