2018年に2階リビングの注文住宅を建てた我が家。
「こうすればよかった」、「後悔、失敗した…」と思っている場所がたくさんあり、これまでにも後悔点についてまとめ記事を作るほど、たくさんの失敗点があったのですが…。
今回は、「2階リビング」にするにあっての「こうすればよかった」に焦点をあてて、まとめてみたいと思います。
これから2階リビング(二階建て)の注文住宅を考えている方に参考になれば幸いです。

※前に住んでいた家で「2階リビングがよかった…」と思った理由。その経験があって2階リビングの家を建てたのですがちょっと色々失敗がありました…!
1:「遮熱」対策をしっかりした方がよかった
一戸建ての2階は暑いという認識は前からあったのですが…南西向き2階リビングの暑さをなめていました…!
真夏のいちばん暑いころはもちろんのこと、晴れた日の午後の暑さが、何もしなければすでに2月から耐えられないほどの日もあったくらい笑。
早めのうちから冷房を付けると「冷え」にも悩まされるし…
もともとは、厚いカーテンがあると見た目的にも邪魔だし、要らないよねと思ってレースカーテンだけにしていましたが、
結局、ぶ厚い遮熱カーテンをニトリで購入し、さらには樹脂製のよしずや、外側にはシェード(LIXILの「スタイルシェード」)も設置しました。
・遮熱カーテンについて
・樹脂製のよしずについて
・スタイルシェードについて

二階リビングにするなら、遮熱対策を怠ってはいけませんね。
軒を深くしたかった・バルコニーが広すぎたかも
もっと軒を深くするか、インナーバルコニーにすれば、真夏の昼間に窓に入る熱をシャットアウトできただろうな。
軒をなるべく出してほしい、インナーバルコニーにしたいと要望を出したのですが、我が家は規格住宅に近い形で建てたため、かないませんでした涙。
さらに、バルコニーは南西側にけっこう広いサイズで付けたので、これがまた夏の日差しをたくさん受けて、熱をためこんでしまっている気がします…。

西側の窓はいらない、南西側の窓も小さくすればよかった
南西側には大きな掃き出し窓を2つも付けてしまいました。これがやっぱり暑さの大きな理由の一つかも…。

また、西側の窓ももっともっと小さくすればよかった(むしろなくてよかった?)です。

ただ、朝夕や春秋の低い角度の太陽をシャットアウトするには、シェードやよしずが向いています。
・スタイルシェードのかけ方・西日対策
・クールブレイドについて
・我が家がやってみた「暑さ対策」まとめ
2:屋根、外壁などの「断熱性能」、もっと上げればよかった
あまり断熱などにはこだわらなかった我が家。それがそもそもの失敗でしたね。
窓ガラスはLow-e複層ガラスですが、アルミサッシだし、屋根も外壁もローコスト住宅の標準仕様のまま…。
・インプラス設置
しかも勾配天井で屋根裏もないので熱をそのままリビングが受けている感じ…!
追加料金を出してでももっとすごい性能にすればよかったです。もし今から屋根の断熱性をさらに高めるなら、「太陽光パネル」を載せるのがいいかも…!?
→その後本当に太陽光パネルを搭載しました!南東側の屋根のみに載せたのでもっと全面に載せてみたかったなとも思います。
太陽光発電パネル設置について
ロフト付き、もしくは3階建てにすべきだった?
せめて、ロフトを付けたり、3階建てにしておけば、一番上に熱い空気がたまってくれて、二階リビングはもう少しましになったかもしれません。
・もう一度建てるならこうしたい…
冬も、午前中が寒い…
勾配天井で天井がすごく高いので、エアコンだけですべてをあたためようとすると電気代もかかるし、朝エアコンをつけてもなかなかあたたまらないし…
南西向きの2階リビングのため、午後は日当たりがよくなり、とても暖かいのですが…午前中は日陰になっていて冷えます。
冬の寒さ対策的にも、断熱性能がもっと高いと良かったなあ…と思います。
3:二階リビング、エアコンが効かない、エアコン用のコンセントをもっとつければよかった
もともとリビングにつけていたのは、引っ越し前から使っていた18畳用のエアコンで、これもまあまあ大きなサイズと引っ越し屋さんなどからは言われていましたが、
23畳ほどある、しかも勾配天井で天井高の高いリビングでは完全にパワー不足でした。

フィルターの自動お掃除機能はついていましたが、それでも中の掃除は必須。でもほとんど中の掃除はしていなかったので、効きが悪かったのはもしかしたら掃除不足だったせいかも…?
そこで、真夏の午後のあまりの暑さでは、18畳用のエアコンではなかなか冷えず、
大きいエアコンなら…と願いをかけて、29畳用というビッグサイズのエアコンを買って付け替えました。
本当は、まだまだ18畳用のエアコンも使えたので、リビングにもう一台、新しいエアコンを増設するという方法にしたかったのですが…。
エアコン用のコンセントが、二階に一つしかなく、エアコンの増設ができなかったのです!!
2階リビングにするなら、エアコン用のコンセントを多めに付けておいた方がよいです。
あとから追加するのはかなり、かなり大変なので…。
※その後、洗面所の分電盤から、屋根裏を通してリビングへ隠蔽配線ができそう…ということが分かり、電気屋さんにお願いしてやってもらいましたが、もちろん費用がかかりましたし、けっこう苦労されていたので、無理な場合もあるようです。
・エアコンのコンセント増設について

・エアコン設置場所のサイズについての注意

・室外機を置く場所について
4:二階リビング、一階への影響も考えるべし
二階リビングにする場合、一階に関してもいろいろと考えるべきことがあるなあと住んでから気づいています…。
二階の音が一階に響く!隣近所にも…?
二階で子どもが走り回っていると、かなり一階に響きます。この音が、隣近所にも響いていそうで心配です…。
二階リビングの防音対策に、防音できる床などにすればよかったです。
寝室・子ども部屋が「一階」なので、隣家の音が気になる
二階がリビングということは、個室・各自の寝る部屋が一階になるということ…。
広いおうちなら二階に寝室・子ども部屋も可能ですが、我が家は100平米ほどのおうちなのでそれはムリでした。
そうすると、予想外なことが起き…。寝室・子ども部屋の窓のすぐそばに、隣家のお風呂場があり、夜中にお風呂の音が気になって!
その対策のために内窓(インプラス)を付けました。
防音にはもちろん、防犯にもなるし、寒さ対策にもなるし、それはそれでよかったのですが。
子ども部屋、くもりガラス(型ガラス)にすべきだった?

子供部屋の窓はすべて引き違い窓で、透明ガラスにしてしまいました…。
住宅密集地なのでなおさら、一階が子ども部屋なので隣家からの目線に気を付けるべきでした。
結局は、「ガラスフィルム」を貼り付けたり、夜でも透けにくいミラーレースカーテンを購入したりして、対策しています。
玄関の鍵、電子錠にすべきだった?玄関には死角が欲しかった(置き配のため)
家族が帰ってくるたびに、下まで降りて鍵を開けに行くのが面倒に感じてきました…。階段を下りるので、貧血でふらつきやすい私には危ないし。
宅配便も、玄関に死角になる場所がなくて不安なのでなるべく対面受け取りにしているのですがやっぱり面倒ですね。玄関に死角があればもう少し安心して置き配を依頼できたのになあ。
布団干しがしづらい。布団乾燥機で解決?

一階が個室なので、二階まで布団を運んで、干して、戻して…というのがかなりの重労働!
家族が多いと布団の数も多いので、とてもやっていられません!
そこで我が家は「布団乾燥機」を購入し、乗り切っています。

5:やってよかったことも
2階リビングのために、やってよかったこともいくつかあります。
・二階にファミリークローゼットを作った。

・洗濯の導線がよくて楽。ホスクリーンなどが便利。
・家事が楽な導線ができた。

脱衣所、洗濯機、干す場所、片付ける場所がぜんぶ2階にあるのでとても楽です。
・1階にもインターホン子機を置いた。

一階にいる時にドアホンが鳴ることが時々あるので、度々活躍しています。幼稚園バスを待つときなどにも活躍しました。
・広めのベランダがリビング続きで便利。プール、雪遊び、子どもの遊び場、洗濯干しなど。大量の洗濯物も余裕で干せます。

ただし、南西向きの2階リビングのバルコニーなので、夏の午後の直射日光が容赦なくて、かなり暑いし、直射日光にさらされたバルコニーからの熱(輻射熱)も、リビング内の暑さに影響していそうな気がします。
そのため、スタイルシェードをななめにかけて置くことが欠かせません…。

バルコニーを付けるなら最低限のサイズでもよかったかも。
でも、洗濯物がたくさんある日とかは広くてよかった…と思っているので、難しいところですが…。
※バルコニーの暑さ対策について
・南西向き2階リビングで窓も大きく午後がぽかぽかあったかい。

・建築化照明や勾配天井で特別感?を出せた

※勾配天井に関しては、後悔や思わぬデメリットもありましたが…
他にも、リビングにスタディカウンターを作ったりキッズスペースとしてのフラットな3畳の和スペースなどを作りましたが、二階リビングとは関係なく普通のリビングとしてのお話かな?

また、入居して2年半後の2階リビングへの感想は…。よい面も悪い面も経験して…。
意外と、2階から1階へ「降りる」のは気が楽なので、ふだんは面倒さはそこまで感じないかも。(体調が悪いときとかは別ですが…)
・「注文住宅でこうしてよかった」点
冬の寒い朝や、リビングにひとりしかいないときは、エアコンをガンガン強くするよりも、「電気毛布」タイプのひざかけが最強です!すごくあったかくてこたつに入っているような快適さです。電気代も安くすむので節電対策にもおすすめです。