2018年築の注文住宅に住んでいます。
真夏は最高気温40度になる日も何日かある、けっこう暑い地域に家を建てた我が家ですが…
これまで二階リビング(南西向き・勾配天井)の暑さ対策に四苦八苦してきました。
「グリーンカーテンを作る(枯れてしまい失敗)」(→その後2021年夏に再挑戦、成功しました)、「掃き出し窓の外側に、シェードを取り付ける」「サーキュレーターを回す」「エアコンや扇風機を新調する」
といった色々な策を講じてきました。
そこで、二階リビングが暑い!という話を、実家で母や親戚などと一緒に話していたら、掃き出し窓のシャッターを下ろしてしまうは、むしろよくないのでは!?ということに気が付きました。
ほかにもさまざまな対策を講じた結果、ようやく、40度ほどの暑さの日でも快適に過ごせるようになりました。
シャッターは下ろさないほうがいい!?
南西向きの二階リビングの我が家、2019年8月現在、カーテンはレースカーテンのみ。
昼過ぎから日差しがひどくなるので、掃き出し窓のシャッターをしっかりおろしていました。

でも、「暑い時はシャッターを閉めている」という話を、母や叔母にしたところ、「それじゃ余計に暑くならない!?」と言われました。
シャッターは金属なので、日差しを受けて熱くなり、それの熱が窓を通して部屋に入り、よけいに室内を暑くしてしまうのではないか?と。
日差しの強い日、シャッターを下ろしてしばらくすると、シャッターがすごく熱くなっていたので、確かにそうかもしれないと思いました…。(それに、シャッターをしめてもなお部屋の中は暑くてたまらなかったです。)
家に帰って実際にシャッターを開けて冷房をかけてみたところ、少しだけましになったように思いました。それでも暑いは暑いんですが…。
カーテンは遮熱タイプのものを
そしてさらに、叔母にすすめられたのが、ニトリの「遮熱カーテン」。
ベランダ(掃き出し窓の外側)には遮熱・UVカット・雨除けにもなる「シェード」をマグネットフック取り付けましたが、それだけではちょっと頼りなくて…。
そこで、窓の内側に「遮熱カーテン」も取り付ければ、窓の内側からも熱をシャットアウトできそう、ということに気が付きました。
二階リビングなので目線も気にならないと思い、レースの薄いカーテンしか付けていなかったのですが、試しにニトリの遮熱カーテン「レーベル(アイボリー)」を購入しました。

遮熱カーテンのおかげで、直射日光の熱さをかなり遮ることができている気がします。
特に、日の角度が低くなってきて西日が差す時間帯には、遮熱カーテンをさっと閉めることで、ずいぶん暑さがやわらぐと感じます。

また、真夏以外でも遮熱カーテンが活躍しています。
「まだ冷房を付けるには悔しいよね…」という季節の、日差しの強い午後は、遮熱カーテンのおかげで、冷房を付けずに済んでいます。真冬でも暑いときがあったので助かっています。
遮熱カーテンを閉めてしまえば、室温が26℃位を超えない限りは、エアコンを付けずに過ごせるようになりました。
クールブレイドもおすすめ
南西向きの掃き出し窓や高窓に「クールブレイド」という日よけシートを貼ってみたところ、
特に西日の暑さやまぶしさをカットできている実感があって、初夏から秋口まで手放せない存在になっています。
窓に貼っていても、遮光カーテンを閉めるよりも真っ暗にならないところも大きなメリットです。

「スタイルシェード」で外側から熱をカット
ちなみに、窓の内側での対策よりも、窓の外側での遮熱対策の方が、効率が良いそうです。
我が家は入居後2年くらいたってから、LIXILの「スタイルシェード」を掃き出し窓の外に設置しました。
以前はホームセンターで買ったシェードを、マグネットフックでつけていたのですが、風で外れやすかったり、強風の時にいちいちしまうのが面倒だったので、建てたハウスメーカーに頼んで「スタイルシェード」を設置することにしました。
生地は網目になっていて風通しがよく、外の景色も見えるくらいな感じですが、日差しを遮ってくれている実感があります。
窓と並行に真下におろして固定することもできますが(低い位置にある西日をカットするにはちょうどいい)、
太陽高度の高い昼間はバルコニーの前壁に向かってななめにシェードをおろすことで、バルコニーの床や外壁が日差しから守られているような感じがします。

DIYの得意な方は自分で取り付けすることも可能です。
エアコンの室外機を日陰に置く・バルコニーに水を撒く(打ち水)
とはいえ真夏はやはり、エアコンをガンガン使わないと暑くていられません。
ちょっと外出するときもエアコンはつけっぱなしにした方が部屋の中の温度が維持されて、暑くなりにくいと感じました。
さらに、シェードやよしずなどで、室外機を置く場所を日陰にすること(ただし風通しをよくすること)。
安いシェードでもよいので室外機を日陰にしてあげるといいです。

そしてバルコニーに水を撒くことも、外壁やバルコニーにたまった輻射熱を冷ますことができるので、我が家もよくやっています。
エアコンのフィルターをしっかり掃除する

これは基本的なことなのについ忘れがちなことですが、エアコンのフィルターの掃除、これも本当に大事ですね。
一度しばらく掃除を怠って、エアコンの効きが悪いなと思ってフィルターを見てみると埃だらけになっていました…。
ダイソンのブラシ付きツール(コンビネーションノズル)でさっと掃除をしてきれいにしたところ、素早く涼しさを感じられるように。
なんと2週間に一度も!フィルターを掃除した方がいいそうですよ…!

エアコン用コンセントは多めに。できればエアコンは2台稼働で
また、以前の記事でも書いたように、家を建てる際に「エアコン用のコンセント」をなるべく多く付けて置いたほうがいいです!
エアコンは、エアコン専用のコンセントが必要…なんですね。知らなかったです…
我が家は、注文住宅の打ち合わせ中、「エアコン何台も買うと高いし一台でいい!」と思い込み、エアコン用のコンセントを二階に一つしかつけず、とても後悔しました…。ふつうのコンセントはあちこちにたくさん付けたのですが…。
エアコンの威力が小さくても、もう一台付けたして運転すれば、全体的なパワーもアップしますよね。
最初は、もう一台追加購入して、リビングに二台付けたかったのですが、エアコン用のコンセントが一つしかなかったため、すでにあるエアコンを取り外し、大きなエアコンに変えざるを得ませんでした。
大きいエアコンということは、価格もかなり…お高いです。
もちろん値段の分だけ、とてもパワフルでしっかりと広い空間を冷やしてくれますが…。
それに、もう一台は、ダイニング・キッチンに近い場所に付けて、特に暑く感じる料理中や食事中を涼しくしたかったのですが、それもかなわず、ガッカリ。
エアコン用のコンセントを増やすにはかなりの大がかりな工事が必要になるし、増設ができない場合もあるので、
コンセントの打ち合わせの際は「ここにはエアコンなんていらないよ」と思っていても、広い空間なら最低2つくらいは、エアコン用のコンセントを付けて置いた方がいいのではと思います。
※結局この後、コンセントの増設とエアコンの増設もなんとか行いましたが、一時はやっぱり無理かも⁈となったりして、大変でした…。でもやっぱり、最高気温40度くらいになるときは、エアコン2台あるとかなり心強く、暑くてどうにもならない…ということがなくなりました。
何度も言いますが、2階リビングにするなら、エアコン用のコンセントは2つ以上付けておくと安心です。
最初はとりあえずエアコンを1台だけにしておいて、もし足らなければもう一台買って…という時に、エアコン用のコンセントがあれば超スムーズです。
これから二階リビングのおうちを建てようと思っている方は、お気を付けください…!
サーキュレーター・扇風機を活用

「サーキュレーター」や「扇風機」もまわしっぱなしにして、空気を循環させ、エアコンの冷気を部屋の中にしっかり届けることも大事ですね。
二階リビングにはひとつサーキュレーターを置いて常に運転させ、エアコンのない方へエアコンの風を送るようにしたり、
一階の階段下から扇風機の風を送るようにしてみると、二階の暑い空気がこもりにくくなったように思います。