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後悔・失敗

注文住宅なのに建売みたいな見た目…という事態にならないためにできたこと

家を建ててから数年間が経ちますが、家の外観についてはそこそこ気に入っているし、横幅の狭い(間口の狭い)土地に家を建てましたが、りっぱな注文住宅というよりもちょっとかわいくておしゃれな雰囲気のちいさな家を目指していたので、そのコンセプトはバッチリだったと思います。

でも、いわゆる立派な「注文住宅らしさ」は見た目からはあまり伝わらない家になってしまい、建売っぽく見えるといえば見えます。

それは何が原因だったのか…自分たちなりに分析してみました。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSEonline 日刊住まい公式ライターとして記事執筆もしています

注文住宅なのに建売のように見えてしまう原因(我が家の場合)

  • 通りから見える窓を引き違い窓(しかも掃き出し窓)にしてしまった
  • 外壁が白一色だった
  • 形がシンプル(屋根も)
  • 家の幅(土地の幅)が狭い・外構がシンプル

通りから見える窓を引き違い窓(しかも掃き出し窓)にしてしまった

我が家の場合、家と家にはさまれた、横幅の狭めの土地に家を建てたので、家の外観はほぼ前からの一面しか見えません。

上の絵は、前に住んでいた建売住宅のだいたいの外観です。窓はほとんど引き違い窓でした。

その後建売を売却し、注文住宅を建てた我が家ですが、

最大の失敗は、主な採光面である南西側に、なるべく大きな窓を設置したいという思いから、通りに面した南西側に掃き出し窓をたくさん付けてしまったこと。

こちらは2階のリビング。掃き出し窓を2つ並べています。

こちらは子供部屋。通りに面した方向に掃き出し窓が一つ。その右側は玄関扉になっています。

掃き出し窓や引き違い窓が多いと、どうしても、建売っぽさが出てしまう…と、建ててから思いました。

バルコニーに出入りするときとか、掃き出し窓はやっぱり便利ですが…

南西側なので暑いし、冬は寒いし…

2階リビングは、この掃き出し窓以外は、横長の高窓や、すべりだし窓(縦すべり窓)ばかりを採用し、わりといい感じにできたと思うのですが、外観から一番目立つのが掃き出し窓…。

下の画像は、「3Dマイホームデザイナー」でデザインしたリビング。

両側の窓も引き違い窓です。

でも、この両側の窓を、横長窓やすべりだし窓に変えてみると雰囲気が一変します。

このときに、掃き出し窓2つに関しても、見直そうと気が付けばよかった…。

サッシが白で、クロスになじんであまり目立たないように見えたので、これでいいかなと思ってしまいました。

外壁が白一色だった

外壁は白系の一色のみを採用しました。

建売でよくあるサイディングとは違い、ちょっと厚めで、レンガ調に見える、凹凸のあるデザインなので、個性的にならないかと心配していたのですが、

建ってみると意外と個性的な感じにはならず、白いシンプルな外観になりました。

そのため、見る人が見たら、建売みたい…と思うかもしれません。

最近の建売は、おしゃれな物件も多いので、建売みたいと思う・思われることはあまり気にしていないのが正直なところですけどね。

前に住んでいた家の、白と黒系のツートンカラーがあまり好きではなかったことから、2色使いはやめて、あえて一色にしたのですが、注文住宅ならではの工夫した2色使いや、木目調の外壁材を一部に採用するとか、かっこいいデザイナーズ住宅のような雰囲気にした方が、建売っぽさは防げたかもと思います。

形がシンプル(屋根も)

屋根の形は切り妻屋根で、家の全体はほぼ総二階、きれいな真四角型の家です。

そのため、いわゆる注文住宅らしい、個性的でかっこいい感じの要素はあまりないと思います。

でも、2階リビングの勾配天井を三角形にしたかったことや、小さい家なので寄棟よりも切妻屋根のほうがかわいい感じになりそうだと思ったこと、予算を削るためや風水的な考え方から総二階を選択したので、この点はあまり後悔はしていません。

そもそも、土地の幅が狭くて、変わった形にはしづらかったんですけどね…。

家の幅(土地の幅)が狭い・外構がシンプル

近所の立派な注文住宅は、昔からある、ゆったりとした土地を使った、横幅の広い立派なお宅が多いです。

しっかり塀に囲まれていて、お庭も立派で…。

そういうお宅に比べたら、狭い土地にぎゅうぎゅうに建つ我が家はどうしても建売感が出てしまうかも…。

また、我が家は外構もシンプルで、もちろんオープン外構で、隣との境界には普通のブロック塀とフェンス。庭はほぼ駐車場で、小さな花壇とアプローチはこだわって乱石やブロックで作りましたが、それだけでは立派な注文住宅、という雰囲気はなかなか作り出せなかったかも…。

土地の幅が狭いのでどうしてもそうなってしまうと思うのですが、外構をもっとこだわっておしゃれにすれば、建売感は減らせたかもしれません。

例えば、あこがれていた「門柱」を実現させて(我が家は「機能ポール」を選択)、おしゃれな雰囲気にしてみたかったし、

庭やシンボルツリーのライトアップができるようにしたり、花壇も一つだけではなくいくつか作ったりすればよかったです。

注文住宅なのに、建売みたいに見えなくするための工夫は?

  • 掃き出し窓・引き違い窓を避ける(FIX窓やすべりだし窓などにする
  • 外壁やデザインにこだわる
  • 外構にこだわる(門柱・ライトアップ・塀など)
  • 家の形にこだわる

掃き出し窓・引き違い窓を避ける

に関しては前述のとおり。できれば、通りからよく見える家の「顔」になる部分は、引き違い窓や掃き出し窓は最低限にして、FIX窓やすべりだし窓を採用すると、建売っぽさがかなり減ると思います。

外壁やデザインにこだわる

外壁に関しては、「タイル」を採用するとか、バルコニーの前壁など一部にウッド調の外壁を使うなど、工夫したデザインにすれば、かなり注文住宅らしいおしゃれさが出ると思います。

インナーバルコニーにする、ウッドデッキを設置するというだけでも注文感が出そう…。

我が家は規格住宅に近い形で建てたので、外壁に関してはあまり自由がありませんでした…。

インナーバルコニーにすることや、バルコニーの壁を木目調にするのに憧れがあったのですが、かなわずでした。

外構にこだわる(門柱・ライトアップ・塀など)

外構に関しては、クローズド外構にしたり、おしゃれな門柱を設置したり、ライトアップを工夫したり(想像以上におしゃれな雰囲気になりますよね)、駐車場もデザインを工夫しておしゃれにしたり…。

ガーデニングにこだわって色々な植物を植えたりするのも効果的な気がしますよね。

家の形にこだわる

家の形的には、個人的には、幅の広い土地に、横幅の大きな寄棟の家を建てると、立派な注文住宅に見えるな…という感覚がありますし、

幅が狭くても、まわりの家とちょっと違うカラーの外壁だったり、片流れ屋根や陸屋根のように見えるボックス型のモダンなデザインとかだと、かっこいい注文感が出ると思います。

また、屋根が二重になったようなちょっと複雑な形や、差し掛け屋根とかも憧れました。(結局は家の頑丈さやコストカット、家相などから総二階のシンプルな形がいいかなと思ったので一長一短あると思いますが)

まとめ

結果的に、ちょっと建売っぽさのある家になってしまった我が家。

掃き出し窓・引き違い窓は本当にもっと減らせばよかったです。

外壁に関しては、ちょっと個性のあるものをこだわって選んだし、好きな雰囲気なので、思ったよりもシンプルには見えるかもしれないけれど気に入っています。

家の形や屋根の形も外構もシンプルだけど、我が家の条件だとこれがベストだったと思っているし、我が家の予算では立派な土地も立派な家も無理だったし、理想どおりの小さいけれどかわいい家ができたし全体的には満足しています。

が、建売っぽく見えてしまうのは避けたい…という方に、我が家の経験が少しでも参考になれば幸いです。

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