今、私が住んでいる家は、「敷地延長の土地(旗竿地)に建つ家」の、「手前の家」にあたる位置にあります。
※わが家の位置関係は図とは実際は少し違いますがイメージはこのような感じです。
※敷地延長は、旗竿地など、他にも呼ばれ方があります。
「旗竿地の手前の家」に住んでみて、デメリットもあるし、メリットもありました。
「旗竿地の手前の家」のデメリット
- 家のすぐ横に、「後ろの家の駐車場」があり、音や視線が気になる
- 家のすぐ裏に、「後ろの家のリビング」があり、視線や音が気になることも
- 前面道路が近くて視線や音が気になる
- 暑い
・すぐ横に、後ろの家の駐車場があり、音や視線が気になる
すぐ隣に、後ろにある敷地延長の家の「駐車場」があることが多いです。
この後ろの家の駐車場の真横に、自分の家のリビングがあると、車のアイドリング音や、車の出入りの音が気になることがあります。
車以外でも、自転車の出入りの音や、宅配便などの音、子供たちが駐車場部分で遊んでいて声が気になる、ということもあるかも。
わが家は今は、「旗竿地の手前の家」に住んでいますが、後ろのお宅には小さい子供がおらず、とても静かなお宅で、しかも我が家は二階リビングなのでなおさら気配などもほぼ気にならず、全く何も困っていないのが現状ですが、やはり、住む人によって環境がかなり変わる可能性があります。
以前住んでいた家は、「旗竿地」でした。「竿」の部分には車を停めたり、自転車を停めることもあるし、子どもを遊ばせたり自転車の練習をさせたり。駐車場側に、手前の家のリビングの窓があり、うるさいかもしれないなと心配で、あまり頻繁には遊ばせませんでした。
・家の裏にすぐ後ろの家のリビングがあり、視線や音が気になることも
これはお互いの家の間取りや方角などにもよって違いますが、たいてい、後ろの家のリビングと、手前の家の部屋もしくは浴室などが、けっこう近い位置に配置されることが多いです。
「旗竿地の手前の家」は、なるべく敷地の後ろ側に建てることが多く、その結果、家と家の距離が近くなってしまいます。
今のわが家も、1階にある寝室のすぐ後ろに、後ろの家のリビングがあります。
1階の寝室に付けた窓を透明にしてしまったために、後ろの家からの視線が気になり、常にカーテンが閉めっぱなし…。でもそれだと真っ暗になっていやなので、ガラスフィルムを自分で貼り付けたりもしました。
「旗竿地の手前の土地」を購入して家を建てる場合は、後ろの家の間取りとの位置関係もよく考えて、視線が気になりそうな窓は作らない、長く過ごす場所を後ろの家の近く側になるべくつくらないなどの工夫をした方がいいかもしれません。
建売物件の場合は、お互いの家の間取りがどうなっているか、よく確認することをおすすめします。
また、家のうしろの部分に雑草が生えるので、時々見に行っているのですが、後ろの家のリビングの大きな窓があるので、ちょっと気まずい思いをすることもよくあります…。(いつもささっと短時間で草取りを済ませます)
・前面道路が近くて、視線や音が気になる
旗竿地の手前の家の場合、うしろに旗竿地のお宅があることでなおさら、前面道路に近い位置に建つことが多いです。
前面道路側に、リビングの大きな窓をつくることも多く、日当たりはなかなか良いのですが、反面、通りからの目線が気になることも…。
前面道路からの目線が気になるので、我が家も1階の掃き出し窓には、夜でも透けないレースカーテンをのちに買いなおしたし、子どもがうっかりめくったままにしてしまわないようにチェックが欠かせません。
1階の部屋(我が家の場合は子供部屋)で過ごすときは、通りを行き来する車の音や、隣の家の車が駐車・発車する際のエンジン音が気になったり、近所の立ち話の声も少し聞こえてきますし、気を遣うことがありますね。
・暑い
目の前は道路で、何も建物がないことが多いので、日当たりがよすぎて暑いことも…!
今は、旗竿地の手前の家で、しかも南西向きの家なので日当たりがいいですが、暑くて暑くて対策に追われています…!(スタイルシェードの設置、クールブレイドの設置、よしずを買うなどなど…)
日当たりのよい家は気持ちがいいですが、「日射遮蔽」もとても大事なので、日当たりのいい土地に家を建てる場合は、対策を考えたほうがいいです。(軒を深くする、窓を大きくしすぎない、シェードを設置するなど…)
旗竿地の家に住んでいた頃、手前の家のリビングは、夏でもシャッターがよく閉まったままだったし、シェードを設置していたりと、大変そうだなと思っていました。(旗竿地側だった我が家のリビングは日陰で涼しかった…!冬は寒かったけれど…!)
旗竿地の「手前」の家のメリット
- 旗竿地の土地よりは売却しやすい
- 日当たりがよい・風通しがいい
- 家の外観が通りから見えるのでデザインや庭にこだわる人に向いている
売りやすい、日当たりがいい、
手前の家は「整形地」で日当たりや風通しもいいことが多いので、売却したいという時には、旗竿地の土地や家よりも売りやすいです。
通りから外観が見える
旗竿地の手前の家は、たいてい、ほかの家からは隠れずに通りから見えるので、外観やデザインにこだわって建てたい、家に帰ってきたときにそのデザインをながめて満足感を得たい…という人に向いています。
庭をきれいに整えて、花をたくさん植えて、通りすがりの人にも楽しんでもらいたい…という方にも向いていそうです。
「旗竿地の手前の家」、後悔?よかった?
旗竿地の方にも手前の家にも、どちらも住んでみましたが、それぞれにメリットもデメリットもあったので、どちらがよかったのか正直、はっきりとは言えません。
やはりそれぞれの家で間取りや設備など条件も違うし、隣に住む人によっても違ってくるので一概には言えませんが、わが家の場合は、旗竿地の手前の家だからといって大きな後悔は今のところありません。
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