最近(2020年7月頃)、強い風によって、斜めになるどころか、いよいよ倒れてしまった我が家のシンボルツリー、オリーブ…。
植えてからまだ2年ほどですが、新しい枝がよく伸びて、若い葉も増える成長期にはあまりにふさふさとしてしまい、重くなって倒れやすかった、という可能性があります。
今後の風対策としても、葉や枝を減らして、風の影響を受けにくくしておくことが大切。
しかも一度倒れてしまった木の根はちょっと弱っているので、葉を少なくしておくことが望ましいようです。
参考文献:岡井路子「オリーブ」NHK出版,2018年10月
剪定に適した時期は、春先
オリーブの大幅な剪定に適しているのは、2月頃、もしくは3月頃、寒さがゆるみはじめるけれどもまだ成長期には入らない、成長が緩やかな時期。
とはいえ、不要な枝の剪定は一年を通して行うべきで、
成長期の5月から10月頃にも、見た目を整えるために伸びてしまった枝を切るという必要にもかられるので、この場合は気を付けながら、やりすぎにならないように剪定をしよう、ということになります。
剪定はさみを使う
しばらくの間、ダイソーで買った普通の形の園芸用はさみを使っていたのですが、太い枝が切りにくくて、あきらめてばかりいました。
でもネットで専用の剪定鋏を買ってからは本当に剪定作業が楽になりました!

アルミダイキャスト剪定鋏、お手頃価格なのに本当によく切れる…!早く買えばよかったと心から思うもののひとつです。
また、ハサミを使ったあとは、きちんと汚れを落とし、乾燥させるなどのケアも大事ですね。
切り口に、専用の薬を塗る
剪定をした切り口、特に大きな切り口の場合は、切り口癒合剤を塗っておくと安心できます。


そんな薬剤があるとは全く知りませんでした…!これは早めに購入しなければ。(後日、実際に購入して、よく使っています。)
ぐらぐらしてしまうオリーブは剪定した方がいい?
この倒れやすいオリーブ…もし弱っているせいなら、あまり剪定しないほうがいいのかな?と不安にもなってしまったのですが、結論としては、きちんと剪定してケアしてあげたほうが倒れにくくなるし、台風が来る前に軽くしてあげたほうがいいですね。

我が家のオリーブのように、根元がちょっとぐらついてしまっている場合、根っこに少しダメージがあると思われます。
葉や枝が多いと、強い風の影響を受けやすいです。
そのため、葉を減らして軽くするために、長く伸びてしまった枝を短くしたり、以下で書くような不要な枝を切り落とす作業をしていきます。
剪定するとよい枝は?

とにかくたくさんの枝があるので、いったいどれを切ればいいのか…と思っていたのですが、いろいろと調べてみると答えが分かりました。
・下の方(根元の方)に向かっている枝
・本体(幹)や根元から生えている枝
・内側に向かっている枝
・交わってしまっている枝のどちらか
・二股に分かれている枝のどちらか
・同じ向きに生えている枝(平行枝)のどちらか
・長すぎる枝(根元から切り落とすか、3分の1くらいまで切り詰める)
・上に向かって伸びている枝(横に伸びていく枝と交わってしまいやすいため)
このうち、「平行枝」については、確かにこれはちょっと邪魔かも…と思っていました。
この場合は、どちらか、いずれか一個を残して他は切り取ると良いです。

また、上に向かっている枝や下に向かっている枝、長く伸びすぎてしまっている枝も、ちょっと気になってはいました。
が、しっかり長く太く伸びている枝を切るのはちょっと…と思っているうちに、かなり太く長く成長していってしまい、収拾がつかなくなっています…!
成長期にあまりに太い枝を切り取るのは怖いので、とりあえずは伸びすぎた枝を切って見た目をある程度整える目的で、軽く剪定をしてみたいと思います。
そして去年のように、秋頃にスズメガの幼虫やハマキムシにやられて大量に剪定せざるを得ない状況になってしまわないように、気を付けて見守っていきたいです。
※オリーブの育て方についての本は欠かせません!手元に置いて、何度も読み返しています。月ごとのお手入れ方法などが載っているのでとても見やすいです。
