我が家は、2018年築の2階建の注文住宅で、2階リビングを選択しました。
一階の間取りは、リビングのある二階よりは悩まなかったのですが、それでもけっこう紆余曲折がありました…。
せっかくの注文住宅だし、こだわりたくなってしまったんですね…。
迷走した結果、ちょっと変わった間取りになってしまい、もっと普通に考えて、普通の間取りにすればよかったかな?と少し後悔が残る1階になってしまいました。
【ちょっと失敗】寝室とウォークインクローゼットの問題
最初の案(1階間取り)
下の画像は、最初の段階の、1階の間取りです。

広い子ども部屋はふたつに分けられるように天井に下地を入れました。
さらに、子ども部屋を2つに分けたときにも困らないように、図のように収納も本当は二つあったのですが…。
クローゼットの位置を変更…その後、迷走
上の間取りだと、周囲の家の隙間から、寝室への朝日が望めそうな南東側が、収納でつぶれてしまうのが嫌だったために、
寝室のクローゼットを反対側へ移動し、
さらにファミリークローゼットとして大きくし、
その結果子ども部屋の収納は一つだけになり、結果的には、このような間取りになりました。

ファミリークローゼットに憧れた結果…①寝室が狭くなってしまった
間取りでパッと見ただけでも、寝室が狭い感じがしますよね…。
実際、5.5畳くらいかな…というサイズで、広くはありません。

実際には、寝るだけだし、左側にカウンターと吊り本棚を付けたし、WICにタンス類も全部置いているので、あまり困ってはいませんが…。
でものちのち、ベッドをもう一台置きたいというときに、やっぱり狭くて後悔…。
ファミリークローゼットに憧れた結果…②収納計画にちょっと失敗が
WICがやたらと広いのは、ここをファミリークローゼットにしたかったからです。
洗濯物が乾いたら各部屋にいちいち届けるなんて面倒なので、大きなクローゼットに集約したい。
そのため子ども部屋の収納は1つだけにして、子どもたちの服も奥のファミリークローゼットに置くようにしたい。
そして、寝室に入らなくても、子どもたちが自分の服やカバンを取れるように、という思惑。
でも、実際は、ファミリークローゼットなのに、私と夫のもの(というか私のものがほとんど)でいっぱいで、子どものものを置くスペースはごくわずか、季節外の服とサイズアウトした服(おさがり用の保管)だけ…。

それに、洗濯した後の服は、2階のWICにほとんど収納しているので、「洗濯したものを各部屋に戻す」作業はそもそもほぼ必要ありませんでした。
子供部屋にもふつうの収納がたっぷりほしかった
結局、子ども部屋にも実際には収納が欲しくて、子ども部屋に昔から使っているタンスを置いていて、そこに学校の制服やオフシーズンの服を収納しています…。

今はとりあえず、手持ちのタンスを置いていますが、やっぱり子ども部屋にも造り付けの収納があるとよかったです…。
枕棚のある造り付けの収納があれば、カバンや思い出の品、予備の布団や、雛飾り・兜飾りなども余裕を持って収納できただろうにな…。
流行りに乗って、ファミリークローゼットに憧れてしまったのが、ちょっと失敗でした!
※ただ、二階リビングのそばに、二階用のファミリークローゼットを作りましたが、それは毎日大活躍。洗濯物をしまう導線もなかなかよく、大満足しています。
ウォークインタイプは、デッドスペースも多い
ふつうに寝室を広くして、1畳くらいのウォークインクローゼットか、ウォークインではないふつうの横幅広めのクローゼットにすればよかった…と後悔しています。

※前の家にあったふつうのクローゼット
ウォークインタイプはやっぱり、デッドスペースもたくさん生まれてしまうのですよね…。
ポールハンガーの重なる部分や、人が通るスペースがデッドスペースになるんです。
もちろんそのデッドスペースにも、あまり使わないトランクやスキーグッズなどを無理やり押し込めていますが、いざ探したいときには出しづらくて不便です。しまい込んでしまって存在を忘れられそうな物も…。
広さの割に収納力は高くないなあと感じています…。

※黄色の部分、人が通るので物を置けない部分なのですが、実際は、メルカリ用の段ボールなど(笑)、けっこう置いてしまっています。もちろん、とても邪魔ですが、仮置き場としてはありがたいかもしれません。
【ちょっと失敗?】玄関を広く!そのため子ども部屋にしわ寄せが

玄関を広くしたい、そして1畳ほどの土間収納が欲しい、という理想があって、子ども部屋と子ども部屋の収納がその分狭くなりました。
帰ってきたときは、広くて気持ちいいですが…あれっ、失敗だったかな?と思うことも。
子どもが多いので、玄関が狭いと、家族で帰ってきたときに玄関が大混雑したり、玄関に買ってきた水の段ボールを置いたり、生協の配達のものを置いたりするとすぐに狭くなる…というのが嫌だったのです。
5人分もあると、靴もすぐにいっぱいになってしまいますし。
玄関は毎日、全員が何度も目にする場所だし、お客さんも目にする場所だから、大事にしたかったのです…。
そして子ども部屋は狭くてもいいよね!その分リビングを広くして勉強もそこでやればいいよね、と思っていました。
しかし!友達を連れてきたときはやっぱり子ども部屋で遊ばせたいしし…。
長女もとうとう、「リビングだとうるさい!」とついさっき言い出して、部屋で勉強をすると下に移動してしまった…あれ、しまったかな?
※ファミリー玄関にはしなかった理由

一応、流行に乗って、ファミリー玄関を作って、お客様用の玄関との導線を分ける…というのも少し考えました。
ただ、我が家の場合、玄関から入ったら向かって左側に、2階リビングへの階段があるため、
「玄関扉→玄関入口(あがりかまち)→階段」が一番近くなるようなルートしか子どもたちは通らないだろう、と想像できました。
玄関扉は、スペース的に1つしか設置できないし、そうなると、お客様用のルートが不自然になったり、結局ちらかった玄関が丸見えになりそう…。
そもそも家族の数が多いので、家族用の玄関を広くしないと靴や物が散乱するだろう、
そうなると来客用の玄関なんて作ってもすごく狭いものになってしまうだろうし、
そして結局、来客用の玄関も物置になってしまうだろう…
土間収納が1畳あり、玄関収納(シューズボックス)も大きめサイズで設置すれば、玄関が散らかることはないだろう、

ということで、ファミリー用玄関と、来客用玄関を分けるのはやめました。
もっと土地や家のサイズに余裕があれば、採用するといいかもしれないな、と思いました。
実際、住んで5年ほどが経ちますが、時々、水を箱買いした時の一時置きとか、ゴミ捨て前の一時置きとして玄関を使うくらいで、散らかってどうしようもない!ということはほぼありません。
家族の靴が一人2足くらいずつ置かれることも多いですが笑、横幅が広いため、あまり気になりません。

玄関収納(シューズボックス)の大きさを大きくした(よかった)
玄関に余裕があったため、玄関収納(シューズボックス)も、普通の大きさの倍くらいのものを設置しました。
なんせ家族が多いので靴も多く(その多くが私の…)、それくらいないと困るかなと思ったので。

まあ、毎日使う玄関なので、広いに越したことはないのですが…。
階段の一段目は、ナナメにして広くした(よかった?)


間取りの関係で、階段の一段目が収納の壁よりも奥まったところになりそうだったのですが、ちょっと広くしてナナメの入り口にしてみました。
これはちょっとおしゃれ感・注文住宅感があって気に入っている点なので、まあまあよかったかな?
ただ、ぼーっとしたまま降りていると、ちょっと危ないかも(もう一段ある!?と思って焦ることがある)。
あまり考えすぎないほうがいいのかも?
一階は特に、個室の多いプライベート空間なので、「普通」が一番よかったのかもしれません…。
ちょっといろいろ考えすぎました。寝室や子供部屋を狭くしてまで、ファミリークローゼットとか、玄関を広くとか、ちょっとトリッキーだったかなあと。
どう見ても、最初の間取りの方がシンプルで使いやすそうですよね…。

でも、望んでいた、南東からの寝室の日当たりは、今の間取りの方が絶対に良いです。

家と家に囲まれていますが、その隙間が絶妙にあいていて、寝室に朝日が入るのです!
収納の位置を変え、寝室を東向きにしたのは正解だったと思います。
でも、広すぎるWICはいらなかったかな…。普通のクローゼットにした方が、物がたくさん入って、使いやすかっただろうと思います。
これだけ広くするならむしろ、個室としても使えるようにすればよかった!!
普通に窓も付けて、ポールハンガーや枕棚は付けないで…。そうすれば将来個室が足らなくなった時に助かったのになあ(ちょっと狭いし日当たりは悪いけれど)、と。
間取りの後悔は、注文住宅あるあるなので、しょうがないなあとは思っていますが…。
いざとなったら、リフォームしてしまう!という方法もありますしね。
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