2018年に注文住宅を建てたのですが、南西向き2階リビング(勾配天井)で、思った以上の夏の暑さにビックリ。
そこで、我が家がやってみた暑さ対策について、たくさん記事を書いてきたので、こちらでリンク先や内容などを一覧にまとめてみました。
これまでにやってみた2階の暑さ対策
特に2階の南西側リビングが暑くて、とにかくいろいろな対策をしてきました。
・ベランダ(バルコニー)でゴーヤのグリーンカーテン・扇風機を追加購入・ホームセンターで買ったシェードを南西側の窓に設置・遮光カーテンを購入・エアコンを大きいサイズに買い換え・樹脂製のよしず購入・2階リビングにエアコンをもう一台増設・西側窓に遮光メッシュシートを貼る・スタイルシェード設置・内窓の設置・クールブレイドを窓に貼る・太陽光パネルを設置
このように、本当にいろいろなことをやってきました…。
やってみた順に、内容の要約や詳しい記事のリンクを以下並べていきます。
①窓の「外」の対策
2階リビングには南西側の掃き出し窓が2つあり、その外には広めのベランダ(バルコニー)があります。

このバルコニーがまた、暑さをためこんで暑くなってしまう感じがすごくあるし、窓も大きいので日射もたくさん入ってくるし、なるべく外側で対策がしたい…!
そのため、窓の外対策も色々やってみました。
※バルコニーの暑さ対策についてまとめた記事
・ベランダで、グリーンカーテン・サンシェード設置・打ち水(2019年~)
入居して約1年後、初めての夏の2019年。グリーンカーテンを作ろう!と思って、プランターにゴーヤを植えたのですが、カーテンほどにはならずヒョロヒョロで終わり失敗しました…。
結局、ホームセンターで購入した「シェード」を、マグネットフックでシャッターボックスに貼り付けて設置しました。
そして2021年、2022年はグリーンカーテンに再挑戦し、成功しました!
葉っぱがくさん茂ってくれて、いくらかは日よけとして活躍したと思っています。もちろんゴーヤもおいしくいただきました。
目で見て涼しく、日よけになり、しかも美味しく食べられて成長も喜べる…グリーンカーテンって素晴らしい!

水やりのついでに、バルコニーや窓に水まき(打ち水)をすると、一気に熱が冷める感じがしたので、やっぱり打ち水は暑さ対策にいいんだろうなあと感じたことも度々ありました。
・シャッターをしめる?しめない?

シャッターをしめておけば日よけになると思ってよくしめていましたがそれでも暑いものは暑い。
そこで気がついたことが、シャッターは金属製なのでもしかしたら逆効果になる場合もあるかも…ということ。
※窓の性能が高い場合はシャッターをしめたほうが涼しい場合もあるようなので、一概には言えないのが難しいところ。
・樹脂製のよしずを購入(2020年)

2020年の夏の終わりごろ、まだまだ2階リビングが暑い…ということで夫とホームセンターを物色。そこで見つけた「樹脂製のよしず」を買ってみることにしました。
窓だけではなく、外壁やバルコニーの床の遮熱対策にもなるし、移動させられるし、気に入りました。
樹脂製のよしずを南西側バルコニーで放置しておきましたが、劣化具合は?数年くらいは全然大丈夫そうな感じです。
よしずを立てかけるために、掃き出し窓外にもっと「壁掛け竿掛け」と物干しざおがあれば便利だったかも…。
冷房を効きやすくするために、サーキュレーターの向きを工夫&室外機をシェードとよしずで日陰にしてみました。
※エアコンの室外機カバーも暑さ対策のために購入しましたが、アルミ製のため熱くなりやすく、真夏はもしかしたら逆効果かも…?でも何もなく直射日光にさらされるよりはましなのかも…?
・「スタイルシェード」(アウターシェード)を設置(2021年)
マグネットでシャッターボックスに貼り付けるシェードだと、風ですぐ外れてしまってイライラしたり、少しサイズが合わないと歪んでしまって、見た目もいまいちだなと思っていました。
しかも台風の前などには外しておきたいのですが、いちいちしまうのが面倒で、そしてまた出してきて踏み台に乗ってマグネットフックを付けてというのが面倒でした。
そこで2021年に「スタイルシェード」を設置しました。
スタイルシェードなら、ロールスクリーンのように、ひもを引っ張ってきておろせばすぐに固定できて、真下にも斜め下にも固定できて、しまう時もワンタッチ。
薄く見えるけれどしっかり日差しをカットしてくれる感じがします。真夏だけではなく、春・秋の午後の日差しの強い時にも欠かせません。

スタイルシェードのかけ方を工夫
西日対策には、「軒」よりも「シェード」やよしずの方が優秀かも。西日はかなり太陽高度が低いし、軒で防ごうとしても難しいからです。シェードを窓と並行に、真下におろすと、西日が窓に入るのをかなり防げます。
3月の最高気温が20度を超える日は、お昼前くらいからスタイルシェードをおろしておかないと、午後の2階リビングがあつーくなってしまいます…!逆にいえば、スタイルシェードは3月から早くも活躍してくれています。
そして4月の最高気温26度の日、とても暑い日だったのですが、冷房なしで2階リビングが暑くならないようにするにはどうしたらいいか?窓を開けたりスタイルシェードを早めにおろしておくなどの対策で、25度台くらいにおさえることができて、快適になりました。
・太陽光パネルを設置(2020年)
太陽光パネルを設置すると、屋根に日傘がかかったような状態になるので、もしかしたら涼しくなるかもね?という期待も込めて、太陽光パネルを設置しました。
設置した結果の遮熱効果はよく分からないですが笑、もしかしたら効果があるかもしれないし、太陽光発電したものを日中に自家消費できるし、電気代も安くなったし、停電時の非常電源も確保できたので、付けて置いて何かとよかった…と思っています。
②「室内」の対策
窓の内側や室内でやってみた対策です。扇風機やエアコン、カーテンなどなど…。
・扇風機・サーキュレーターの購入(2018年)
なんとなく、細長い扇風機ならしっかり涼しくなるかなと思い、タワー型の扇風機を買ってみました。細長いので、普通のタイプよりも邪魔にならなくていいかも。冬の間も結局、リビングの隅に出しっぱなしで、換気の時に使ったりしています。

サーキュレーターを、エアコンのある方向からリビングの方へ向けてみたり。
階段下から2階リビングに向けて、1階の涼しい風を循環させてみようと試みたりもしています。
・ニトリの遮熱カーテンを購入(2020年)
リビングに2つ付けた掃き出し窓には、もともとはレースカーテンしか付けていなかったのですが、
暑い午後の日よけのために、ニトリの遮熱カーテンを購入してみました。

買ってすぐだとシワが気になったのですが、つるしておくといつの間にかあまり気にならないくらいになっていました。
さらに、右側のもう一つの掃き出し窓のために、追加で同じものをニトリネットで購入しました。西日がまぶしいときなどにも活躍しています。
最高気温18℃の日に、この遮光カーテンがどれくらい活躍してくれたか?1階と2階の温度も比較しながら検証しました。やはり2階はどうしても暑くなりやすいですが、やはり太陽光をシャットアウトすることは重要ですね。
・「遮光遮熱メッシュシート」を窓に貼る(2020年)

西側の窓から入ってくる西日がまぶしくて、そのために冷房も電力を使いそうなので、「遮光遮熱メッシュシート」というものを窓に貼ってみました。貼り付けてもほとんど目立たないのもメリットです。
・西日の当たる窓に日よけシート(クールブレイド)を貼る(2021年)
とにかく窓から入る日差し、特に西日をシャットアウトしたくて、「クールブレイド」という日よけシートも買ってみました。
窓の外側の「シェード」類は遮熱対策にすごく優秀ですが、風が強い日は使えないし、太陽の角度によっては完全に日よけができないときもあるので、窓の内側でもしっかり対策ができるクールブレイドはなかなか安心感があります。
貼っていても真っ暗にはならないし、外の景色も少し透けて見えるので、遮光カーテンを閉めるよりも開放感があるところが気に入っています。
特に西日による暑さの対策になっている実感があって、春くらいから大活躍です。

・エアコンの買い替え・追加購入など(2019年・2020年)
前の家のリビングで使っていた、200V・18畳用のエアコンを、約24畳の2階LDKに設置しましたが、
勾配天井で体積の大きな南西向きのLDKは、これ1台では特に真夏の午後が冷やされず…。
大きなエアコンに買い換え(2019年)
2019年、とうとう大きなサイズのエアコンに買い換えてみることにしました。

29畳用の霧ヶ峰を設置しましたが、前のエアコンのために開けた配管穴と位置が合わず、配管穴が開けなおしになり、雪だるま状態になってしまいました。(しっかり隙間を埋めてもらったので問題はありませんが)
このエアコンには「A.I.機能」がついていて、A.I.機能ボタンを押してONにすると、人が部屋のどこにいるかを理解していたり、寒いと感じている…などの判定をしてくれたり、他にも色々な機能があってすごいです。
エアコンを2台体制にした(2020年)
2階LDKのエアコンをビッグサイズに買い換えましたが、コンセントの位置関係により、設置場所はリビングの畳スペース側。

キッチン・ダイニング側をすばやく涼しくしたいという時があり、サーキュレーターを使ってみたりもしたのですが、
キッチン近くにやっぱりもう一台エアコンが欲しくなりました。
でも、2階LDKにはもともとエアコン用のコンセントが一つしかなく、まずはエアコン用のコンセントを増設しなければいけません。
電気屋さんで相談した結果、なんとかしてコンセント増設をすることができました。(できない場合もあると思うのでよく確認してくださいね)

新しく設置した2台目のエアコンは、100V 14畳用ですが、24畳ほどあるLDKでも、冬も夏もほぼこれ一台で大丈夫。なかなか優秀です。
その結果、以前に買い換えた大きなサイズのエアコン(29畳用)ちょっとだけ後悔したりも…。とはいえやっぱりパワフルだしリモコンも機能が豊富で使いやすいのも事実です。
・エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターをこまめに掃除すると、電気代にもいい影響があるし、早く冷えるなと感じられたことがありました。
ダイソンの「コンビネーションツール」があれば、ささっと簡単に掃除できてしまいます。

こういう手もあったかな?という妄想・理想・アイディア
キッチンを独立型にすれば、料理中のキッチンからの熱がリビングへ伝わりづらかったかも?それに、扉でしめれるようにしておけば、自分だけの城、個室としても使えたらそれもよかったかもなあ…と想像しています。
日差しによる暑さを軽減するため、また寒いときは窓からの寒さ対策に、「縁側」があればよかったのかな?とちょっと考えたことがありました。植物の置き場としてもよさそう…。

勾配天井のせいで暑い?なら、3階建てにするか、ロフトがあるとよかった?開く勾配天井などのアイディア・妄想もしました。天井の高い勾配天井はすごく気に入っているのですが、そのデメリットを解消するためのアイディアもきっとあるだろうなと思います。
※暑さ対策まとめ(2023年現在)
家の性能にこだわらないで普通の家を建てたために、暑さに後悔するということになり、色々と対策をしてきた我が家。
紆余曲折ありましたが、実際にいろいろやってみた結果、2階LDKの暑さ対策に特によかったと思うのが、
・ダイニングに付けた2台目のエアコン(小さいサイズでも、室外機が日陰なこともあり真夏もよく働いてくれているかも。本当に暑いときは2台体制で運転すれば最強です)
・スタイルシェード(窓への日差しだけではなく、バルコニーや外壁を日射から守る)
・クールブレイド(窓に入る日射・西日をシャットアウトする)
この3つが特におすすめかなと思います。
暑くなってきた時期に、「クールブレイド」を、南西側の掃き出し窓に貼ってから、不快な西日のまぶしさと午後の暑さがかなり改善されたように感じるし(なぜか遮光カーテンを閉めるなどの方法よりも涼しく感じます)、
「スタイルシェード」はバルコニーの地面や壁・窓に当たる日射をある程度遮ってくれているし、太陽高度の高い昼間は斜めにおろし、西日が気になるときは下におろしたりと形を変えられるのも便利で、すごく活躍しています。
もちろんほかのもの(遮光カーテンや太陽光パネル、大きなエアコン、扇風機など)も時々、もしくは度々活躍してくれているし、寒さ対策のためにつけた「内窓」も、冷房効率UPには寄与してくれていると思います。
また、ゴーヤのグリーンカーテンに関してはゴーヤチャンプルにしたりゴーヤをご近所にも分けたり見た目にも涼しく感じたりという効果もあったしよかったです。

おそらく今後も毎年ゴーヤを育てると思います!
※「2階リビングにするならこうしたらよかった」まとめ記事
※寒さ対策のまとめ記事