引き戸と開き戸…それぞれにメリットとデメリットがあるのですが、
間取りを考えているときは、色々な本で勉強した結果、「引き戸を使うと部屋を広く使えるらしい」ということが印象に残り、
子ども部屋に取り入れてみたい!と思いました。
子ども部屋の入り口を引き戸にしたかった。

上の図は我が家の一階のざっくりとした間取りなのですが、
子ども部屋は、いずれ二つに分けられるように、ちょっと広めです。
奥に寝室があるので、廊下がどうしても長くなってしまい、ちょっとスペースがもったいないな…と思った私。
そこで、本で見た情報を参考に、子ども部屋の扉をこんな風に隣接させ、どちらも引き戸にしてみる!という方法を思いつきました。
そうすると、まだ子供たちが小さいうちは、引き戸を開け放して、廊下も子ども部屋の一部分として、広々と遊べるじゃん!ということ。
どうしても、ドアとドアの真ん中には柱が入るものの、引き戸を開けておけると広々と見えそうなのは、なんとなく想像できますよね。
他者からの意見は…
でも、夫やハウスメーカーの担当の方からは、「別にそんなに広々とは見えないかも…」と言われました笑。

これは現在の、開き戸の子ども部屋の入り口ですが、結局、扉は天井まではないので…。

この赤枠の入り口が二つ隣り合ってできるだけで、開けっ放しにしていても、あまり広々と感じることはできないのでは…?と言われました。確かに、そうかもしれませんね…。
天井までの高さのあるハイドア?で、引き戸が隣り合っていれば、もう少し広々と見せることができたのかもしれません。
結局は、実現できなかった
それでも「子ども部屋の扉を引き戸にする」ことをなかなかあきらめられなかった私。
紆余曲折の末、結局は、子ども部屋の引き戸は、実現できませんでした。
1、照明のスイッチが付けられなくなるため
理由の一つが、引き戸にすると、その戸を収める部分に電気のスイッチをつけられない!ということ。

この図の、青い線の部分です。
入っていすぐに、電気のスイッチ付けたいですよね…。ここにスイッチを付けられないのは、かなり痛いです。
2、部屋の仕切り位置を柔軟にするため
それから、気づいてしまったのは、ドアをこのように隣接させてしまうと、将来、部屋を二つに分けることになった時に、分ける部分(境界線)が限定されてしまうこと。
結局、下の図のように(青いマル)、ドアとドアを少し離した方が、境界線を少しずらしたり…という臨機応変さが生まれるのです。

そのおかげで、将来もし壁を付けたいと思った場合のために、天井に下地を入れてもらったのですが、念のために二か所の下地を入れてもらうことができました。
そうすれば、「こっちの部屋一人だからちょっと狭く」「こっちの部屋はちょっと広く」というような、臨機応変な対応ができますよね。仕切る位置を微妙にずらすことができる、というのは意外と重要ポイントではないかなと。
というわけで、そんなこんなで、引き戸で広々…というアイディアは、夢に終わったのでした。
でもどこかに、「引き戸で廊下も広々と使う技」を取り入れてみたかったな…。
※間取りを考えている時、「間取りの方程式」シリーズが、とても参考になり、何冊も買って何度も読みました。
いろいろなアイディアがあって、「あ、これ取り入れられるかな?」妄想したりして、見ているだけでも楽しかったです。