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2階リビング後悔・失敗注文住宅

2階リビングの住み心地。成功?後悔?住んでみてわかったメリットとデメリット

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とにかく明るいリビングが欲しくて、そして勾配天井の広々としたリビングが欲しくて、日当たりにはそこまで問題ないと思われる南西道路の土地にあえて2階リビングの注文住宅を建てました。(2018年築)

その結果、住み心地はどうなのか、成功なのか失敗なのか?

2階リビングのメリット

①洗濯の導線がとても楽(間取りにもよる)

我が家は、リビングと同じ2階に、洗濯機置き場とお風呂場、そしてファミリークローゼットを作ったので、

お風呂場で脱衣→洗濯機で洗う→2階リビングで洗濯ものを干すという導線がとても楽です。

2階にウォークインクローゼットも作ったので、乾いたものもほぼこの中にしまえば完結です。

そのため、日中はほぼ2階だけで過ごすことができます。

以前住んでいた一戸建てでは、1階から洗濯物を2階に運び、乾いたときもで取り込んで2階の各部屋にしまって…という導線でした。

冬の寒い朝や、夏の暑いとき、「暖かいもしくは冷えた1階」から、「寒いもしくは暑い2階」へ、家事のために上り下りするのはけっこうストレスだったので、洗濯の負担がとても軽くなりました。

②外の目線や気配が気にならない(プライバシーの確保ができる)

リビングにいる時に、外の目線や気配が気になると、ゴロゴロしたくてもしづらいですよね。

2階リビングなら、前の道を歩く人や車の気配がほとんどなく、カーテンがうっかり開けっ放しでもあまり気になりません。

子どもがカーテンをちょっと開けっ放しにしてしまうこともよくあるので、リビングが一階だったらと思うと、落ち着かないだろうなと思います。

ちょっと体調が悪い日や、天気の良い日の午後、ソファでゴロゴロしていても、目線や気配を気にせずのんびりできるのは、インドアは私にはとても重要なポイントです。

また、両隣の家は普通にリビングが一階にあるので、もしわが家も1階にリビングがあると、どちらかの家のリビングとはどうしても隣り合わせになり、生活音がけっこう気になると思います。

立地的に隣の家と家の距離が近いので、特に、窓を開けていると、けっこう音が聞こえると思います。

以前住んでいた家の時は一階リビングでしたが、お庭で子どもがはしゃいでいる声、ぐずっている声など、窓を閉めていてもけっこう聞こえました。

2階リビングの今の家は、そういった音がほとんどといっていいほど聞こえてきません。我が家のリビングでの生活音もきっとあまり聞こえていないはず…。

③天井を高くできて、広くて明るく開放的

南西向きの2階リビングは明るくて、以前住んでいた家の日当たりの悪いリビングとは雰囲気が全く違います。

制限のある細長い土地の割には、LDKは約23畳と広めに取れたし、勾配天井で天井もすごく高くしたので、開放感もあり、とても居心地がよいです。

これは特に、背の高い夫が、住んで何年経っても言い続けている良い部分です。

特に我が家は5人家族で、子どもたちもかなり大きくなり自分の背も越えて、大人が数人いる感じになってきてからは、広く開放的なリビングでよかったとひしひしと感じます。

1階に広いリビングを作ると、構造的に地震などに弱くなってしまいやすいですが、2階に広いリビング、1階に個室という形なら、構造的にも強くなります。

2階リビングのデメリット

①暑いときもある…

ただ…わが家は南西向き、しかも大きな掃き出し窓がふたつあり、屋根の軒もあまりなく、日射遮蔽があまりできていません。

わが家は断熱性能などに関してはおそらく最低限の仕様で、その上勾配天井なので、2階リビングの午後の暑さはかなりのもので、真夏はもちろんのこと、初春(2,3月頃)からすでに午後のリビングが暑い日があります…。

ほぼ屋根なしのバルコニーも南西側にしっかり広めのものがあるのでコンクリートが暖められて熱くなります。(本当はインナーバルコニーにしたかった…)

真夏の、最高気温35度の日に一度、冷房を切って1日出かけてみたら、帰ったときは夜8時でしたが室温がなんと36.5度。あわててエアコンをつけても、なかなか冷えずに大変でした…。そのため、真夏は出かける時も冷房を軽く付けて出かけています。

暑さ対策(日射遮蔽)としては、遮光カーテンをつけたり、樹脂製のよしずを置いてみたり、掃き出し窓外に「スタイルシェード」を設置したり、窓に貼る遮光シート(クールブレイド)をつけてみたり、色々と試行錯誤しています。

2階リビングにするなら、深い「軒」「庇」などによる夏の日射遮蔽と、特に屋根の断熱や屋根裏の換気を重視した方がいいですね。我が家はそれらが全て足りませんでした!

②階段の上り下りに注意が必要

今のところはまだ、みんな若いので、買い物の荷物がたくさんあっても、ランドセルが重くても、「あー2階リビングだと階段を上らないといけなくて面倒!」とはあまりなっていません。

玄関を広くしておいたので、重たくて自分では運べない物、例えば水をひとケース買ったときとかは、玄関においておけば、あとで夫や長男が運んでくれます。

以前、賃貸マンションに住んでいた時、エレベーターがない物件で、エントランス前にも階段があったし、さらにそこから4階の部屋まで、ベビーカーや買い物の荷物を持って上がったことを考えると大したことではありません。

ただし、ケガをしたときや、老後はちょっと心配です。

忘れ物をしたときとか、足を怪我したときとかは、やっぱり階段の上り下りがちょっと面倒だと思います。

そして、やはり、高齢になってからは大変なのでしょうね。

ただ、自宅の階段も上り下りできないくらいになったら、いよいよ大問題だな、と…。そもそも一戸建てに住むこと自体が難しくなっているかもしれません。

長生きする場合は一階で過ごし(トイレや洗面、寝室は1階にあるので何とかなるかな)、1階の広いクローゼットをリフォームしてお風呂場を作ってもいいかも、と考えています。

自分たちがそんな年齢になるころは、そろそろお風呂場のリフォームが必要になる時期だと思うので、そのタイミングで一階にお風呂場を作れば、ちょうどいいかもしれません。

配管の問題などはあるかもしれませんが、そうなれば、お風呂ではなく、収納部分を使ってホームエレベーターを設置する、という方法も。

どうしても難しければ、駅近のまあまあいい立地なので、売却して別のところへ移るという手もある。

考えが浅いかもしれませんが、とりあえずは何とかなるのかな?と思っています。

③2階の足音やお風呂の音が、寝室に響く

2階の物音が、1階の寝室にけっこう響きます。

1階の寝室の真上に、お風呂場があるので、私が先に寝て夫が2階のお風呂に入っていると、お湯をバシャッとする音や風呂のフタを開け閉めする音が響きます…。

想定の範囲内ではありますし、お風呂の時間もそんなに長時間ではないので大きな問題ではありませんが…

わが家の子どもたちは早起きなので、休日の朝早くからリビングで活動しだすと、やはり寝室にも足音が響きます。レンジを開け閉めする音や食器の音なども結構響いて聞こえます。

④寝る部屋が1階になることの弊害も

それから、これは想定していなかったのですが、お隣の家のお風呂場と、うちの寝室がとても近くて、かなり音が聞こえます…。ちゃぽーんというかわいい音ではなく、かなり大きな音。

眠りが浅い私は何度か起きてしまうくらいで…。でも後から家を建てて寝室をそんな位置に作った我が家の責任ですね。お隣の間取りとの関係を、分かる範囲で調べてから、間取りを決めたほうがいいです。

また、防犯面でも寝る部屋が1階だと少し心配です。

※その後、内窓「インプラス」を付けることで、騒音問題の軽減を図りました!(単板5㎜ガラス)

※「エクスショップ」さんにインプラスの設置をお願いしました。

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⑤布団干しは面倒

ただし布団干しはとっても面倒です。

普通だったら、2階に寝室と子ども部屋があって、窓を開けたらすぐベランダで、すぐに干せてすぐにしまえますよね。

でも我が家は、1階に寝室と子ども部屋があるので、布団を2階のベランダまで持って行くのは、なかなか大変です。

でも、「羽毛布団はあまり日当たりのよい場所に干さないほうがいい」と母から聞いて、羽毛布団はあまり頻繁に干す必要はないかと思っています。(それに花粉やPM2.5も少し気になるし…。)

でも敷布団は干した方がいいと思うし…。若干面倒ですが、運動になると思って、今後も頑張ろうと思います。

その後、アイリスオーヤマの布団乾燥機を購入して、布団干しをする必要がなくなり、とてもラクになりました!敷布団と掛布団を両方同時に乾燥できるし、使い方も本当に簡単なので、ズボラな私でも全く問題なく使えています。

⑥大きな家具の搬出入の問題がある

ただ、ソファや冷蔵庫などの大きな家具を2階に運びたい場合、階段が狭くて通れないので、2階のバルコニー・掃き出し窓経由での「クレーンでの搬入」になってしまい、気軽には買い換えられません。

(しかもそのためにバルコニーに洗濯物の雨除け・日よけのための「バルコニー屋根」を付けるのも断念することに…)

ニトリの布のソファ、ずっと前から破れていますが、新しいものを買ってもクレーン搬入になるのは大変なので…縫い合わせつつ、大切に使い続けています。

⑦子供部屋へ直行の心配(今のところは気にならない)

子供がリビングを通らず子供部屋へ直行してしまう…という部分は、今のところはあまり困っていません。(子供は中高生)

帰ったら部屋で制服を部屋着に着替えてから、学校のカバン類も全部2階リビングへ持ってきて、2階で宿題をしているし、食べ物(冷蔵庫・パントリー)も2階にあるので、2階に来ざるを得ない感じになっています。

今後、もしかしたら困ることもあるのかもしれませんが、わが家の場合、玄関ドアから階段、2階リビングまで、遮るものが何もなく、玄関ドアが開く音がかなり階段を通して響いて聞こえるので、どんなにそっと入ったとしても私は気づくと思います…(多分)!

子供の友達が来た時も、2階へ案内する必要がなく、1階の子供部屋とトイレ、洗面台を使ってもらえば事足りるので問題なしです。

結局、2階リビングに後悔はありつつも…

結局、成功だったのか失敗だったのか…挙げてみるとデメリットの方が多く見えますが、今の時点では「2階リビングにしてよかった」という気持ちの方が大きいです。

でも、自分たちが老後を迎えたとき、もしかしたら後悔することはあるかもしれません。

2階に水回りを持ってきたことによる、配管のトラブルも若干心配しています。

夏(だけではなく、春・秋の暖かい日も)の暑さにも若干、2階リビングを後悔することもあります。

でも、やはり天然の明るさが体に嬉しく、家にこもっていても暗い気分にならないのは、とてもよかったと思います。

外の気配や目線が気にならないのと、洗濯が楽なのも、とてもよかった点です。

前の日当たりの悪いリビングの家に住んでいる頃、「この家が2階リビングの家だったら、一日中明るいだろうし、洗濯もしやすいだろうし、よかったのになあ…」と思っていたこともありました。

成功か失敗か…2階リビングのメリットは多いけれど、実際後悔ポイントも多いので、今の時点では、まだはっきりとは言えないのかな…!

※2階リビングにするなら、もっとこうしたらよかった…こうして良かった…というポイントをまとめた別記事も。

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