狭小地の3階建ての家、後悔する?実はメリットも多い!老後のための間取りの工夫も。やっぱり便利な立地は最強!

最近、狭小地に3階建ての家が建っているという物件が増えています。

都会、都心部や駅の近くなど、土地の値段の高い場所でよく見かけるのですが、我が家も3階建ての家を内覧してみたり、注文住宅を建てるにあたって検討したことがあります。

どんなメリットやデメリットがあるのか、考えてみました。

【三階建ての家のメリット】

・土地が狭くても、ある程度広い面積の家にできる

・隔離・プライベートの確保がしやすい

・階がたくさんあることで空間に変化が生まれて楽しい

・運動になる

土地が狭くても(狭小地でも)、ある程度広い面積の家にできる

やっぱり、立地がよい場所に家を持てるのはすごくメリットが大きい!

駅近の便利な土地や、都心部、都会で土地の価格が高い地域、確保できたのがとても狭い土地という場合など、どうしても広い土地を確保するのが難しい場合や制限がある場合でも、

3階建ての家にすれば、広いリビングダイニングや2~3個の個室など、ある程度広い面積が確保できるのでとても便利です。

我が家も横幅の狭い土地に2階建ての注文住宅を建てましたが、やはり3階建てかせめてロフト部分を作っておけば、子ども部屋や来客の寝る部屋が確保できたのにな…とちょっと後悔しています。

隔離・プライベートの確保がしやすい

これは2階建てでも隔離がしやすいことには変わりはないのですが、3階建てであればより、万が一の時の隔離がしやすいと思います。

例えば、感染症にかかってしまった家族の寝床や生活を3階部分だけに限定して、トイレも3階のものを使ってもらい、お風呂は1日の最後に入ってもらうなど…。

その他の家族は普段通り1階、2階を安心して使うことができます。

我が家は2階建てですが1階部分にトイレ洗面寝室があるので、熱を出した家族は1階で過ごしてもらい、それ以外の家族は2階で過ごすことができました。

が、熱はないけど少し風邪症状のある家族がいたりした場合に、もう1フロアあれば、そこをサブ隔離階にできたかもな…と思ったりしました。

また、家族でテレワークをする人がいる場合も、3フロアあると音や気配的に家族からシャットアウトしやすく、テレワークがしやすかったりもします。

フロアが分かれていると、テレワークで会議中とかに子どもの声をかなり遠ざけることができて助かりました!

階がたくさんあることで空間に変化が生まれて楽しい

3フロアもあると、スキップフロアや吹き抜けを作ったり、勾配天井を作ってロフトも設置して…ネットを張ってみたり…という風に、階がいくつかあることで空間に変化が生まれて、遊び心のある楽しい家が作りやすいと思います。

また、我が家は家族5人でマンションに住んだこともありますが、マンションの1フロア生活は、とても楽だったし、段差がないので安全ですが、逆に、一人の時間が持ちたいときや家族が多くて息が詰まる時、逃げ場が少ないと感じる時もありました。

でも家に3フロアもあれば、家族の気配からある程度離れることができる場所が確保しやすいです。

階が違うだけで日当たり具合が違って雰囲気がずいぶん違ったりもするし、インテリアや家具のテイストを各階で変えてみるなど楽しい使い方もありますね。

運動になる

階段の上り下りや、特に荷物を持って上るのは大変…というのは確かにそうなのですが、逆に言うと毎日とても良い運動になるということが言えます。

階段での上り下りという運動はけっこう負荷の高い運動で、体力を維持するのにとても重要な運動が、家の中でしかも日常的にできるということ。

3フロアもあればおのずと大人も子供も毎日よい運動になります!

余談ではありますが…我が家は2階建ての2階リビングで、最上階の2階がやっぱり暑くなりやすいです。屋根に近いし、あまり断熱性能の高くない家なせいもあります。

でもLDK階の上にもう1階あれば、LDK階の暑さはちょっとましになるだろうなあ…と思うので、むしろ3階建てがうらやましいし、3階建てにすればよかったなあと思ったりもします。

【三階建ての家のデメリット】

・階段が多いので移動が面倒(各階にトイレがないとトイレの時に移動が不便)

・家具の搬入にクレーンが必要なことが多い

・老後やケガをした時が心配(間取りによっては工夫も可能!)

・小さい子供がいる場合に危険度が増す

階段が多いので移動が面倒(トイレのない階がある場合なども)

やはり3フロアあると、出かける際に急いでいる時、宅配便が来た時、忘れ物をした時、荷物を運びたい時、トイレに行きたい時、お風呂に入る時、掃除をする時、洗濯物を干したり取り込んだりしまったりする時など…階段での移動がどうしても多くなるので、面倒というのは事実ではあると思います。

また、狭小地の3階建ての家だと、2階のリビングにトイレがない間取りも多いので、子どものトイレトレーニングの時や、大人でも急にトイレに行きたくなった時に、ちょっと大変かも。

でも、トイレは、LDKから近い場所にあると、音やにおいがどうしても気になるし、リビングやキッチン、ダイニングからトイレが階段を介して離れた場所にあるのは、メリットといえばメリットかもしれないですね。

階段ののぼりおりも、慣れの問題だし、日常生活の中で階段の上り下りが当たり前になればそれだけ運動になります。運動はやっぱり大事!!

 

家具の搬入にクレーンが必要なことが多い

これは2階建て、2階リビングの我が家も同じなのですが、冷蔵庫やソファなど大きな家具は、階段の幅が狭いために階段経由では搬入できないことが多く、

窓やベランダからクレーンでの搬入になることが多いです。

土地の広さの制限から3階建てになることが多いので、幅の広い階段を設置するのも難しいことが多いですし、これは仕方のないことですね…。

我が家も引っ越しの際、クレーンでソファと冷蔵庫を上げてもらいました。費用は+2~3万くらいかなという感じでした。思ったより短時間ですぐ搬入が終わりびっくりしましたが、今後の家具家電の買い替えは、ちょっと面倒なので躊躇してしまっています。

小さい子供がいる場合に危険度が増す

まだ小さい赤ちゃんや子供がいる場合、階段が多いというのはやはり危険度が増します。

我が家も子供が階段から落ちてしまったことがあるし、友人の子もほんの数段足を踏み外しただけでケガをして…というのを聞きました。

子どもの事故を防ぐためには、常に目を離さないようにしたり、階段の降り口や登り口にしっかりとゲートを設置して開けっ放しにしないなど、十分に気を付ける必要があります。

我が家は、末っ子がある程度大きくなってから2階リビングの家に引っ越したのであまり問題なかったのですが、小さい子がいる場合はかなり注意が必要だと思います。

老後やケガをした時が心配

3階建ての家で一番よく言われるのが、老後やケガをした時の心配です。

確かに、年を取って足腰が弱った時やケガをした時に、2階、3階への上り下りはとても大変です。

お年寄りが階段から転げ落ちてケガをして…というお話を近所でも度々聞きますし、確かに大問題です。

間取りによっては老後のための工夫も可能!

ただ、住宅用のエレベーターを設置するという方法もあるし(我が家も1階ウォークインクローゼットと2階のクローゼットの位置をある程度揃え、将来的にエレベーターが設置できるように少しだけ考えました)、

間取り次第では、1階だけで生活できるようにすることも可能です。

例えば、3階建ての建売の家だと、一階には玄関、個室一つ、トイレ、洗面、お風呂があることが多いです。

1階には大抵キッチンはないので料理はできませんが、料理をあきらめれば、老後に1階だけで過ごすことが可能です。

その場合、小さい冷蔵庫や電子レンジを1階に設置すれば、キッチンがなくてもなんとかなりそうな気もします。

もしくはリフォームでミニキッチンを1階に設置するという方法もあるでしょうし、色々な方法があると思います。

売却して引っ越しという方法もあり

狭い土地に建つ3階建ての家は、利便性の高い地域に建っていることが多いので、3階建てで暮らすのがつらくなったら売却して引っ越し、という方法もあります。

駅から近い、都心部にある、人気の高い地域にある、などの強みがあれば、意外と高く売却できることもあります。

我が家も、周りを家に囲まれた日当たりの悪い建売住宅でしたが駅から近いという強みがあったので、あまり大きな損をせずに売却できたことがありました。

 

【まとめ】3階建ての家、メリットも多い!

3階建ての家はデメリットが多い…と思われがちですが、私としては、意外とメリットも多いのではと思っています。

間取りの工夫は必要かとは思いますが、それでも、「便利な立地」というのは最強!だと思います。

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