2018年に2階リビングの家を建てました(延床面積約32坪)。
2階リビングに掃き出し窓が2つありますが、軒が浅く、庇もないため、午後になると掃き出し窓に直射日光が差し込み、特に午後の暑さに悩んでいました。
4月くらいから、午後の西日が暑すぎて、部屋の室温が26度とかになってしまうことも…!
そこで、私がやってみた西日対策についてまとめました。
【西日対策1】クールブレイド(日よけシート)
掃き出し窓に貼った「クールブレイド」という日よけシート。
吸盤で窓に貼るタイプの遮光シートで、太陽光のまぶしさをカットしてくれて、カーテンのようにかさばったりせず、付け外しも吸盤なのでラク。
貼ってない時よりは少し家の中が暗くなってしまいますが、外はある程度透けて見えるので開放感が全くなくなるわけではないし、遮光カーテンを閉めた時のように真っ暗になるわけでもないし、なぜか遮光カーテンを閉めておくよりもクールブレイドの方が、不快な暑さを軽減してくれている感じがします。
特に、西日は太陽高度が低くなってから気になるものですが、このシートなら、太陽高度にかかわらず、日よけとして活躍してくれるので、本当に頼りになります。
窓の内側に貼っておくものなので、風の強い日や雨の日でも気にせず貼っておけるのが大きなメリットです。
※オーダーメイドで、窓のサイズに合わせて作ってもらえますが、サイズに注意してくださいね。大きくても小さくてもちょっと使いづらいので。
【西日対策2】スタイルシェード
2020年の秋頃、「スタイルシェード」を2階の掃き出し窓の外(バルコニー有)に設置しました。
我が家の選んだLIXILのスタイルシェード、色はナチュラルブラウンで、このように、景色が透けて見える生地です。
もう少し値段の高い生地だと、視線も遮られるようになっているのですが、色合いの面や価格の面で、このカラーを選択しました。
ちなみに、掃き出し窓の外に付けたスタイルシェードは二つ。
でも、バルコニー前壁に向けてななめに固定すると、シェードとシェードの間の部分が空いているので、そこから入る西日が少し気になります。
8月になる頃に特に、太陽高度が下がってきて、スタイルシェードの横側から差し込んでくる西日が気になってきました。
対策1:よしずで隙間から入る西日をカットする
この間の部分は、昨年夏に買った樹脂製の「よしず」で、ある程度カバーできます。
でも、見た目がやっぱり少し気になってしまうので、何とか工夫をして、この部分にもシェードを自分で付けられたら最強かもしれません。
対策2:スタイルシェードを「ま下」におろす
スタイルシェードの固定方法を変えて、サッシ(掃き出し窓の窓ガラス)に対して平行に、真下におろしてみました。こうするとさっきまでスタイルシェードの右側からのぞいていた日光がシャットアウトされます。
※ふつうのシェードでも西日対策は可能
ちなみに以前、シャッターボックスにマグネットフックを使って「シェード」を取り付けていた頃がありました。
こちらも十分、日差しをカットできたので、あるのとないとでは全く違っていました。
しかし、スタイルシェードのように真下におろして固定しておくことができなかったので、高度が下がってきた西日除けには不向きだったと思います。(下部のひもをどこにも固定せず、ぶらーんと下げておくだけなら西日除けになるかも。風の強い日はNGになりますが…)
それに、マグネットフックは、ちょっとした風でもすぐにはずれて落ちてしまい、しかもそれを直すには私の背ではマグネットを貼っているシャッターボックスまで手が届かず脚立が必要だったし、雨や台風の前などにシェードをしまう際にシェードを折りたたむのが少し面倒でした。
スタイルシェードなら、ワンタッチで、ロールスクリーンのようにクルクルっと上部にしまうことができます。我が家には、スタイルシェードが大正解だったようです。
【西日対策3】よしず・すだれ
シェードが付けられない場合、「よしず」や「すだれ」も西日対策に便利です。
スタイルシェード設置前に、ホームセンターで樹脂製のよしずを買ったのですが、昔からよくある藁(わら)などで作った天然のよしずに比べると耐久性も高く、見た目も「和」という感じになりすぎないので気に入っています。
よしずをうまく使うことで、ななめから入ってくる西日をカットすることも可能です。
ただしバルコニーがない場合は難しいので、その場合は窓の外に「すだれ」をつるすと良いです。
わが家の場合はちょうど洗濯物を干すための壁掛け竿掛けがあったので、これがちょうどよくよしずの立てかけ場所になっています。少し直角気味に立てることで、西日をある程度シャットアウトできます。
西日が特に気になるときは西側にフタをするようによしずを移動させて使えるし、使わないときはクルクル巻いてバルコニーの床に置いて置けるなど、柔軟性のあるところがよしずのいいところです。
【西日対策4】その他(カーテン・エアコン)
ゴーヤのグリーンカーテン
バルコニーに作ったゴーヤのグリーンカーテンも、西日よけにいくらか寄与してくれていると思います。(うまく育てば…の場合ですが)
遮光カーテン
また、「遮光カーテン」(「ニトリ」で買いました)を閉めるという方法も。
我が家は南西側にこのサイズの掃き出し窓がふたつありますが、右側の掃き出し窓のほうが西側にあるので、そちらの遮光カーテンを閉めるだけでも十分まぶしさが減り、左側の掃き出し窓の方は遮光カーテンを閉めていないので、部屋が真っ暗にならず、ちょうど良い感じになります。
暑すぎるときはエアコン2台稼働
29畳用の大きなエアコンと、14畳用の小さいエアコンの2台設置していますが、最高気温が40度近くいくほど真夏のものすごく暑い日の午後は、どちらか1台だけだと、なかなか涼しくならないときもあります。
そんな時は、エアコンを2台稼働させると、しっかりと冷えてくれます。
エアコン室外機は日陰に設置する・水まきをする
エアコンの室外機は、よしずなどで日陰にするのがおすすめ。
どうしても日なたにしか置けない場合は、暑い午後に一度、水まき(打ち水)をしてあげるといいです。
先日、スーパービバホームで、8000円くらいで買える簡易的なミスト(「伸縮スタンドミスト」)という商品を見つけて、水道のホースリールに接続して簡単に使えそうだったので、ベランダ用に欲しいな…とすごく思いました。
サーキュレーターや扇風機を使う
サーキュレーターや扇風機を使うことで、風が動いて二階に熱が篭りにくくなったり、エアコンの冷気も回りやすくなったような気がします。
ちなみに暑いときは首振りは使用せず、エアコンを背にするように置いて前の壁に向かってまっすぐ風を送った方がいいです。
「深い軒」が欲しかったけれど…西日対策には難しさも?
2階リビングに、直射日光が照りつけて暑いときがあり、もっと深い軒にしたかったと後悔していましたが、いまよりも深い軒があっても、高度が下がってきている西日をシャットアウトするのはなかなか難しかったのかも。
インナーバルコニーで、西側にしっかりと壁を作れていたら、ある程度遮れたのかな?
とにかく低い高度になった時の日差しもすべて遮るのは軒だけでは難しかっただろうし、もしすべて遮ろうとしたら今度は冬の日射取得にも影響が出そうです。
やはり、取り外しができるシェードなどでの日よけ対策はある程度は必要になるのかも。
※オーニングやシェードなどを設置したいけれどプロにやってもらいたい、どんな方法があるか相談したい、という場合は、リフォーム会社に相談してみるといいかも。
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まとめ:最強の西日対策はどれ?
私がいろいろ実際にやってみて、暑い西日対策に最強だな!と思ったのはこちら。
- とにかく西日が窓に入り込むのをカットする(シェード・クールブレイド)
- バルコニーに水まき(打ち水)をする
- それでもだめならエアコンを2台稼働させる
家の方角、バルコニーのあるなし、窓の大きさなどによっても違ってくるとは思いますが、わが家の場合、西日が暑くて困ったときは、上記の順で対策をすることで何とかなっています!