家を建てる際、ユーティリティールーム(家事室)や「家事コーナー」があったらいいなあと少し思ってはいましたが、小さな家ではどうしても限りがあったので、あきらめることになりました。
そのかわり、リビングに「カウンター」をたくさん作ったので、好きな本を置いたり読んだり、アイロンをかけたり裁縫をしたり、という場所には困っていないのですが…。
でもやっぱり、「自分だけが自由に使える空間・スペース」も欲しかったな…と思うきっかけがありました。
ユーティリティールーム(家事室)や自分の部屋が欲しかった・なくて後悔した理由
- 自分の趣味のものを飾る場所が欲しくなったから
- ユーティリティールーム(家事室)があれば家事が楽だったかも
自分の趣味のものを飾る場所が欲しくなったから
最近、とあるアーティストにはまってしまい…、人生で初めてといえるくらい、グッズを買ったり、ファンクラブに入ったりしています。
好きなものは好き!とはいえさすがに、リビングにでかでかとグッズやポスター…というのは気が引けます。
寝室に書斎的な場所はあるけど夫のスペースがメインだし、寝る前と起きたときしか見れない。
というわけで、リビングのそばに、自分だけのコーナーがあるとよかったのになあと…。
ほんの1畳、いや半畳でも構わないので、ちょっと籠ることもできる場所があれば、気兼ねなく、好きな物で染めることができたのになあと。
ユーティリティールーム(家事室)があれば家事が楽だったかも
半畳程度と本当に小さくてよいので家事室、もしくは家事用カウンター的な、私だけの場所があればよかったかもしれません。
それがあれば、アイロンやミシン、裁縫箱を出しっぱなしにしておいてもいいだろうし、洗濯物もリビングから目立たせず干せただろうし、そこを好きなポスターなどで飾ってもよかっただろうし…。
ただし家事室にもデメリットがある
- リビングダイニングの近くに設置すると便利だが、その分LDKが狭くなる
- 狭い閉鎖的な空間になってしまうと、使い勝手や居心地が悪いかも
- 使いづらい家事室だと、使われなくなってしまうかも…
ただし、家事室を作ったとしても、色々なものを出しっぱなしにしたり好きなものを飾ることでごちゃつかないようにするには、リビングやダイニングからは見えないように壁や扉を付けて独立させないといけないし、
使い勝手を考えると、リビングダイニングの近くである必要があります。
独立した小さな書斎のようなイメージで、扉も閉められるような間取りにすると、狭くて閉塞感があるのも居心地が悪そうだし、洗濯物も干すとなると狭くて使いづらくて、結局使わない…となるのももったいないです。
さらに、家事室を作ることでリビングが狭くなってしまうのも、「広いリビングが欲しい」という希望が強かった我が家にはネックでした…。
「趣味のものを置くスペース」の代用…ニッチ・カウンター・棚
「ニッチ」
「ここ、いいかも?」という場所を発見。いつもパソコンをしているダイニングテーブルの真横にある、横に細長い「ニッチ」です。
ここに、読みかけの本やらお気に入りの本やら、カレンダーやら、ついつい置いてしまっているのですが、この限られたスペースだけなら、好きなグループのグッズを少し置いても悪目立ちしないかも!?
パソコンのそばのスペースなので、自分の目にはよく入るし。
食事中の家族にも目に付くと思いますが、みんなけっこうテレビの方を見ちゃってるし問題ないかも!
もし来客があった場合は…けっこう目立ちますが…その時はさっと片づけてもいいわけだし。
大きなポスターとかはムリでも(そもそもやっぱり大きなポスターは気恥ずかしいし)、フォトカードとかなら置けそう。
実際にこのあと、ダイニングのニッチがすっかり私の推し活グッズゾーンとして大活躍しています!!手に取りやすい、目にもつきやすい、でもそもそも狭いスペースなのでごちゃついて見えにくい、なかなかよいスペースになっています。
また、雑誌は、「マガジンラックニッチ」がぴったりです。
カウンター
クリアファイルなど少し大きなものは、ダイニングテーブル後ろにあるカウンターの一角にコーナーを作ることにしました。
寝室に作ったカウンターも、一部だけを私用の場所として使うことにしました。
ニッチやカウンターが、意外な面でも活躍する可能性…作っておいてよかったです。
カラーボックスなど収納棚
例えば先日、畳コーナーに置くためにニトリの「Nカラボ」を購入して、子どもたちの本などを置く場所にしたのですが、
こういうカラーボックスや、その隣にあるプラスチック製の引き出しは、お値段もお手頃だし、ちょっとした場所さえあれば置けるスリムなサイズのものも多いので、趣味の物を飾る場所としても便利ですね。
「家事室」の代用になる場所…畳スペース・カウンター
広々としたリビングやクローゼットを作ることを優先したため、家事室を作るスペースはなくなりましたが、代用になるスペースは意外とありました。
畳スペース(畳コーナー)のホスクリーン
ちなみに洗濯物の一時干しや、おしゃれ着を干す場所として、ホスクリーンを付けた場所は、リビングの畳スペース上。
リビングに洗濯物を干しっぱなしにするのは抵抗がある場合も多いかもしれませんが、我が家はめったに来客はないし、基本はすぐ隣のバルコニーに干すし、雨の日は浴室乾燥機(ガス式)を使うので、あまり気にしていません。
洗面所のホスクリーンも、補助用的な存在として活躍しています。
アイロンがけや裁縫には「スタディカウンター」がぴったり
アイロンやお裁縫の場所は、リビングに作ったL字型のスタディカウンターでちょうどいい感じです。
カウンターの反対側から、立ったままでアイロンをかけるのにちょうどいい高さです。(床からカウンターまでの高さは約76㎝)コンセントもたくさん付けたのでいい感じに使えます。
2段の段差があるちょっとしたスキップフロアになっていて、この段差に腰かけてボタン付けなどをするのがちょうどいいです。
アイロンやお裁縫箱を出しっぱなしにはできませんが、すぐ近くにあるリビング収納にすぐにしまえるので、慣れてきたらあまり面倒には感じていません。
いろいろな用途に使えるオープンスペースが結局便利かも?
「ユーティリティースペース」「家事室」という風に用途を限定して部屋を作ってしまうと、もし何らかの理由で使い勝手が悪く、いまいち使われない場所になってしまうと、とてももったいないです。
我が家は家事室は作りませんでしたが、リビングの一角のカウンターや畳スペースなどで家事をするのが定番になっているし、もちろん、このカウンターや畳スペースは、他にもいろいろな用途に使われていて、本当に大活躍しています。
色々な用途で使える、しかも閉塞感のないオープンスペースなおかげで、家事がしやすく、ふと思い出した時にもさっと取り掛かれるし、テレビを見ながら気分よく済ませられます。
推し活グッズ置き場になったニッチやカウンター、マガジンラックも、もし邪魔に思うようになれば、片付けて寝室など違う場所へ移動させればいいし、
流動性のある使い方ができる、今の間取りといろいろなオプション(カウンター、ニッチ、あちこちにつけたコンセント)が、よかったなあと思っています。