以前、何年か建売住宅に住んでいたことがあり、立地がよかったのでとても便利だったし、価格も安くて満足していました。
でも、子どもたちが大きくなり、また一人増え、5人家族になって、リビングが狭い間取りに不満と後悔が出てきてしまった…という体験談です。
リビングが狭く感じた建売住宅の間取り(LDK15畳)
建売でもLDKが広い物件はたくさんあるのですが、我が家の場合、考えいていた建売何軒かの中で最後に残った一軒で、ほかに選択肢がなく、間取りにちょっと妥協して購入しました。
キッチンが広い分、リビングダイニングが狭く感じた
リビングダイニングキッチン(LDK)の広さは15畳でした。
15畳あれば本来であれば十分なサイズ感だと思います。
でも、リビングから玄関をはさんで向こう側に和室があったので、和室とリビングをつなげて使うことができず、
しかもLDKのうち、キッチンがやたらと広めな間取りで、リビングダイニングが狭く感じていました。
入居後すぐのころは、あまり家具も置かず、まだ子供2人が小さかったし、そんなに不便は感じていなかったのですが、子供たちが成長して、背が伸びてきて、リビングで勉強するようになった頃から、これは狭いぞ…と思う気持ちがむくむくと大きくなりました。
リビングの収納が足りない・リビング学習がしづらかった
リビングが狭いので、子供がリビング学習をするならダイニングテーブルでするしかありませんでした。
夕飯を食べる時にテキストなどを片付けなくてはいけなくて、ダイニングテーブル後ろに置いた本棚やプリンターの上になんとかして積み重ねて置いたり…
勉強用のカウンターがあれば、いちいち片付けなくて済むのにな…でもカウンターや机を置く場所がないし、勉強道具を置く収納場所も足りないな…と困ってしまいました。
さらに末っ子が生まれて、赤ちゃん用のグッズや着替えを入れたタンスを置くことになって、ますますリビングが狭くなり…。
5人家族でこのリビングの広さだとちょっと厳しいなと思うようになりました。
天井高が低く圧迫感があった
天井高はおそらく一般的な240㎝程だったと思うのですが、もしかしたら220㎝だったかもしれません。
子供たちが成長して背が伸びていくとなおさら、窮屈感があったし、身長が高い夫にとっては常に圧迫感があったとのことで、次に住む家では絶対に天井高を高くしたいと度々言っていました。
狭いリビングをすっきり使うための工夫
でも、狭いリビングでも、快適に使えるように工夫できた部分もありました。
①「衣類」はなるべくリビングに持ち込まない
衣類を収納のないリビングに持ち込むと、とたんにごちゃついてしまいます…。
上着や幼稚園の制服、子どもの衣類などは、1階の別の部屋に置いたハンガーラックに置くようにしたり、
ルームウェアなどは洗面所にある洗濯機ラック(ランドリーラック)に置いたかごなどに入れるようにしていました。
→建売の玄関や洗面所が狭かったので、収納や使い方を工夫した話。
ちなみに今住んでいる別の家でも、ルームウェアなどは、リビング横にある洗面所に置いたワゴンにしまうようにしています。
→お風呂上りの着替えをどこに置くと便利?という詳しい話。
②救急箱、工具、掃除用具などは、リビング以外(キッチンなど)に置いたタンスにうまく収納
キッチンがわりと広い間取りだったので、パントリー代わりになるような収納タンスを買ってキッチンに置いたのですが、
左側一列を食品保存用にして、右側二列をその他、リビングで使う頻度の高いものを収納する場所にしていました。
上の写真は建売で私が実際に使っていたタンスですが、これは実は「シューズボックス」として売られていたもので、サイズ感や、中の棚板の高さが変えられるところ、価格も安く完成品だったことなどが、わが家にぴったりでした。
③大きなソファは必要?
ソファも、もしあまり使われていなくて、荷物置きにしかなっていないなら、処分してしまうといいと思います。座りたいなら、ダイニングの椅子でも十分です。
もしくはダイニング兼ソファのような作りにするのも省スペースで賢い方法ですよね。
リビングで寝転がりたいなら、カーペット+クッションなどでも十分。
もしくは、無印良品の有名な「体にフィットするソファ」もおすすめです。軽くて簡単に移動できるので、邪魔な時は別の部屋にさっと運べます。
※ソファのほかにも、「プリンター」や「センターテーブル」なども、最初はリビングに置いていましたが、ここになくてもいいかも?と気が付いてからは、別の場所にもっていったり、処分したりしました。
④子供のおもちゃなどは最低限にする
リビングにおもちゃが増えると、とたんに散らかってしまうので、一人に一つずつ、おもちゃを入れるカゴを用意し、そこに入るだけのおもちゃならリビングに置いてOK、というルールを作りました。
ランドセルも、宿題などが終わったら隣の和室の定位置に持っていくようにしました。
LDKが狭い間取りにも、いい部分があった
ただ、ちょっと狭いと感じていた15畳のLDKにも、いい部分がありました。
冷房や暖房をまったくケチらずしっかり使っていましたが、電気代は安かったですし、冷房・暖房もすぐに効いていました。
LDKが狭い分、1階にあった和室(リビングから廊下と玄関を挟んで向こう側にありました)は独立感が強くて、実家の親が泊まりに来た時や、末っ子が赤ちゃんの頃の寝室としても便利に使えました。
今は、引っ越して広いLDK(約22畳)になり、しかも勾配天井で天井高も高いので、寒い冬の朝はなかなかあたたまらなかったり、夏はすごく暑くて冷房も2台稼働させたり…かなり違いを感じます…。
勉強カウンターや収納も付けたし、5人それぞれに居場所があって広々とはしたのですが、結局はしっかり片付け・整理整頓をしないと散らかるし、スペースに余裕があると物も増えがちになります。(カウンターの上に勉強道具やテキスト置きっぱなしにしたり…)
LDKを広くすることを優先したので、リビングのある階にはほかの部屋はなく、水回りだけなので、親が泊まりに来た時に泊まれる部屋もないし、ちょっと不便も感じています。
リビングは広ければいいというわけではないのだな…と、広いのも狭いのも両方経験してみて改めて学んだりしています。
→広いリビングにもメリット・デメリットがあるな…と感じた経験談。