我が家の1台目の除湿機は、2020年製のアイリスオーヤマのコンプレッサー式除湿機「IJC-J56」。
主に約4畳の1階奥のウォークインクローゼットで活躍しています。
子供部屋にも置きたくてもう一台買うことになり、選んだのが「DCE-6515」
どちらもコスパがよく、除湿機能には満足していますが、少しずつ違いがありました。
そこで、この2台のアイリスオーヤマのコンプレッサー式の除湿機の違いについて、比較して紹介します。
除湿機のデメリットは?(コンプレッサー式「IJC-J56」「DCE-6515」)
使用していると室温が上がる
持っている機種はどちらも「コンプレッサー式」なので、デシカント式よりも室温は上がりづらいらしいですが、
どちらの場合も、使っていると少し室温が上がる(1~2℃ほど)のが、デメリットの一つです。
寝ている時に稼働させていると、ちょっと室温が上がるので、冷房も併用することがたまにあります…。でも、湿度が低くなるのはすごく快適なので仕方ないかなと思っています。
我が家のふつうのエアコンだと、「除湿」機能を付けても、全く除湿されずむしろ湿度が上がったりしてしまうので…併用が必須です。
気温の低いときは向かない
さらにコンプレッサー式は、夏に使うとしっかり除湿機能がはたらきますが、気温の低い冬などには向かないそうです。
冬は乾燥しているので、あまり使う予定はありませんが…雨の日など気になるときには使いたいかもしれないし…その場合はデシカント式のほうがいいのかも。
音が気になる、寝ているときはちょっとうるさい(IJC-J56、DCE-6515どちらも)
稼働させている最中は、音が少し気になります。(どちらの機種も音の大きさは同じくらいに感じます)
私はもう慣れてしまったので、寝ている時に稼働させていても気になりません。
ちなみに、寝室は5.5畳ほどで狭いし、その隣のウォークインクローゼットの湿気が気になるので、いつもそこに置いて稼働させています。寝室から少し離れた場所で稼働させているので、ベッドから近いよりは音が気になりにくいかもしれません。
※その後、湿度の高い日は、寝室内に移動させて、ベッドの近くで稼働させたことも何度かあります。寝付くまではちょっとうるさいかもと思いましたが、すぐに慣れていつの間にかぐっすり眠っていました笑。
ただ、水を捨てた後にタンクをセットしたらはまり具合が悪いのか?カタカタ…のようないつもはならない音が気になることがあって、タンクをいったん取り出して周りの濡れた部分をしっかりと拭いてからセットしなおしたり、機械を少しずらしてみたり、ちょっと水を落とすようにトントンとしてみたらいつの間にか直って気にならなくなった…ということが何度かありました。
子供部屋では、ベッドのそばに置いていますが、夜寝るときは稼働させているとうるさいようで、子供がスイッチを切ってしまうことが多いです…。
でも、除湿機のスイッチを切って、じめじめした部屋で汗びっしょりになって夜中に起きる…という不快さを考えると、稼働させてからっとしたほうがかなり快適になるので、ちょっとした音くらいなら気にならなくなりました!
本体が重い・水を捨てる手間がかかる
本体の重さはどちらの除湿機もけっこう重く感じるので、1階から2階へ移動させたい…2階から1階にまた戻したい…というときはけっこう大変です。
また、半日ほどで水がたまって捨てないといけないという手間もデメリットの一つですね。(ホースを取り付ければ連続排水は可能です)
湿度計はついていないので別途必要
また、湿度計はついていないので、稼働させることで部屋の湿度がどれくらい下がったか知りたい場合は、別途湿度計が必要です。
我が家は各部屋に、室温と湿度を測れて、目覚まし機能もついている優秀な安い電波時計を置いています。気に入りすぎて4台も持っています笑。
アイリスオーヤマ除湿機「DCE-6515」と「IJC-J56」との比較
先に買った「IJC-J56」は主に、1階奥(北側)の約4畳のウォークインクローゼットで稼働させているので、
今回は約12畳の1階子供部屋で稼働させたくて、もう少し対応畳数の大きい「DCE-6515」を購入してみました。
どちらも、設定できる湿度が40%・50%・60%と選べる点や、連続運転も可能な点は同じで、「コンプレッサー式」という点も同じです。でも、少しずつ違いがありました。
DCE-6515の方が定価は高い
定価は、DCE-6515の方が少し高いのですが、私の場合はクーポンなどでどちらも同じくらいの価格で購入しました。(税込1万円台前半)
見た目、大きさはDCE-6515の方が大きい
左が、今回新しく買った2023年製の「DCE-6515」。右側が2020年製の「IJC-J56」。
新しいものの方が少し大きくて、背が高くて、幅も少し広いです。
が、厚みは新しいものの方が少しだけ薄いです。
左側:DCE-6515:高さ47.7㎝、幅29㎝、奥行19㎝
右側:IJC-J56:高さ38.8㎝、幅25㎝、奥行23㎝
やはり背が高く幅が大きい新しい(DCE-6515)の方が、部屋に置いたときに目立つ感じがします。
除湿能力、消費電力はDCE-6515の方が大きい
左側:DCE-6515:定格除湿能力1日5.5L、定格消費電力155W、除湿可能面積木造7畳(12㎡)
右側:IJC-J56:定格除湿能力1日5L、定格消費電力140W、除湿可能面積木造6畳(10.4㎡)
消費電力はDCE-6515の方が少し大きいので除湿可能面積や除湿能力も大きいですが、その分電気代がIJC-J56より少しかかりますね。
DCE-6515の方が、少しずつ力も大きい感じではありますが、なんと、タンクの量はわずかに少ないです。
左側:DCE-6515…タンク容量1.8Lで自動停止
右側:IJC-J56…タンク容量2Lで自動停止
DCE-6515は風を送れる吹き出し口がある(フラップ角度調整可能)
新しい方のDCE-6515は、上部に、風が出てくる吹き出し口があり、フラップの角度も変えられるので、衣類を乾かすときに便利です。
IJC-J56は吹き出し口はありませんが、除湿はしっかりとしてくれるので、サーキュレーターなどを併用することで衣類乾燥も可能です。
DCE-6515は2時間・4時間・8時間のタイマー設定ボタンがある
どちらも、湿度の設定が3段階あり(40%・50%・60%)、連続運転も可能という点は同じですが、
DCE-6515はタイマーボタンがあって、2時間・4時間・8時間のタイマー設定ができます。
でも実際には、除湿機でタイマー設定をしたいと思ったことは今のところないのですが…。(タンクが満水になったら自動的にOFFになるため)
実はIJC-J56のほうも、「除湿設定」ボタンを長押しすれば、12時間・24時間のタイマー設定ができるみたいですが…使うことはないかなと私は思っています…。
IJC-J56はふたをはずさずに水を捨てられる!
これは買ってみて気が付いた点でちょっと「あちゃー」と思ったのですが、
新しいDCE-6515の方は、タンク上部にある半透明のフタを外してから水を捨てないといけません…
IJC-J56は、フタをはずさなくても、角にある三角形の隙間から、水を流すことができるので、すごく楽です。
いちいちフタを外して水を捨て、しっかりとフタをまた閉めて…というのはちょっと面倒ですね…梅雨時は1日に2回以上は捨てることになると思うので。でも慣れるかな?とは思います。
どちらの場合も、ホースを購入すれば、連続排水も可能なので、いずれやってみたいなとは思っています。(洗面台など、水を捨てられる場所が必要です)
その後何週間か使いましたが、フタをはずすのにすっかり慣れたので、全く面倒と思わなくなりました!
タンクを本体から外して、水を捨てる洗面台まで運ぶ間にぱっとフタをはずせばいいだけなので、全く問題ないです。
重さはDCE-6515の方が少し重い
左側:DCE-6515:9.3kg
右側:IJC-J56:8.8㎏
重さはわずかな差なので、持った時は同じくらいの重さかな?という感じがしました。どちらにしてもけっこう重いので、部屋から部屋への移動や、1階から2階への移動もその逆もけっこうな大変さです。
音がうるさい?どちらが静か?
IJC-J56は、商品説明ページに、約39dBと書いてありましたが、DCE-6515の方は記載がありませんでした。
個人的には、どちらも同じくらいの音かなと感じます。どちらも「静か」ではないと思います…。
最初は、寝室の隣に置いておくと、時々動き出して、うるさいと感じていましたが、今ではすっかり慣れて、一晩中稼働していても全く気になりません。
音に敏感な方は、寝室で使うとちょっと気になるかも。
結論、どちらがいいか?
両方買ってみて、私は個人的に、先に買ったIJC-J56の方がいいかなと思いました。
- IJC-J56の方が安い(定価だと3000円ほど安)
- IJC-J56の方が小さくて、デザインも好みで、少しだけ軽い
- DCE-6515と除湿能力に大きな差はない(電気代もIJC-J56の方が少し安い)
- IJC-J56の方がタンク容量が大きい(0.2L分 )
- IJC-J56の方がタンクの水が捨てやすい(フタを外さずに水を捨てられる)※フタをはずす作業はすぐに慣れて面倒だと思わなくなりましたが
もし、2階用にもう一台買うなら、IJC-J56の方がいいかも。でも2階はLDKが広めなので、2階用に買うならもう少し大きなモデルを選ぶ可能性もありますが…。
また、洗濯物を乾かすために使いたい場合は、やはり風の吹き出し口があるDCE-6515の方がいいかもしれません。
タイマー設定をしておきたい…という方も、DCE-6515の方が2時間・4時間・8時間のタイマー設定ができるので、便利です。(実際の所、タンクがいっぱいになると自動で停止するので、あまり必要性を感じないのですが、必要な場合もあるかも。)
吹き出し口のないタイプでも、サーキュレーターも併用すればいいですが、コンセントの数が限られている場所で使いたい場合とか、狭い場所とか、サーキュレーターを運んでくるのが面倒という場合には、やはり風を当てられる、吹き出し口付機きの除湿機の方が便利ですしね。
一戸建ての湿気対策に必須!コスパ良
とにかく除湿機は早く買えばよかったと思っている家電の一つです。
古い方のIJC-J56は、2020年7月に購入して、梅雨の時期から秋くらいまでは、ウォークインクローゼットでずっと活躍していたし、とにかく水がしっかり溜まって、「こんなに取れたのか!」と感動するほど。(冬の間は使っていないので、低温時にどれだけ除湿できるかは未知数です)
これを稼働させていないとどうなっているのか…想像するのも怖いくらいです。
価格もお安いのに、しっかりと働いてくれて、本当にしっかり湿度も下がるので(実験済み)、コストパフォーマンスが素晴らしいです。
※ただし広い部屋ではさすがに少し力が足らずなかなか湿度が下がらないときもあります。
新しい方のDCE-6515も、早速、子ども部屋でずっと稼働しているので、これから長く活躍してくれること間違いなしです。
洗濯物を乾かすのに使いたいなという時にも、風の吹き出し口があるので便利だし、買ってよかったです。