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土地建売住宅

旗竿地は恥ずかしい…という心配はなぜ起こるか。実際に住んでいた私が考えてみた

旗竿地に住むのって恥ずかしい?と心配な方がいるかもしれません。

結論としては「全く恥ずかしくない」です!

でもなぜ旗竿地は恥ずかしいと思われてしまうのでしょうか…?

実際に旗竿地に建つ家に住んだことのある私が、いろいろと考えてみました。

この記事を書いた人

2018年にハウスメーカーで2階リビングの家を新築。これまでの家選びや家づくりに後悔した経験をもとに、どなたかの参考になればと思いつつブログを書いています。★ESSEonline 日刊住まい公式ライターとして記事執筆もしています

旗竿地が恥ずかしい?と思われてしまう理由は?

旗竿地はどうして恥ずかしいと思われてしまうのか…?

数年前、我が家が、旗竿地に建つ建売住宅を購入するときは、

こういう形の土地があるんだな!確かに不思議だけれど、便利な場所に建っているし、その割には安くていいし、日当たりは確かに悪い部分もあるけれど家としては十分な広さだし、庭や駐車スペースもしっかりあるし、すごくいいじゃないか!

と思いました。

なのに確かに人目や人から言われる言葉が気になったことも確かにありました。

理由1:駐車スペースが狭く、車が停まっていると通りにくいから?

旗竿地のいわゆる「竿」の部分に駐車スペースがあり、その竿のスペースによっては、車を停めると人が通るのにギリギリの幅しかない、ということが多いです。

私が住んでいた旗竿地は、その駐車場のスペースの横幅が2.5mだったので、確かに人が通るときは横向きにならないといけなかったり、ベビーカーや自転車を通そうとするとかなり大変でした。

車を2台停めたい場合は縦列駐車になってしまうし、出し入れもちょっと大変です。

この駐車場事情が、恥ずかしいと思われてしまう理由の一つかもしれません。

確かに、私も、昔からの友達を家に招いたとき、旗竿地を見たことのない友人たちだったので、車の横を通るときにとてもびっくりされたし、実家の親もびっくりしていました。田舎なら旗竿地を作る理由はほぼありませんからね…。

でも、家や土地の形や見た目なんてそれぞれで、駐車場の幅が狭いからといって何?家の目の前に駐車場があるだけ立派だしすごくないですか?と正直思います。

私は車が運転できないという理由もあって不便な場所に住むよりも便利な場所に住みたいし、それなら土地の費用を抑えらえる旗竿地という選択は、賢いと思いますね。

理由2:前の家のうしろに隠れてしまうから?

旗竿地に建つ家は、たいてい、前にある家のうしろに隠れてしまう形になっていて、通りから家の姿が見えないことが多いです。

隠れている家、というイメージが、恥ずかしいという考えにつながってしまうのかもしれません。

でも、恥ずかしがりやな私は、家が通りから丸見えな方が恥ずかしい気もします…!

最近はオープン外構の家がほとんどなので、庭もすべて通りから丸見えなことが多いです。

洗濯物も、干した布団も、洗濯物の出し入れの時も、通りから丸見えだったりしますし。

実際、今は引っ越しをして、通りに面した家に住んでいますが、そんな自慢ができるような立派な家ではないし、幅が狭くてこぢんまりとしているし、庭も落ち葉がたくさん落ちていたり花が枯れてしまったり庭木も剪定不足でぼーぼーだったり、庭の掃除や花の水やりをしていると通行人の人にじろじろ見られている気がしたりと、恥ずかしいと思うこともあります…。(近所の人が前を通ってそのたびにあいさつをしたり、タイミングを逃して気まずい思いをしたり…といろいろあります笑)

理由3:日当たりが悪いというイメージがあるから?

旗竿地の家は、前に建つ家のうしろに建っていることが多いので、「日当たりが悪い」というイメージも、恥ずかしいと思われる一つの理由だと思います。

これは隣の家との位置関係や方角にもよるので、旗竿地でも日当たりがいい場合もあるのですが、

都市部に建つ建売の中の旗竿地の家は確かに、日当たりが悪い部分がある家が多いです。

でも、旗竿地でも、2階にリビングがある場合や、天窓や吹き抜けなど間取りの工夫しだいでは日当たりがいい場合もあります。

私も旗竿地の建売に住んでいる時は、1階のリビングだけが特に日当たりが悪くて、そこは不満がありましたが、1階の和室や、2階はふつうに日当たりがよかったです。

今は旗竿地ではなく通りに面した家に住んでいますが、住宅密集地のため、1階の奥の方は日当たりが悪くて、日中もほとんど日が当たりません。

しかも日当たりが抜群によい南西側の2階のリビングはものすごく暑くて本当に本当に大変です…。

またスターバックスはどこの店舗もとてもおしゃれですが、日当たりが悪い店舗もたくさんあるし、地下の店舗もたくさんあり、それでもたどこの店舗もおしゃれで居心地が良いですよね。

日当たりに左右されない、落ち着いたシックな部屋を作るのも素敵です。

旗竿地ではなくても日当たりの悪い物件はたくさんあるし、日当たりがよいことがすべてではないので、恥ずかしいと思う理由にはなりませんね…!

理由4:「安い」というイメージがあるから?

旗竿地の土地は、整形地の土地よりも実際に安いので、安いというイメージが恥ずかしいと思う原因の一つだと思います。

でも、便利な場所にお得に買えたというだけでむしろ賢い選択をしたという言い方もできます。

注文住宅の場合は、土地を安く買えた分、建物の方によりお金をかけることもできるし、

建売の場合は我が家の物件も本当に安かったので、子どもの教育や趣味などにお金をかけることができたし、ローンできつい生活をするよりもずっとよかったと思います。

もちろんデメリットもあるけれど、メリットも多い旗竿地

住んでみると意外とメリットもある

旗竿地にはデメリットももちろんありますが、通りから奥まっているので静かに暮らせる、子どもの玄関からの飛び出しを防げる、土地が安いなど、メリットもたくさんあります。

前の家の裏なので日当たりが悪い…という場合も、昨今の日本の暑さは本当にすごいレベルなので、むしろ前の家おかげで直射日光を避けることができてラッキーです。私の今の家も、日当たりがよすぎるので、西側に火を遮ってくれる大きなコンクリートの建物が欲しいと思うくらいです…。

恥ずかしいなんてことはない

旗竿地だからといって決して恥ずかしくはないです!

例えば中古車や中古マンション、中古の家は、新車や新築よりも安く買えますが、それらを買うことは全く恥ずかしいことではないし、むしろ賢くお得に買ったということにもなります。

ただ、どんどん旗竿地の家をたくさん建てている建売のハウスメーカーさんには、旗竿地に住む人の実際の暮らしをしっかりとイメージして、間取りや窓の位置、隣の家との位置関係や、外観などにも気を配って建ててほしいなと切に願います。

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