2018年築の注文住宅で、洗面所には、昇降式のホスクリーンを付けました。
こちらは、物干し竿ももともと付いているタイプで、邪魔な時は、長いバーを差し込んでクルクル回せば、物干し竿を天井にしまえるという便利な商品です。
しかし、この「昇降式」のホスクリーンにしたことで、ちょっと後悔が…。
「昇降式」ホスクリーンの「後悔・デメリット」
1:紐が細くて切れそう!耐荷重量が少ない(8kgまで)
このホスクリーン昇降式、とても細い紐が、物干し竿(バー)を支えています。
天井にしまえるようにするためにこうなっているのですが、この紐がいつか切れてしまいそうで、とても怖い…!
実際に「紐が切れてしまった」という人の話も聞いたことがあるし、使う時はなるべく重いものをぶらさげないように、強い衝撃を与えないようにと、いつもこわごわ…という感じで使っています。
耐荷重量は8kgまでとのことで、濡れた洗濯物はすごく重たいので、紐が切れてしまうのが怖くて、洗濯物を干す用としてはあまり使っていないのが現状…。
ちょっとだけ着たけれどまだ洗濯をしない衣類とか、軽い上着、インナーやシャツなどの軽いものの洗濯物を干す用に使っています。
2:実はレールが目立つ?
邪魔な時は天井に竿ごとしまって、スッキリとさせたい!と思っていたのですが、このレールが意外と目立ちますね。
普通の固定タイプのホスクリーンやスカイクリーンの場合は、別売りの物干し竿と、天井からぶら下がっている2本のポールを取り外してどこかにしまう場所さえあれば、天井に残るのは2個のポッチのみ。
※写真は勾配天井用の「スカイクリーン」のポールです。
物干し竿も吊り下げのポールも外せるので、しまってしまえば、むしろこっちの方が目立たない可能性が…!
3:「昇降機能」ほぼ使わない(昇降させるためのバーも邪魔)
そして、せっかくの昇降機能なのに、ほぼ一度も天井にしまったことがありません…!
常に、脱衣所の目隠しのためのカーテンや、インナー干しのためのステンレスピンチハンガーなどがぶら下がっているので、いちいち全てをしまって、昇降させるための長くて邪魔な「バー」を、クローゼットから出してきてクルクルと回してしまう…なんてことはなかなかやろうと思えません…。
4:なぜか「ほこり」がすごくつく
洗面所という場所のせいか?掃除不足のせいか?この昇降式ホスクリーンの丸い物干しざおに、ほこりがけっこうたまります。
少し高い位置にあるので踏み台を持ってきて拭く必要がありちょっと手間に感じます。常にぶら下げているピンチハンガーにもほこりがついていました…。
リビングで使っている、固定式のホスクリーンに付けている、断面の四角い物干しざおにはほこりはつかないので不思議です。
「昇降式」ホスクリーンの「メリット」
1:そのままの状態で昇降できる
昇降機能のおかげで、微妙に高さを変えらえるのは便利です。
しかも、洗濯物がぶら下がった状態のまま、上げ下げができるという大きなメリットがあります。
夫に、ここにぶら下がっているピンチハンガーに髪の毛がからまって不快、と言われることがあるので、ちょっと高くしたり、でも高すぎると背の低い私には使いづらかったりするのでちょっと下げたりと、何度か微調整をしたことがあるんです。
ただ一応固定タイプのスカイクリーンも、高さの調整ができます(3段階の調整が可能)。
固定式の場合は、干してあるものを全部外し、さらに物干し竿を外してから、天井にぶら下がっている2本のポールの長さを調整をしないといけないので、ホスクリーンの高さの調整をしたいとき・上げ下げをしたいときはけっこう面倒です。
(でもここのホスクリーンの高さを変えたいと思ったことは今のところありません。壁際にあって通路とかではないので邪魔だったりもしないし、届きにくいこともなく慣れているし、今のがちょうどいい高さなので。)
2:洗濯物干し以外でも活躍するかも?念のため付けておくのもあり
その後、このホスクリーンに、ハンガーをひっかけて、カーテンをつるす、という技を思いつき、脱衣所と洗面所の間に「目隠しカーテン」を設置することができました。
こんな風に意外な用途で使えることがあるので、ここでは洗濯物を干さないよという場合でも、何かしら役に立つ可能性があるし、昇降式なら使わないときはバーごと天井にしまっておけるので、迷っているならつけて置くのもアリかも。
「固定」(スポット型・CH型)のホスクリーンの「メリット」
リビングの天井に設置した、固定タイプ(スポット型・CH型)のホスクリーンの方は、実はメリットが多いかも…!
1:耐荷重量15㎏まで・たくさん干せる
(スカイクリーンCH型CLW(ロング)タイプ)
リビングの天井につけた「勾配天井用パーツつき」の「スカイクリーン」の耐荷重量は、15kgほど。
8㎏までの昇降式の倍近く洗濯物を干せて、家族の多いわが家には本当に頼りになる存在になっています。
最近のタイプだと、ボールの下の方、物干しざおをひっかける〇の上の方が、耐荷重量に近くなると黄色になり、超えると赤になるという、お知らせ機能がついているみたいです。うらやましい!
↑「ホスクリーン専用」の物干し竿をひっかけています。断面が〇ではなく□で少しおしゃれに見えるし、くるくる回ったりもしないので気に入って使っています。
2:物干しざおとポールを取り外してしまえば目立たない
普段は存在感があるように見えますが、背景の白い壁になじんでいるので、なにも干していなければそんなに目立ちません。
それに、物干しざおを下ろし、ポールも外してしまえば、残るのは天井のぽっちが2個だけなので、片付けたいときは昇降式よりもむしろ目立たないかも。
ただ、もちろん、リビングに洗濯物が干してあるのは、ちょっと目障りでもあるので、気になる方は避けた方がいいのかも。私は気にしないし、来客が来ることもほぼないし(子供の友達を案内するのも1階の子供部屋・洗面・トイレのみ)、何より干すのもしまうのも楽なのでよかったと思ってはいますが、できれば、リビングと仕切りドアなどで隠せる部屋にホスクリーンを付けるともっといいですね…!
まとめ
昇降式にも固定タイプにも、メリットとデメリットがあるので、取り付ける場所や、干す量など、それぞれの使い方や好みに合わせて選ぶとよさそう。
私の場合は、固定タイプの方が気に入っていますが、昇降式の方も、ものをぶらさげたままで気軽に上下させられるというメリットも大きいです。
これからホスクリーンを考えている方の何かの参考になればうれしいです。