2018年築の注文住宅の我が家ですが、「リビングの一角に、子どもが2、3人同時に使える勉強用カウンター(スタディカウンター)を作る」ことを重視していました。
でも、結局使わなかった、いらなかった…という事態を防ぎ、子どもに気に入ってもらえてしっかりと使われるためには、カウンターの作り方にも注意が必要かも…!と思います。
また、パソコン用に作ったカウンターに関しては、ちょっと失敗・後悔した点がありました。
「リビングにスタディカウンターが欲しい」と思った理由
私も夫も大学受験の時の自宅学習は主に「リビング」だった、という経験があり、リビングに勉強用のカウンターを作りたい、という強い希望がありました。
個室にこもって勉強をしていた時期ももちろんあるのですが、どうしても途中で息がつまってしまったり、一人だからこそ誰の目もないので気が散ってしまい、漫画を読みだして止まらなくなることも…。
でも、図書館やカフェなど、人目が適度にある場所の方が勉強しやすいのと同じように、リビングで、家族の存在がある方が、息もつまらないし、意外と集中できる気がします。(人によって違うとは思いますが)
また、リビング学習のメリットとして、「うるさい場所でも集中する力が付く」というものもあるそうです。
ただし、子供の性格によっては、個室で勉強したほうが集中できる、親や兄弟がいる場所だと落ち着かない、という場合もあると思います。その場合はもしかしたら使われず、いらなかったということもあるかもしれません。
子供がいない場合も、パソコンスペースや読書、家計簿を付ける、裁縫など、色々な用途があります。
リビングのスタディカウンター・スタディコーナーの「デメリット」
- テレビや家族の声で気が散るかもしれない
- リビングが勉強道具でごちゃつく可能性がある
- 造り付けのカウンターや足元が、消しカスなどで汚れることがある
- 使いづらい場合は邪魔・無駄になるかもしれないし、撤去するのは大変
- 設置するにもお金がかかる
カウンターの作り方次第では、あまり使われず、物置になってしまったり、もったいない場所になってしまうかもしれません…。
しかも設置にもお金がかかるうえに、撤去するにもお金がかかって手間だったりします。
わが家の失敗・後悔した「パソコンカウンター」
ダイニング後ろの壁に、「パソコン用のカウンター」を作ったのですが、結局、パソコンカウンターとしては使われておらず、ダイニングテーブルでパソコン作業をしています。
理由は、壁に向かってパソコン作業は落ち着かない、「うしろからのぞき込まれるかもしれないという落ち着かなさ」があるから。
また、カウンターの奥行きがちょっと浅く(30㎝)、大きめのノートパソコンだとちょっと不安定になるためです。
ダイニングテーブルでのパソコン作業が終わった後、すぐにこのカウンターの上にしまえるので、食事前後の片づけもとてもラクで助かっていますが、パソコンカウンターとしてはちょっと失敗だと思っています…。
リビングのスタディカウンター・スタディコーナーの「メリット」
- 子供たちが勉強に取り掛かりやすい・空調もきいている(リビング内なので)
- 勉強以外にも様々な用途で使える
- 机を別で買って置くよりもスッキリとして見える
子供たちが勉強に取り掛かりやすい・空調もきいている(リビング内なので)
引っ越した当初から、一番上の子は、ごはんを食べるとき以外は、だいたい、リビングのスタディカウンターにいます。
学校から帰ってきたらカバンもここに置くし、すぐに道具を取り出して宿題ができる。ご飯の前後も移動が楽で、テレビも見れていい、と言っています。
リビングにあるのでエアコンでの空調もバッチリ利いているし、とても快適です。
勉強以外にも様々な用途で使える
他にも、私のアイロンがけや、お裁縫、コーヒータイムにちょっと腰掛ける、末っ子のお絵かき、色紙、工作、アクアビーズアート、ドリル、ちゃれんじ…などでもカウンターは大活躍。
もし勉強ではあまり使わなかった場合も、大人も子供もとにかくいろいろな用途で使えるので、わが家はあってよかったと思っています。
机を別で買って置くよりもスッキリとして見える
机を買ってきてリビングに置く、というのでも用途としては十分なのですが、やっぱり造り付けの方が見た目はすっきりとします。
後悔しない・使われるスタディカウンターの作り方のコツ
スタディカウンターは壁に向かわない(もしくは窓がある)
雑誌やネットなどで間取りを見ていると、スタディカウンターが壁に向かって設けられている間取りをよく見ます。
我が家も、最初はこんな感じの壁に向かった勉強用カウンターをイメージしていたのですが、間取りの関係もあり、壁に向かわないカウンターになりました。
こうなった結果、とてもよい!ということが分かってきました。
なぜなら、勉強をするときに、ずっと壁に向かうのと、目の前が抜けているのとでは、気分が違うからです。
カウンターに座ると、目の前は畳スペース、そして大きな掃き出し窓があり、視線はバッチリ抜けていて、息がつまりにくいです。
(もし目の前が壁でも、大きめの窓とかがあって、かつ外からの視線が気にならなければOKだと思います)
長女も、目の前が壁ではないし、むしろテレビも見れてしまうこのカウンターの位置と向きが、長く居ても心地よいポイントだと言っています。
また、壁に向かわないのでとても明るくて、手元用の照明もいらないです。(夜はさすがにダウンライトを付けますが)
カウンターに座ったとき、後ろが壁で人が通らない
また、後ろは誰も通らない(壁など)で、落ち着くというのも大切なポイント。
カフェで一人で座る時も、後ろが壁の方が落ち着きますよね。
カウンターの幅、奥行きが十分なサイズ
カウンターがあっても、ある程度の幅はもちろんですが、奥行きが小さすぎるとテキストとノートと筆箱と、さらにはタブレットも…と広げる時に不便です。
勉強を想定して、主に勉強スペースとして使うことを想定した壁側の机は、奥行きが深めになっています。(約52㎝)
また、カウンターの幅も、そこそこの長さを意識して作ってあります。子どもが3人は座れるサイズですが、テキストやらなにやらを置くと考えると2人が限界な感じで使っています。
近くに収納スペースがある(時間割もここでOK)
勉強をするには、テキストやノートや文房具や、いろいろと物が必要なので、わが家はカウンターの後ろに、階段上スペースを利用した収納を造り付けにしました。(階段上の収納なので、腰高上のみの収納)
この中に、学校の教科書やノート、塾のテキストなどが収納されていて、毎朝のランドセルの中身・持ち物の出し入れも、ほぼこの棚で済んでしまいます。
ちなみに、お絵かきグッズなどは、カウンターの足元で、ダイソーのソフトバスケットを使って収納しています。
実際に使われている勉強カウンターの現状、散らかり具合。
まとめ:スタディカウンター、わが家は作ってよかった
リビングにカウンターを付けても本当に使うの?と思うかもしれませんが、わが家ではスタディカウンターは本当に大活躍しています!
今後、子どもたちが勉強に使わなくなったら、段差もあるスペースなのでもしかしたら今ほどは使わなくなる可能性もありますが、私や夫のパソコンスペースや読書、お茶を飲む場所や、家事のスペースとして、使う気は満々です。
住んでみてから、主婦の私も自分の部屋が欲しかったな…と思ったけれど、カウンターで代用ができています!