間取りを考えているときに、とにかく素人には作り方が難しくて悩まされたのが「階段」まわりです。
素人には、階段上と階段下の関係性が、本当に分かりづらくて大変でした!!
とにかく階段の下のスペースを有効に使いたい!!という考えだけはあったのですが…。
我が家の階段は2畳分:その下の1階トイレ
今の家:階段は2畳分。L字階段の下にトイレ
我が家の階段のスペースは2畳分で、その下に1階のトイレがあります。
階段下に、1Fのトイレがあります。おそらく8、9、10段目の階段が、天井にデコボコと見えています。
前の家:階段は2畳分。回り階段の下にトイレ
確か、前に住んでいた家は、下の図のような感じで「回り階段」だったのですが、同じく2畳分のスペースでできていました。
階段下にトイレがあり、その時は8段目あたり?の階段だけが見えていました。(今の家は階段が2つ見えていたのに対し、前の家は階段が1つだけ見えていたようです。)
階段下のトイレも、階段の何段目の下からなら作れるのか、ハウスメーカーや、天井の高さ、階段1段の高さなどによって違うみたいなのです。
そのため、ネットや本の情報だけではなかなかうまくいかないのですよね…。
階段まわりの設計を間違えると、階段の途中で頭を打ってしまうとか、階段下スペースを利用して冷蔵庫とかを入れようと思っていたのに入らないとか、とにかく「アレ!?」っていうミスが発生しかねないので、本当に、重要です。
どちらの場合も、階段部分は2畳分で、一般的
ちなみに、上のどちらの場合も、階段部分は2畳分のスペースになっています。
一番階段をコンパクトに配置した場合、だいたい2畳分になることが一般的なようです。
でも、踏み外しやすい斜めの部分をなくして、踊り場を四角形にしたりして、余裕を持たせて作った場合は、2.5畳分になったり、幅を広げた場合はもっと広くなったり…。
なので、絶対に2畳でおさまるというわけではないし、まっすぐな鉄砲階段にすればもっと狭いスペースで階段を作れることもあります。
ななめ階段をなくし、四角い踊り場を作るとどうなる?
注文住宅でも、ななめができてしまった
ちなみに、注文住宅の今の家の階段にも、ななめの部分ができてしまいました。
途中のななめになった部分は、普通の面よりも狭くてふみ外しやすくてあぶないし、掃除がしにくいし、前の家の時から同じように不満を持っていたのですが、今回の家でもななめの部分をなくすことができませんでした!
上の図は、1階の間取り図です。
踊り場を真四角にすればいい?
上の図だと、階段の下のあたりに空白があるので、途中に斜めになっている部分の階段を、きれいな四角い形にすれば安全そうだし、間取り図でももう少し下の部分まで階段が伸びてしまっても大丈夫そうでは?と思ったのですが…。
こうすると、1階の間取り的には、1,2段目が下に伸び、まっすぐの部分が2段分長くなるだけ、という風に見えます。
でもそうすると、階段のスペースが2畳では済まなくなり、2階の間取りにも影響してしまうのです。
単純に「ななめ部分をなくし、四角い踊り場を作ればいい」という簡単な話ではありませんでした…!
階段を変えると、階段下・上の間取りにも影響する!
現在、階段の5段目の上の部分が、下がり天井?になっていて、そこに収納が作られています。
そして階段の4段目の上に、二階の床部分が来ています。
ななめ階段をなくして踊り場を真四角の形にし、階段を長く伸ばすと、その分、なかなか階段が下に下がらないということになり、2階の間取りにも影響してしまうんですね…。
踊り場を四角にすることで、階段のスペースが広がってしまい、上の図のように、二階のスタディスペースが狭くなってしまうのです。
階段のスペースが増えると、二階に、階段のために「穴」をあけておかなければいけないスペースが増えてしまうというわけです。
単純にはいかない階段問題
階段を伸ばすことで二階の間取りにも影響してくるという…本当に複雑で、間取りの肝になる階段…。苦戦、苦戦の連続でした。