我が家は南西向きの二階リビング、庇が浅いために、掃き出し窓に直射日光が差し込み、午後の暑さに悩んでいました。
やっぱり西日の威力はすごいな…と、住んで1年目、2年目の夏に本当に実感しました。
南西向きの土地を選んだことを少し後悔するくらい…。
夏を迎えるまでの間に、スタイルシェードの設置や内窓、クールブレイド、ゴーヤグリーンカーテンなどいろいろな対策を行ってきました。
例えば昨年の秋頃に「スタイルシェード」を付けたのですが、いよいよ初めての真夏がやってきました。
すでに、「秋」や「春」の日差しの強い時も、何度もスタイルシェードが暑さ対策に役立っていましたが、一番役立ってほしいと思っていたのは、やっぱり真夏。
西日対策や、西日によって暑くなってしまう二階リビングをどうにかして涼しくするための対策についてまとめました。
スタイルシェード

我が家の選んだLIXILのスタイルシェード、色はナチュラルブラウンで、このように、景色が透けて見える生地です。
もう少し値段の高い生地だと、視線も遮られるようになっているのですが、色合いの面や価格の面で、このカラーを選択しました。(スタイルシェード2つで9万円ほど。取り付け代込)
取り付けてから、ここまで透ける生地だとは思わずビックリして、これで日差しが遮れるのか?と心配だったのですが、
最高気温34度の時の肌感覚でいうと、部屋の中の暑さが少し和らいだ!という感じがします!※もちろんエアコンは必須ですが。

真下におろして固定することもできますが、すごく日差しの暑い日にはやはり、バルコニーの壁に向かってななめに設置する方法がいい感じです。
こうしておくと、とにかく暑かった午後も冷房もしっかりと効くし快適です。
ななめに設置することで、バルコニーの床や外壁も温度上昇を防げて、その結果部屋の中も涼しくなりやすいのかも。
透けて見えるくらいの生地感のため、風通しもよいという点もまた、良いのかもしれません。
「ナチュラルブラウン」は紫外線は89%、太陽の熱は83%カットする、とカタログに書いてありましたが、この透ける生地でそこまでできるとは…驚きですが、実際のところそれくらいカットされていそうな実感があります。
窓に貼ったクールブレイド(日よけシート)等
次に効果を発揮してくれていそうなのが、南西側の掃き出し窓に貼ったクールブレイド。


吸盤で窓に貼るタイプの遮光シートで、太陽光のまぶしさをカットしてくれて、カーテンのようにかさばったりせず、付け外しも吸盤なのでラク。
ちょっと家の中が暗くなってしまいますが、外はある程度透けて見えるので開放感がなくなるわけではないし、
とにかく太陽光のまぶしさ、特に不快な西日をシャットアウトする力がすごいかも…と思っています。
また、高い位置の小窓からの日差しがまぶしくて気になっていたのが、クールブレイドのおかげでほぼ気にならなくなり、快適性がアップしました!
そしてバルコニーに作ったゴーヤのグリーンカーテンも、涼しさに寄与してくれていると思います。
やはり植物の天然の日よけは侮れません。(日よけになるほど茂らせるのもまあまあ大変ですが…。2021年はようやく下の写真のように上の方までそこそこ茂ってくれました)

また、掃き出し窓に付けた「インプラス」(内窓)も、おそらく、冷房効率のアップにいくらかは寄与してくれていると思います。
もともとある窓ガラスも「ペアガラス」ではありますが、サッシの隙間から冷暖房が漏れたり、ガラスやサッシから(アルミサッシの場合は特に…)熱が伝わったりするので、インプラスなら樹脂サッシなのでなおさら、冷暖房効率UPに大きな影響を与えると思います。

インプラスの「遮熱タイプ」のガラスを選べば、さらに遮熱が期待できたかなと思います。
エアコン室外機は日陰に
また、リビングに付けた補助用の小さいサブエアコン(100V14畳用)は、真夏に使うのは今年が初めてです。
100V の14畳用なので、メインのエアコン(200V29畳用)よりかなり小さいサイズではありますが、しっかりと効いてくれています。
この小さい方のサブのエアコンの室外機は、家と家の間、東側に置かれているので、午後は特に日陰になります。これは意外と大事なポイントかもしれません。
反対に、大きいメインのエアコンの室外機は、かなり激熱になる南西側バルコニーに置かれているので、よしずなどでどんなに日陰対策をしても限界がある気がします…。

もちろん日当たりのよい場所に置かれている室外機は、直射日光にさらされるよりもよしずなどで遮熱した方がよさそうです。が、室外機の周りの風通しのよさも大切なので、何かで覆い過ぎないほうがいいのでなかなか難しさもあります。
リビングに人数が多い日や40℃近い日を除くと、この小さい方のエアコンだけで充分快適に過ごせます。※本当に暑い時、ほんの数日の午後数時間だけ、二台運転するときもありました。
サーキュレーターや扇風機の使い方・階段下から風を送る
最近始めてみたのが、階段下から二階リビングに向かって風を送る作戦です。
こうすることで風が動いて二階に熱が篭りにくくなったり、エアコンの冷気も回りやすくなったような気がします。

天井にくるくる回るやつ(ファン?)を付ければよかった、と後悔していましたが、とりあえずこの方法でもいいかも。
エアコンのフィルター掃除
やはり、エアコンのフィルターをちゃんときれいに掃除することも、基本的なことですがとても大事なようです。
小さいエアコンで快適に過ごしていましたが、その1年後、フィルターにかなりホコリがたまってしまっていてエアコンの効きが悪くなったことがあり、きれいに掃除をすると改善されました。
なんと「2週間に一度くらい」掃除した方がいいそうです…!
実際7月の暑い時期、掃除して1ヶ月後に確認してみるとそこそこほこりがたまっていてびっくりしました。
掃除すると効きがずいぶん違うので、面倒だけどやっぱりやった方がいいですね。

思えば…買い替える前の大きいエアコン(18畳用)は、お掃除機能がついていたものの、ちゃんと中を掃除したことがあまりありませんでした。そのせいもあって効きが悪かったのかも…
シェードの横から西日が気になったときにやってみた対策
ちなみに、掃き出し窓の外に付けたスタイルシェードは二つ。

でも、シェードとシェードの間の部分が空いているので、そこから入る西日が少し気になります。

この間の部分は、昨年夏に買った樹脂製の「よしず」で、ある程度カバーはしているのですが、
やはりシェードのように、バルコニーの壁に向けてシェードができた方が、遮熱がしっかりとできそうな気がしています。
何とか工夫をして、この部分にもシェードを自分で付けられたら最強かもしれません。
実際に、西日が気になった時のお話をすると、
2021年8月の、天気のよい日の午後。いつも通り、リビングの掃き出し窓(南西側)の外側(バルコニーあり)に付けた「スタイルシェード」を、ななめにおろして、日差しをさえぎっていました。


掃き出し窓に、「クールブレイド」を貼っているので見づらくて申し訳ないのですが、こちらの写真でもわかるように、スタイルシェードの右に太陽が見えていて、西日が少し室内に向けて入り込んでいます。

スタイルシェードのおかげで涼しくなってよかった…と実感していましたが、
8月になり、太陽高度が下がってきたのか?このところ急に、スタイルシェードの横側から差し込んでくる西日が少し気になってきました。
我が家の日よけ対策はスタイルシェードだけではなく、窓にも日よけシート「クールブレイド」を直貼りしているので、直でまぶしいわけではなく、すごく不快とか暑いとかではないけれど、少し室内温度に影響しそうな感じがあったので、
サッシ上部分からバルコニー前壁に向かって「ななめ」におろしていたスタイルシェードを、サッシ(掃き出し窓の窓ガラス)に対して平行に、真下におろして対策をしました。

こうするとさっきまでスタイルシェードの右側からのぞいていた日光がシャットアウトされます。
そしてこの後、日差しの強さは気にならなくなり、夜に向けて涼しさも感じるように。
ちなみに以前、シャッターボックスにマグネットフックを使ってシェードを取り付けていた頃がありました。

こちらも十分、日差しをカットできたので、あるのとないとでは全く違っていました。
しかし、スタイルシェードのように真下におろして固定しておくことができなかったので、高度が下がってきた西日除けには不向きだったと思います。
マグネットフックは、ちょっとした風でもすぐに落ちてしまうのも不満だったし、しかもそれを直すには私の背ではマグネットを貼っているシャッターボックスまで手が届かず脚立が必要だったし、雨や台風の前などにシェードをしまう際にシェードを折りたたむのがとても面倒でした。
スタイルシェードなら、ワンタッチで、ロールスクリーンのようにクルクルっと上部にしまうことができます。
我が家には、スタイルシェードが大正解だったようです。
よしず、遮光カーテンなどでの西日対策も
スタイルシェード以外でも、もちろん西日対策が可能です。
例えば「よしず」。
我が家は樹脂製のよしずを買ったので、昔からよくある藁(わら)などで作った天然のよしずに比べると耐久性も高く、見た目も「和」という感じになりすぎないので気に入っています。
よしずをうまく使うことで、ななめから入ってくる西日をカットすることも可能です。(ただしバルコニーがない場合は難しいですが)
ちょっと直角気味に立てることで、西日もある程度防ぐことができます。
我が家の場合はちょうど洗濯物を干すための壁掛け竿掛けがあったので、これがちょうどよくよしずの立てかけ場所になっています。

また、「遮光カーテン」(「ニトリ」で買いました)を閉めるという方法も。

我が家は南西側にこのサイズの掃き出し窓がふたつありますが、
右側の掃き出し窓のほうが西側にあるので、そちらの遮光カーテンを閉めるだけでも十分まぶしさが減り、
左側の掃き出し窓の方は遮光カーテンを閉めていないので、部屋が真っ暗にならず、ちょうど良い感じになります。
「深い軒」が欲しかったけれど…西日にはなかなか?
我が家の南西向き二階リビング、直射日光が照りつけて暑いときがあり、もっと深い軒にしたかったと後悔していましたが、いまよりも深い軒があっても、高度が下がってきている西日をシャットアウトするのはなかなか難しかったのかも。
インナーバルコニーなら、西側にしっかりと壁があるのである程度遮れたのかな?
とにかく低い高度になった時の日差しもすべて遮るのは軒だけでは難しかっただろうし、もしすべて遮ろうとしたら今度は冬の日射取得にも影響が出そうです。
やはり、取り外しができるシェードなどでの日よけ対策はある程度は必要になるのかも、と今更少し思ったりしています。