今まで、アパートやマンション、一戸建てなど、いろいろな家に住んできました。
日当たりは大事なのかどうか…?という疑問は、正解のない問いですが、
私なりにこれまでの住まいでどう感じたか?というまとめです。
家の日当たりが大事と感じた理由
1:明るいと気分がいい・朝起きやすい
前に住んでいた家は、リビングが特に日当たりが悪く、少し気分が滅入ってしまっていたのも事実…。
でも、2階の部屋に行けば、自然光が入って明るかったし、1階リビングにこだわる必要はないかもとは思いました。
今住んでいる家は、南西向きで、午後はとても日当たりがよく、冬はとくに太陽の恩恵を感じてすごく幸せです。
その代わり、夏だけではなく春・秋も、午後暑くて困ることも多いのですが…。
日当たりが良い方が、朝も起きやすいので、1階が寝室になってからはちょっと起きづらくなった…というのも感じます。やはり日光の光の強さは、人工的なライトではとても再現できないくらいの照度らしいです。
以前、少しだけ住んだアパートも、半地下で暗く、居心地が悪かったという思い出もあります…。
2:冬あたたかい
冬、日があたると、かなり暖かく感じます。
午前中は数時間、隣の家の影響で、2階リビングにも日が当たらないのですが、その間だけすごく冷えを感じたりします。
家に日が当たり始めるとかなり暖かく感じるので、やっぱり日差しの力はすごいと感じます。
もちろんその反面、暑い時期がある…という欠点もあるのですが、
冬のあたたかいリビングは気持ちがいいです。
3:掃除がしやすい・カビが生えにくい
我が家の2階にあるキッチンやトイレは、家の間取りからすると、わりと奥の方(北側)にあります。
そのため、日当たりはあまりよくないのかなと思いきや、意外と、タテスベリ窓から朝日が入ります。

キッチンのシンクやガスレンジなど、普段から(簡単ではありますが)掃除を欠かさないように心がけていますが、
朝日が当たる時だけ、とても細かい汚れが目立ちます。

床や壁の汚れも然りで、日当たりが良いときだけ、汚れやゴミが気になって、とても掃除がしたくなります。
LEDの照明をしっかり付けていたとしても、やはり見え方が違うので、お日様の力はすごいなと感じる瞬間でもあります。
汚れが目立つ、というのは、デメリットでもありながら、「掃除しなきゃ」という気分にさせてもらえるので、メリットでもあります。

リビングとダイニングも、特に、直射日光が入って日当たりが良い時は、特に汚れが目立ちます。
ダイニングテーブルの下のキズも、日当たりが良いときだけくっきりと見えます笑。それはできれば隠したいところですが…。
玄関の土間も、晴れた日は特に、玄関ドアを開けっ放しにすると、土間の汚れやほこりがよく見えます。そうすると「掃除しなきゃ!」と急に燃え始めます。

お日様に照らされて、掃除をすべきところがはっきりと見える時間帯がある…。掃除があまり好きではないズボラな私には、それがけっこう大切かもしれません。
1日中日当たりの悪い場所は要注意・カビなども心配…
我が家の1階と2階にあるファミリークローゼットは、枕棚の上に小さな窓があるだけで、とても暗いので、ほとんど汚れが見えません…。
知らない間に汚れが溜まってしまいそうなので、気を付けないといけませんね。

日当たりが悪いと、カビの心配もやっぱりありますね…。
以前、日当たりの悪い半地下のアパートに短期間住んだことがありますが、ふとんを敷きっぱなしにしたせいでカビさせてしまったこともありました…。
4:メイクや白髪、服の色や汚れが見えやすい
上で書いたことにも共通することですが、メイクをする時や、白髪のチェックをするとき笑にも、やはり自然光のもとで見ると、色が分かりやすいと感じます。
服の色も、自然光の下だと、微妙な色の違い(紺か黒かなど)もよく見えます。
家の中で、ちょっと暗い部屋でコーディネートチェックをしてから、日当たりのよい外に出て行って、ズボンやニットの毛玉や、黒いズボンにゴミがついているのが見えてビックリすることがよくあります…。
自然光の当たる部屋で、全身チェックをしてから出かけたほうがいいので、やはり日当たりのよい部屋がどこかにあることは大事かも。
5:洗濯物が乾きやすい

日当たりがよいと洗濯物が本当に乾きやすくて助かります。
今の家は南西向きなので、洗濯を朝ゆっくりやっても、なんなら午後に学校から持ち帰ったものをもう一度洗濯してから干してもある程度乾いてくれたりします(季節にもよりますが)。
家の日当たりはそんなに大事ではないかも?の理由
逆に、家の日当たりはそんなに大事でもないのかも…と思うこともあります。
上で挙げた、家の日当たりの大事さも確かに感じるのですが、そこまでこだわらなくてもよかったかも、と思う点もいくつかあります。
1:日差しが暑すぎる・冷房代がかかる
最近はすごく暑い日が多いので、日当たりがよすぎると、部屋が本当に暑くなります。
日当たりのよいリビングを求めて住み替えをしたのに、やっぱり日当たりはそこそこでいいかも…と思ってしまっているのも事実です。
エアコンの冷房も、4・5月くらいから10月くらいまでは使うし、電気代がかかります…。
東側の明るい朝日が入って、西日は遮られるような物件がよかったな…。
ちなみに2階のトイレもけっこう暑いです…夏場は対策が必要ですね。
2:日当たりのよい物件(土地)は高い
南向きの物件など、日当たりのよい物件は、値段が高いので大変です…。
3:日当たりがいいと家具やカーテンなどが日焼けする

日当たりがいい場所に置いた家具やカーテンが日焼けで変色したり、プラスチックの洗濯バサミがぱりぱりになって割れたり、においがしてきたり…
床の色が変わることもよくあるし、人間も日焼けやシミが気になったりも…!
4:間取りなどの工夫で改善できることもある
暗いリビングは気分がふさがる…ということは実際に自分も経験済みですが、
日当たりが悪い土地でも、二階リビングにするとか、窓の位置を高くする、天窓を設置するなど、工夫しだいでは明るいリビングを作れると思います。
我が家の二階の北側にある、洗面台上の高窓は、北側ならではの安定的な、暑くない光のおかげで、洗面所が明るくて快適だし、

階段上に付けた北側の天窓も、いつも階段全体を明るくしてくれています。

勾配天井の高い部分に付けた高窓も、まぶしいくらいに光が入るので、日当たりの悪い住宅密集地でも、くふうをして高窓を設置するなどすれば、明るいリビングが作れると思います。

もちろんそのような土地だと、すべての部屋を明るく、というわけにはいかなくなりますが、主に過ごす部屋が明るければ、大きな問題はないかもしれません。
もちろんカビ対策や、掃除などには気を配る必要はありますが、最近はお掃除ロボットや、除湿器など、便利な家電も手に入りやすいですし、対策は可能です。

我が家は、2階リビングで、南西向きに大きな窓とバルコニーをつけてしまいましたが、西日を避けて、西側には窓をなるべく作らず、東の朝日が入るような2階リビングにすればよかったかも…。
結論 日当たりは大事でもあるがそこそこでいいかも…?
人によって、家の日当たりの大事さは違うので、一概には言えない難しい問題ですが、
国によっては、日当たりが悪い方がいいとされるところもあるそうだし、
日本も最近は暑すぎるので、住宅の日当たりに関する考え方は変わる可能性もありますね…。
私としては、日当たりのいい物件にも悪い物件にも住んできて、ある程度の日当たりは欲しいけれど、西日は暑すぎるし、午前中の明るさがあればそれでよかったかも…。
以前住んでいた、リビングの日当たりが悪かった旗竿地の土地でも、建物と建物の間から日差しが入っていた1階の東側や、2階は明るかったので、間取り次第では明るいリビングも作れそうだと思ったし、今の南西向きのガンガン西日のあたる土地よりももしかしたらよかったのかも…?と思うこともあります…。
でも完全に日の当たらない物件は避けたいし、でも日が当たりすぎるのも困るし…やっぱり、難しい問題です!