住宅密集地で、家と家に囲まれた、南西向きの土地(横幅狭め)に家を建てることになり、朝日はあきらめないといけないな…と思っていました。
でも、住んでみると、意外にも、家と家の隙間から、朝日が入る時期があることが分かりました。
「もしかしたら…入るかもしれない」とは期待していましたが、やっぱりしっかり入るとは!
きちんと計算して間取りを作っていれば、もっとこの部分を活かせたかもしれない…と思います。
隣の家と家の隙間から、意外と朝日が入った!シミュレーション不足?
家と家の間の距離はだいたい1mほど。
住んでみると分かったのですが、意外なことに、上の図の赤いマルの部分にある窓に、朝日が入るのです。
ちなみに、この部分は、2階にはお風呂とキッチンの窓があり、
1階には、寝室の窓があります。
下の写真は、1階寝室、朝8時半頃。
上の写真は2階キッチンの窓、10月に入っていすぐ、7時20分頃の写真です。
10月に入ってから、7時くらいから、朝日がまぶしい、明るいなあと感じることが増えてきました。
夏の間は、太陽の出る位置がもう少し南よりなので、ここからは朝日は入らないのだと思われます。
お風呂の窓はもう少し大きいので、キッチンの窓よりも長めに、日当たりがあります。
浴室の窓をこちらにして正解だったな、とは思いますが、特に冬に貴重な午前中の日当たりがこんなに入るなら、もっとリビングにも入るようにしたかった…!
日当たりシミュレーションは、「3Dマイホームデザイナー」で少しやってみたのですが、不足していたようでした…。
上の写真は、午前8時ごろのキッチンの床。朝日が床を照らしてくれます。そしてゴミや汚れが見えやすい笑。
まあ、朝起きてしばらく弁当作りや朝食用意、片づけ諸々で、ほぼ台所周りにいるので、しっかり朝日を浴びられるし、ちょうどいいと言えばいいのですが笑。
南東側をリビングのメインにして、朝日の入るリビングにしたかった
今住んでいる家の、実際の2階の間取りはこんな感じになっていますが、南西側の大きな掃き出し窓が、夏暑くて困っているし、朝日はほぼ入らないので、
思い切ってリビングを東南側メインに開かせて、窓を東南側にたくさん設置してみたかったかも…。
こうしてしまえば、朝日がLDKに入ってくれたかな…と妄想。
リビングの向きを今と90度変えるようなイメージで(でも土地の形が細長いので、リビングも横長になりますが)、南東側に大きな掃き出し窓を付けて、朝日が入るリビングにしてみたかったです。
もちろん、家と家の間からしばらくの間だけ、日当たりがのぞめる程度なので、メインの南西側にも窓は必要だっただろうなとは思いますが、暑い暑い南西側に、大きな掃き出し窓を2つも付けたのは失敗だったかも…。
南西向きのリビングや窓、失敗したかも…の理由
南西側の大きな窓が暑い
リビングの南西側の大きな掃き出し窓は、午後が暑すぎて春から秋まで日よけシートを貼っているし、外側にはスタイルシェードもおろしている時間が長いし…。
前に住んでいたリビングの日当たりの悪さが不満なせいで、明るくて、直射日光もたくさん入る部屋が欲しい!と意気込み過ぎて、南西側に大きな窓を付けたのはちょっと失敗でした。
南西向きだと、朝日が入らない
上記の通り、南西向きのリビングだと、リビングに朝日がほぼ入りません。
LDKはつながっているので、キッチンに入る朝日のおかげで少しはいいのですが、リビングにもっとしっかり朝日が入ると気持ちよかっただろうな…。
北側でも、2階なら明るい
また、2階なら、北側の窓からも意外と明るさが入って来るなあ、ということに最近改めて気が付きました。
上の写真は5月終わりごろの昼前くらいの時間帯、北側にある洗面脱衣所の写真ですが、洗面所の引き戸を閉めても、こんなに明るいです。
1階は、すぐ近くに家がぐるっと建っているので、日が当たらないとやっぱり暗く感じるのですが、2階なら、家が近くにあっても意外と明るく感じます。
北側に天窓も付けたのですが、ここからの光もやっぱりすごく明るいし、暑すぎることもなくいい感じです。
2階リビングにするなら、南西側に大きな窓を付けなくても、北側や東側の窓でも十分な採光ができたのかなあ…。
その方が、不快な強すぎる日差しが入らず、安定した光が入ってきて、よかったかもしれません。
ただし住宅密集地なので注意も必要
ただし、今の土地は住宅密集地なので、もし南東側や北側をリビングのメインの採光方向にして、大きな窓を付けた場合、すぐ隣にある家からの目線や音が気になる可能性はあるな、と思います。
実際、朝日ののぞめる方向には隣の家のベランダやリビングと思われる窓(1階)にあるし、大きな窓を開け閉めするときに、距離が近くてビックリ…という可能性はあるなあと。
住宅密集地なのでやっぱり一筋縄ではいかないですね…。
今の南西側の2階リビングの窓からは、外からの音や視線はほとんど気にならない(たまーにだけ気になるのでレースのカーテンはしていますが)ので、快適ではあるし、やっぱりスタンダードな今の形が無難なのかな…。
もしくは、洗面所の窓のように、高窓にしたり、天窓をいくつか付けるなど、目線に対する工夫もすれば、わりと問題はないのかもしれないし、工夫の仕方は色々あると思います。
3Dマイホームデザイナーで日当たりシミュレーション
ちなみに、「3Dマイホームデザイナー」で、ある程度の日当たり計算ができました。
間取りや窓、地域や季節などを指定した後、どこからどれくらいの日が入ってくるか、時間帯ごとに確認することができました。
が、ほぼ夫に任せていて私はあまり詳しいところまではいじれずじまいだったので、もっとマイホームデザイナーを使って色々と計算してみればよかったなあとちょっと後悔です。
下の写真は、リビングの日当たりを確認してみた時の画像。南西向きなので午後からしっかり日が入る!と安心して、他の方向や時間などをじっくり確認するのが抜け落ちてしまったみたいです…。
日当り計算を忘れずに!
せっかく注文住宅を建てるのだから、自分で間取りを考えたい!という方も多いと思います。実際私たちもそうだったので…。
その際には、日当たりの計算、シミュレーションをしっかりと行うことがやっぱり大事だな…と思います。
我が家のように、日当たりにこだわるという人は特に、
・家の方角や窓の位置や高さ・サイズ
・隣の家からの距離
・隣の家と隣の家のすきまがどれくらいか
・季節や時間によって太陽の角度が違うので、色んな日時で考える
など、とにかく細かく設定してしつこく考えてみたほうが、我が家のような後々の後悔を防げると思います。すごく面倒で大変な作業ではあるのですが…。